2007/08/31 起死回生、プライドを捨てて幸福を取り戻そう

人の心って似てる、っていうかそんなに違わない。同じ人だから。でも同時に全然違う。考えもつかないことを考えて振舞って言葉を話す。同じものはないし、ひとつにまとめることも出来ない。出来るわけない。
何かが共通していると思うこともあるし、ひとつになっていると感じるときもあるし、でも分断されて断絶されて聴こえない見えない触れられないということもある。
それでもその向こうで人の心は生きているので、現実は動いて色んなものが生まれて消える。
円の環の中でぐるぐるしている。同時にそれはパラレルに存在する個別のものである。

哲学なんだか心理なんだか妄想なんだか(笑…)、何だかそんなことを考えたら止まらなくなりました。
でも何だかよく分からないけど、最近はよくなりつつあるのは実感としてあるんですよね。戻りつつある、新しくなりつつある。そんな感じ。

何度も思うけど、私って本当落ちて沈んでも底に触れると自動的に浮かび上がってくる。否応なしに、そういうスイッチがあるみたいに、本能チックに上がろうとする。
生きているならば前を向いて、前へ進まなくては、と私はプログラムされているかのよう。
正直そういうところが自分で嫌だ、疲れる、学習しないばかな動物みたい、と思うときもあるのですが、それでもそういう生き物なんだなあ…。しょうがない。そういう生き物だからそういう風に生きていくしかない。
生きているならば前を向いて、前へ進まなくては。
何なんだろう、体は虚弱だから代わりにこの精神の変な回復力というか無駄な強さを与えられたような気もする。バランスが取れているようで、取れてないんだけど。悪くはないけど、たまにもてあます。
いつか強い体を持った人にこの精神を受け渡したい。そして広い遠いところへ行って面白いことして欲しいな、なんてことを夢想します。
重くて不自由で強くてアンバランスなこの体。強くて弱い。でも生きている以上の強みはない。私の心と魂は何処までいけるのでしょう。高く深く遠く。
10年目、これから先を生きる意味というのを時々考えます。
そんな夏の終わり。

2007/08/30 喜びのキスと悔しさの涙の場所

旅行後の割に意外と好調だなあと思ってたけど、やっぱり今日くらいから疲れが出てきました。寝てるはずなのに寝た気がしない。だるい。
早く週末にならないかなーとか思っちゃう。

頭痛は今のところなし!すばらしい!それだけで人生が変わる!(おおげさっぽいけど真実)。
お腹は何か相変わらず微妙。意識して少なめ、軽めを心がけていますが、食後何となく不穏な気持ちになることがあります。油断禁物。

仕事で思ったこと。
がん治療で、最先端の治療は大学病院で、落ち着いたら一般病院で、終末期はホスピスで、って一見適切な医療を提供しているようで、患者さんからしてみたら、病院たらいまわしというか難民というかよるべがないというか…。

ターミナルだけど、でももしかしたらまた治療が出来るかも、頑張れるかも、という希望がこのシステムだと持てないんですよね。
「この病院に行く(戻る)ということは最期」ということを患者さんの家族や患者さんが思うということは医療のありようとして正しいのか?と思います。
ホスピスの意味と、「ここにいくことはイコール死(するべき治療も取る選択もない)」という意味は全然違う。

そもそも、この人ならと信じて賭けた主治医が変わるっていうのが患者さんのためになんてなってないのでは、と思う。見捨てられたとまではいかなくても切ない、たまらない気持ちになりますよね。

闘病における希望というものはあいまいで、揺らぎやすくて消えやすいものかもしれないけど、でもやっぱりさいごまでなくてはいけないものと思う。ていうか私はさいごまで希望があってほしい。
医療の最大の力は、そして医療だからこそ持てる力は、希望だと私は信じたい。
勝手な意見ですが。
でも希望がなかったら私MSWの仕事なんて出来ない…。精神的な意味でやっていけない。

転院を勧めるなら今ここの病院よりもひとつでも有利な、よい条件のところを。
たとえば自宅から近いとか、料金が安いとか、ペインコントロールが上手とか、環境がいいとか。何か、必ず何かひとつでもよいことがあるところを勧められなくては、MSWなんてただの病院経営のための道具じゃない。ただベッドを空けるためだけの事務処理担当じゃない。
患者様のための仕事じゃないじゃない。

でもときどき希望のない医療を見ざるを得ない。とても切ない。
システムの限界もあるし、私の能力不足もあるんだろうなあ。うまくいかないと切ない。悲しいとかを超えている。でも私は当事者じゃないから辛いっていうのも違う。切ない。

