■11月10日
7時前に起きました。そのまま朝風呂を浴びに行きました。朝風呂って入ると却って疲れが出るそうですが、でもやっぱり温泉に来たら入りたいですよねえ。
今朝も運良く温泉には誰もいなくて、また露天風呂独り占め。明るく晴れて、でも冷えていそうな空と湯気を見上げてぼんやり。明るいときに入るお風呂ってやっぱり夜のお風呂とはまた違いますよねえ。お湯も浴槽も昨日とは違って見えるような感じ。さっぱりとあったまって、朝ごはん。

旅館の近くの長瀞、岩畳。層になった岩が畳のように、階段のように幾重にも広がっているところ。緑がかってせりだす、独特の岩。紅葉にはまだちょっと早い感じ。でももうすぐ見事に紅葉するんだろうなあというのが見ていて感じられて、それもまた綺麗でした。

天気がよく、日が差しているととても暖かい。
階段状の岩の間は落差があったり距離があったりして、その間をぴょんぴょん飛んで歩くのが何か楽しかった。最初は危ないから気をつけて動こうとか思ってたのに、だんだんぴょんぴょん飛ぶのに夢中になって、気分はカモシカ(笑)。飛び回って遊んでました(笑)。

この川は荒川。遠くから見ると深いエメラルドグリーン。ちらほらと黄色や赤い葉が浮いて流れていたりして。近づくと川底の岩が手に取れそうなくらい澄んでいました。

船に乗ってライン下りをしました。あと2、3センチ水かさが少なかったら中止になってたそうで、浅いところにいくと船の底に岩があたってごりごり揺れる。でも深いところは水深5メートルくらい。深く深く、でもエメラルドグリーンの水の向こうに川底が見えました。カーブでは水しぶきがかかるので船の横にあるビニールをさっと上げて濡れないようにする。せりだすような、不思議な形をした岩や、名水・日本水が小さな滝のように流れ落ちるのを見たり、オートキャンプ場の横を通ってみたり。流れに乗って速く、ゆったりと。

20分くらい船に乗って川下りをして、その後は長瀞にある宝登神社に行きました。秩父三社のひとつで、ヤマトタケルノミコト伝説のある神社。ロープウェイに乗って宝登山の頂上近くにある奥宮に行きました。展望台で秩父連峰を眺めたり。本格的に紅葉が始まる前の緑の葉のつややかさと、枯れゆく乾いてゆく感じが混じった、不思議な色合いの山々。小さく見える長瀞の町を見下ろして、森の中にある奥宮に参拝。ちょっと意外に思うくらい小さな社。おみくじ引いたら秩父神社と同じく大吉だったので、何かちょっとびっくり、感動。本当に大吉なのかも…とどきどきして、今度は枝にきちんと結んでおきました。

ロープウェイで下に戻って、宝登神社の本殿参拝して、長瀞駅前で名物という「おっ切りうどん」を食べました。おっ切りって何だと思ったら、太くてひらべったい麺のうどんが出てきました。普通のうどんを三本分くらい集めて潰したような感じ。それを味噌風味の濃い汁とあぶらあげと一緒に食べる。普通のうどんより味が濃いくて美味しい。麺も太くてもちっとしてて食べ応えあるし。味噌おでんの汁でうどん食べてるみたいでした。新鮮な感動、新鮮な美味しさ。体もあったかくなって幸せ気分。
そして電車でぐっすり眠りながら秩父に戻り、駅前で色々お土産を見て、レッドアロー号で帰りました。短かったけど、そして職員旅行で楽しいか色々不安はありましたが、まあなかなかに楽しかったです。綺麗な景色と綺麗な空気、そして温泉というだけで十分贅沢な気分になりましたし。温泉は最高ですねえ、もう1回くらい行きたいです。ほう(溜息)。
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