* *夏休みサイパン旅行* *

1日目

成田から3時間の南国サイパン。行きの飛行機のスチュワーデスが妙に迫力あって怖かったですが(冷房きんきんに効いて寒いのに冷たいウーロン茶しかくれないとか…毛布にくるまって色んな意味でガクガク。笑)、とりあえず無事にサイパン着。海外!なんですが、周りは日本人ばかり(家族連れが多かった)、空港職員も日本語堪能、ホテルまではJTBのバス、車内で日本語のサイパン観光案内ビデオ、ということであんまり海外に来た緊張感がなかったです(いいのかわるいのか)。

到着したのは現地時間午後3時。日本との時差は1時間。サイパン空港に着いて時計を1時間進めました。進めた分の1時間はどこにいっちゃったんだろう…。日本に帰ったときにはまた自動的に取り戻されている1時間。休みの中のさらに休みの1時間。

晴れた空、繁る緑の感じが奔放というか力強くて南国っぽい。平屋の小さな建物が椰子のあいだにぽつんぽつんとあって、潮にやけた古っぽい日本語の看板がたくさんあって、何だか不思議な光景。荷台つきの左ハンドルの車の埃っぽいくすんだ車体。白くて埃っぽい広い道。椰子の葉の影。何処か懐かしい「外国っぽい」外国風景。冷房効いたバスの車内、遮光ガラスを通してみるせいか、絵に描いたような南国っぷりのせいか、何だか映画のセットのようでした。ぽわんと景色を眺めながらホテルまで。

ホテルはハイアットリージェンシー。椰子とプルメリア(白い可憐な南国の花)、ハイビスカスが咲き乱れるエントランスを通ると、籐の椅子に南国植物溢れる吹き抜けのロビー。庭の先にビーチが光っているのがちょっと見えるという。リゾートホテルだ!と目が覚めたように感動。しかしさすが南国というか、何処のホテルもロビーが吹き抜けというかドアなんて全然なくて向こうにビーチが見渡せる開放的なつくり。涼しくはないけど、グアバかパッションフルーツか、何かの甘い匂いがして、明るくて綺麗でした。リゾートホテルだなあ(感動)。

部屋からの眺め。噴水のある庭(ハイビスカスと椰子が植わっている)の向こうがビーチ。サイパンで一番有名なマイクロビーチ。

部屋で早速水着に着替えてビーチへ。肌が露出すると余計に感じる南国の空気。体にぴったりとくっつくような密な暑さ、湿度。けれど決して息苦しいとかいうことはなく。まるで水に入ったみたいに、一瞬びっくりするけどすぐに馴染む、不思議な空気。
ラグーンを抜けて、徒歩3分もしないでビーチ。白い砂、逆光になる椰子、海に向かって並ぶチェア、そして水平線まで広がる青い海。海に浮かぶ島(マニャガハ島)が見えたりして。まさに南国!のビーチ!絵に描いたようで一瞬ぽかんと立ち尽くしてしまいましたですよ。サイパンって本当にサイパンなんだなあ…(ぽかん)。
空が本当に広くて高くて、立ち上る雲が本当に大きく気持ちよさそうでした。風の通る道に、空の高さのままに生まれて育ったという感じの自由な美しい姿。傾きかかる太陽の光をはらんでやわらかな微妙な光りかた、眩しいのに淡く透き通るような色合い。いつまで見ていても見飽きない…。

しかし海もまた綺麗!本当に綺麗でした。透き通る青い水、ってこういうことを云うんだなあ…という感じ。何処までも澄んでいる。そして何処までも遠浅。深くても腰のあたりくらいまでしかない。泳ぐというよりは、潜るというよりは漂うという感じでした。そんな感じでも魚が見えるのでびっくり。目の前をついつい泳いでる。アジの仲間だろう銀色の小さな魚とかサヨリみたいな魚。ツノダシみたいなものいました。熱帯魚が海にいる…!(笑)。波打ち際の本当にぎりぎりのところまでついついっと魚が泳いでいたりして。
午後の遅い時間だったからか、水がぬるいというよりあったかかったです。お風呂のようないい湯加減(笑)。こんなにも広い海がこんなにあったかくなるって、サイパンの太陽って一体どれほどの威力なんだろう…。

夕暮れ。「暗くなる」のではなく、光が透き通っていく感じ。海や空がゆっくりと色を変えて、けれど美しさは変わらずに。ゆっくりと海を漂って、帰りはビーチを歩いて帰りました。海があったかかったのに、砂はさらさらしてさっぱり。あかるい、静かなビーチ。海から漂う夜の気配。

日暮れは6時過ぎ。いつまでも空が明るいので、何だか時間の感覚が溶けそうでした。

部屋に戻って、シャワーを浴びて、夕ご飯を食べに夜のガラパンへ。

毎週木曜日にはガラパンのメインストリートでストリートマーケットというのが開催されるそうで、今日はちょうどその木曜日。行ってみると、縁日みたいに屋台がずらっとストリートに並んでいて、日本人観光客やローカルの人で賑わってました。

料理は中華とかベトナム料理がメイン。魚の揚げ物とか野菜のあんかけ、生春巻き、チキンの串焼きとか。そのなかから好きなメニューを4つ選んで、ピラフがついて、スープがついて、5ドルでした。
賑やかに混雑するなかであれこれ料理を選んでお皿に盛ってもらうのがとてもわくわくと楽しい。

屋台の側にイスがあったのでそこに座って食べました。周りは歩いてる人やお店から出てきて客寄せ兼夕涼みしている人がたくさんいて、ざわざわして賑やか。ただ、買ったジュースが(ローカルの銘柄)すごくまずかったのでびっくりでした(笑)。炭酸飲料なんですが、やたら甘くて、でも口に広がる後味が軟膏のにおいという…(笑)。何だこれ、本当にびっくりするまずさ(笑)。

ストリートの中央に舞台があって、そこでローカルの人が踊りを披露したり、バンドで音楽演奏したりしてました。観光客向けではなくて、ローカルの人たちが楽しむためのものという感じでマイペースに楽しそう。

雨が降ってきたので(サイパンは今ちょうど雨季なので毎日雨が降る。でも1時間くらい降ったら止んじゃう)ストリートのお店を眺めつつ雨宿り。木曜日なのでセール、というお店が多くて水着とかパレオとかを色々チェック。日本のよりも色合いが鮮やかというかカラフル。日本の海では着れないかも…(笑)。とかいいつつ、58ドルの水着が10ドルになっていたので、つい思わず購入してしまいました。カラフルなブルーの、南国風花柄の、ビキニ…。ワーオ!日本では絶対に着れない(笑)。でも買っちゃいました。ちょっとどきどき…。

それにしてもガラパンって日本人が多いので日本人向けのお店が多い。「居酒屋ふるさと」とか「鳥吉」とか「海賊」とかいう名前で、メニューも日本語、日本人向け。何か外国にいるような感じがしないというか、微妙な違和感というか…。「金八」というお店もありました(笑)。何故金八…(ちょっと懐かしい雑貨屋さんという感じでした)。

そんなこんなでガラパン1日目の夜。帰り道の123マーケットでビールとグアバクッキー(南国!)を買ってホテルに帰りました。
シャワー浴びて水着試着して、ビールでサイパンに乾杯。何だか南国サイパンに来た実感がわかないような、すっかり馴染んでしまっているような、不思議な浮遊感を感じつつ。

夜のリージェンシーのロビー。明るいんだけど、夜の気配がとても濃く感じられるような。

明日はホテル前のビーチからも見えたマニャガハ島に行ってマリンスポーツをする予定です。続きます。


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