2007/08/28 たくさんの野望が入った紙袋を抱えて街を走る

仕事帰りにNLP講座の第三回目を受けてきました。
今回は大変ポジティブな内容でした。
そうだ、NLPって神経言語プログラミングだったんだ!と思い出しました。すっかり精神攻撃の一種だと思ってました。

人は自己認識(アイデンティティ)に基づいて正しいと思うこと(信念、価値観)が生まれ、それによって自分が出来る(と思う)こと=能力を見出だし、自分の行動が決まっていき、その行動が自分の環境(人間関係含む)を作り出す、というのがNLPの理論。
なので自己認識を変えれば環境も変わるのです。
単純な例えで云うと「自分は口下手だ」という自己認識を「自分は口下手ではない」と変えると、人前で話すのが苦手→得意と信念・価値観が変わり、人前で話せるようになる→実際会議とかで積極的に発言する→周囲の評価が変わることで仕事の内容や接する人間が変わってきたりする、というような感じ。

では自己認識を変えるにはどうしたらいいかというと「言葉」。
自分を定義づける言葉、認識していることを表す言葉、物事に対して感じることを表す言葉を変える。
「短気」という短所を「物事に積極的に関わる情熱を持ってる」と、「感情的」という短所を「自分の気持ちに正直で感受性豊か」と、言葉を変える。
でも言葉遊びにしないためには単なるポジティブな言葉ではなく、物事を多面的、多角的に、そして客観的に観て言葉を見つけないといけない。

言葉が入る(受け入れられる)のにテクニックとか準備とかはある程度要るとは思いましたが、他人から自分の短所をポジティブな言葉で表現(再定義)されると、何か結構かなり嬉しくて幸せになります…。
いかに日常的に、無意識的にネガティブ、自己評価低く生きているかがわかります。
リフレーム=自分の枠組みを広げること。
自分を過大評価して自惚れたり、現実を見ないのではなく、ただシンプルに「見方を変える」。

ふーむ。言葉の力って興味深い。
これをうまく入れられたら私は少しはマシになれるかもと思いました。

入れる、というか「入る」というのを心理学テクニックを使うときによく使います。MSWの面接技術を習うときにも使います。
何ていうんだろう、感覚的なものですが、相手の心をうまく掴めたとき、タイミングがつかめたときとか、相手の心に入ったと思えるきっかけ、そんなときに「入った」って云うんですよね。
自分に対して、自分に何かが「入った」って思う瞬間ってあんまりないけど、意識して「入った」って思えることがあるようにしたいな、とか思ったり。
自分以外のこと、人あるいは物、言葉に対して、すとんと構えずに入ることをしたいのです。入れて変えたい。まずとかく人から構えてるとか素直じゃないと云われるし、ガードが固いという自覚はあります…。。
自分が「入った」と思ったときの感触を逆に捉えてみると、何か分かるような、つかみ所ない、ような…。
でも素直っていうのは大事。開く意識。目は心の窓(感覚的に思ったことを断片的に)

NLPからずれましたが、まずは自分で自分にはめた枠(フレーム)をちゃんと掴みたいです。たぶんちょっと今フレームが歪んでるというかガタがはいってるところがあると、思う。
で、そのフレームは自分で変えられるって思う。そしたら、まずはそれだけでずいぶん変われるような気がする。
…難しいことですけれども。

2007/08/27 君と、新しい国

今日から仕事復帰。しかし中国での一週間と日本で過ぎてた一週間のギャップがどうも埋まらず、ふわふわした変な感じ。いつものように出勤してるんだけど、何か現実味がないような。
デスクの上に大量に積まれた書類、報告類をとにかく片付けていく一日でしたが、旅前から続いているケースの話も何かいまいちつながりが思い出せなかったり…。浦島太郎か。

頭痛は日本に帰ってきてからは特にないです。疲れも意外と今はあんまり感じないです。北京にいるとき移動時間となると寝ていたおかげかしら…(車に乗っているときの記憶があんまりない。笑)。
お腹は微妙に微妙な感じ。胃腸は間違いなく疲れている。というわけで三食控えめを心がけています。昼はおかゆとヨーグルト。

2007/08/26 帰国!

6泊7日の中国・北京旅行から帰ってきました!行く前はかなり結構衛生面とか衛生面とか衛生面とかを心配してたのですが、何とか無事に帰ってきました。
私の出発日(20日)に、那覇空港で飛行機事故があったそうで(しかも中華航空)、友達や家族に心配されましたが、私のほうは特に影響もありませんでした。

北京は晴天続きで毎日最高気温32度近く、広大な国だけに歩く歩く歩く!で、料理は美味しいけど量が多くて重いし、夜は夜で夜更かししてみたりで、健康なんだか不摂生なんだか。あっつい中歩いてるときには結構ズキズキガンガン頭が痛くなって何度鎮痛剤飲んだか正直覚えてない勢い…。
お腹のほうは毎日きちんとビオフェルミン飲んだ割には帰る頃には微妙にお腹が痛く、胃腸が弱った感じ。あせもとも湿疹ともつかないものが右腕内側と左手首に出来てたんですが(その塗り薬も持参してました)、さらにひどくなりました。
漢方も持っていったので、おおげさでなく行きと帰りの荷物の重さが違った…(笑)。まああとペットボトルの水と大量のティッシュ持ってったのもあるんですけどね!(どんだけ…)。

でもまあ初めての中国、色んな意味でカオス。エネルギッシュで摩訶不思議で広大で未知で面白かったです。日本に帰ってきて「え、一週間しか経ってないんだ!?」とびっくりしたくらい濃い毎日でした。
やっぱり人生は旅であり、旅は人生ですね。旅行はいいです、素晴らしいです。

2007/08/17 怖がらないで闇の向こうへ

お腹の調子は何とか元に戻りました。今思うと悪いものが出た?みたいな感じ。
今はあせも?湿疹?が腕にぶわーと出て痒かったり見た目がきもかったりするのですが、これもお腹同様デトックスだと思うことにします。
色々次から次へと出てくるので原因とかを追究するのが面倒くさくなっている私、「人体って不思議だなあ」というマジックワードを唱えてみる(笑)。対処療法主義。

中国旅行は20日(月)から26日(日)までです。来週は一週間まるまる不在。仕事は医療相談室でソーシャルワーカーやってるのが私一人なので、引継ぎはしてもほぼ機能しない状態…。何か新しいケースが出てきたりして…とか、予想外のことが起きたりして…とか思うと不安というか申し訳なくて休みを取れないような気持ちにもなるけど、こういう「私がいないとダメ!」みたいな感覚って実際はそんなことないし、私にとっても職場にとっても良くないとも思うので、ぱっと切り替えて、忘れて、思いっきり休むというのも大事だろうと思います。
普段も休みたい遊びたい旅行に行きたいと思っているのに、実際休むとなるとあれこれ心配で悪いことしてるような気持ちになっちゃうのって何なんだろう。日本人のサガかしら(笑)。

荷造りは地味にやっています。ついあれもこれも持っていきたくなるけど、いかに身軽になれるかが今回のテーマなのでそこらへんが難しい。リストを作り足し算引き算して、カバンに詰めてみたり出してみたり、結局何か頭も荷物もぐちゃぐちゃになり、そのまま放置してガイドブックを眺めてみたり(一種の逃避)。
旅支度は楽しいなあ(笑)。

2007/08/16 君と遊ぶ 誰もいない市街地

気温40.9度って人間の体温よりも高い。ていうか発熱して寝込んでいるような温度じゃないですか。お、おそろしすぎる…こんなことが本当に起こるんだなあ…。
暑い。暑すぎる。おかしくなるほど暑すぎる。

今日は午後から(特に夜から)ズッキンズッキン頭が痛くなりましたが、これはもう脳腫瘍とかそういうの関係ないような気がします。これだけ暑ければ健康人だって体壊しますよね…。

中国旅行に備えて整腸剤を買ってきました。この点に関してはいくら準備しても警戒しても足りないくらいだと思う…(そんな思いをしてまで何故わざわざ行くのかと云われると困るのですが。笑)。
せっかくだから今のうちから腸を整えておこう、と思って昨日の夜から飲み始めたら今日猛烈にくだりばら。ど、どうしてー!?
間違えて下剤飲んだのかと思って薬のビンを調べてしまいましたよ。ちゃんと整腸剤でしたよ…何なんだ…。
腸の働きが正常化しつつあってその影響で悪いものが出ている、んだと思いたい…。それにしても痛い(韻を踏んでみた)。

2007/08/14 この街を抜け出そう今ふたりで

お盆。毎年のことですが通勤電車ががらっがら…。何事が起きたのかと思う…(いや分かってますけど)。悠々と座れて嬉しい、けどちょっぴり落ち着かない感じもしないでも。
普段何にも思わないけど通勤電車ってすっごい人数が乗ってるけど、ほとんど誰も喋らないんですよね。むしろ喋ってる人がいると「うるさいなー」とか思ってしまうあたりが、ちょっとやばい傾向なのかも。人の心をなくしかけてるみたいな…。

職場も患者さんは少なく、お見舞いの人がたくさんなので、普段と雰囲気が違う。活気があるとも云えるし、ないとも云える。不思議な感じ。
病院によっては今週まるっと休みを取っているところもあるので、仕事のペースがスローダウン。ちょっとありがたい。

体調は昨日みたいな痛みはなくなりました。相変わらず出る理由も出ない理由も分からないけど、過ぎ去ってくれれば一安心するという。自然とともに暮らす、みたいな感覚に近いかも。自分の体なのにぃ!(笑)。

2007/08/13 胸に火をともそう もがき続けよう

夕方から猛烈に頭痛。痛いのとグラグラするのと、もう何だか頭も体もぐだぐだで吐き気もしてくる状態。頭が膨張して破裂しそうな気持ち。

起きていると痛みと吐き気でべこぼこに揉まれているような感じで辛いけど、横になっていれば楽というわけでもない…。
病気の辛さはこういう身の置き所のなさというかなすすべのなさだと思う(この無駄な明晰さは何なの)。
でも結局動けないので横になってじっとしている形になってきます。
アイスノンで頭を冷やしていたら、いいような…ていうか気がまぎれるというか…。熱っぽいのは楽になるのかも。何だかよく分からない。

いちかばちかでお風呂に入ってみたら、今回はセーフ。何にも変わらないけど、さっぱりしただけでも気分が違いますですね。
ダメなときはズッキンズッキン頭が割れるように痛くなります。
血のめぐりが悪いのかなあ…。冷房かけたりすると、体は暑くて冷房を求めている状態でも足(膝から下)は冷え冷えというか体温を失っていたりするので何ともはや。死体とはよく云ったもの…。

健康になりたいなあとぐずぐずと布団の中で考えながら眠る夏の夜。

2007/08/11 何もない?何かある?この道の彼方に

今年の夏休みが決まりました。中国は北京に行きます。来週から!!えー!と自分でも思うけど、今回の旅行のテーマは「色々考えない、心配しない、飛び込んでいく勇気をもって今ここを楽しむ」です。今決めたんだけど(笑)。

今何かと話題な中国…。やっぱちょっと怖い…けど、歴史好きとしてはたまらない旅先です。あと中国4000年の医学に触れてみたい…。逆始皇帝みたいな(笑)。いや不老不死にならなくてもいいんですが。ただ普通の健康人になりたい、それだけです(それが結構大スケールな野望になんですけどね!)

2007/08/10 柔らかな毛布を羽に変える

今日は仕事帰りに映画の試写会へ。「Taxi4」。

今日は昼から面接が入って、昼ごはんが15時くらいになったので、定時にあがれるか結構きわどかった…。でも何とかあがれてよかった…と思うことにしています。
来週はお盆に入るので、ちょっと仕事も落ち着くかなあ、と希望的観測。今とにかく目の前の仕事をこなしていくしか出来てなくてファイルとか記録とかめちゃくちゃでいやー…。
あと営業さんとかが挨拶に来ても仕事が立て込んでいて殺伐としているか疲弊していて(精神的に)手短な対応になってしまって申し訳ない…(この暑いなか外にいるだけでも大変でしょうに…)。

「Taxi4」は面白かったです。手に汗握るカーアクションとサスペンス、かと思いきや突き抜けたおばか映画でした(褒めてます)。プジョーの意味があるのかないのか分からない(笑)。フランスの警察にものすごい偏見を抱いてしまう(笑)。笑った笑った。
あとシセ(フランス代表)が出てたのでびっくりしました。シセ、そのまま銃持って暴れまわっても様になりそう(どんな映画だ)。女優さんがすごくスタイルよくってかっこよかった。リュックベッソンの女優さんはいつもかっこよくて素敵だな。

2007/08/09 ナイーブで雑なドラマ

今日は仕事帰りに仏像彫刻へ。前回は体調不良を理由に休んでしまったので久し振りな感じ。

医療相談室の仕事は私一人でやっているので残業をするもしないもわしの胸三寸じゃー!!(風林火山)のようでいて、相手のある仕事なので、自分の都合通りにはいかないのがほとんどです。帰ろうと思うと緊急が入ったり、面接の予約が18時指定とかだったり…。
何かフリーの仕事みたいで面白くもありますが。
今日みたいに用事があって絶対この時間にあがりたい…というときはちょっとドキドキ。電話が鳴らないか、来談者が来ないか、病院の外に出るまでが残業です。
今日はちょっとぎりぎりだったけど、間に合う時間に出られたのでよかったよかった。

2007/08/08 驚いて欲しいだけの見え透いた空振り

今日から芍薬甘草湯も1日3回飲み始めました。りょ、量が…。口に漢方を入れて水で流し込むまでの間が、今までは平気だったけど、今は量が多いので「ゴ、ゴフーッ」となりそうで怖い。
早く水を飲みたいけど、焦るとぎりぎり舌に載せている漢方がぶわーっとこぼれそうで怖い(笑)。1日3回、緊迫のとき…(笑)。
少しずつ飲むのも味が味だけにきついものがあるんですよねえ。そしてどうも嫌な粉薬は一気飲み(流し込み飲み)がいいと思ってしまう浅はかさ…(笑)。

夜は九段会館のビアガーデンに行ってきました。
九段会館と云えば、靖国神社すぐ側にある、戦没遺族の会合や古式ゆかしい神前結婚式を行っている伝統ある重厚感たっぷりの場所なのですが、屋上のビアガーデンにはバニーガールがいます。

普通のスタッフに紛れているので、いかにバニーちゃんに注文を通すか、みんな熱気むんむん。
思いがけずバニーちゃんがビール持ってきてくれたりするので、気が抜けずそぞろに悶々。
バニー衣装は正統派プレイメイト風(?)。
しかし撮影厳禁(久々に「そんな殺生な」という日本語を思い出した)。
終了間際にどう見ても40代オーバーのバニーちゃんがぷりぷりっとなまめかしくスタンばっていました。
目を転じれば、夜空に武道館の屋根。そうここは九段下。まもなく終戦記念日の八月。
うーん…バニーちゃん、なやましすぎる…。

帰りはちょっと酔っ払って乗るつもりだった路線とは違うのに乗ってしまったけど、なんだかんだと問題なく目的の駅にたどり着けました。東京メトロってこれだからすごいと思う。

2007/08/07 愛も花もない夜を越えて

寝てるときクーラーつけっぱなしだと体壊すので、つけたり消したりを繰り返すことにしています。暑くなったらクーラーつけて、冷えてきたら消して窓を開ける。
暑くなったら、が、何かもう想像を超えていて、汗みずくでぜいぜいと目が覚めるので、もしかしたらこれすごく体に悪いのでは…と思えてきたり…。

凍らせて持ち歩ける、というスポーツドリンクのパックを枕元に置いて額にのっけて涼んだり、喉渇いたら中のスポーツドリンクを飲んだりしています。

夜寝た気がしません。少ししたらこういう夏の夜の生活パターンにも慣れるんですかね。

仕事が忙しいというか何というか、家に帰ると気力がなくパソコンを立ち上げられません。パソコン中毒なのに!これはきっと重症…(笑)。

2007/08/06 似てない僕らは細い糸で繋がっている

薬局でがんセンターの漢方受けとってきました。相変わらずかさが多いのでどっさりとした量。1ヶ月分…?と圧倒されてしまいます。
柴胡桂枝乾姜湯、修治附子末、牛車腎気丸は一包にまとめられていました。黒みがかって…量が多い…。飲みにくそう…。
えーと何の薬だっけ…とかも思ってしまうほど。信心と感謝をもって飲まないと薬って効果を発揮しないよ!(何という精神論)。

がん難民が問題になりつつありますが、認知症の患者さんだって行き場所がない、ていうか「難民」にならない患者さんっているのか…?とか思えてくることがある。
医者に命じられて、患者さんに頼まれて、病院や施設を探すけど、もともとそんな場所ないのでは、とか思えてくるときがある。見つかったところが「ウバステ」みたいな場所でも、「よし、見つかった!」とか思っちゃう自分に気づいて愕然とすることがある。人のこころを忘れている…。

八方塞で自分の気持ちも追い詰められて塞ぐときには、今までのうまくいったケースのことを思い出す。にっちもさっちも…みたいなケースでもうまくいったときって、患者さんと家族の願いにすごく沿っていた。私がうまくやったというより、患者さんと家族の思いの動くパワーに私がうまくのっけてもらった、みたいな。
あとはとにかく諦めないこと、必ず見つかると思ってすべての可能性にかけてみること、人を信じること。
とりあえず、とにかく、焦っても悩んでも仕方ない。今の自分に出来ることを端から地道にこなしていくしかない。無駄っぽいけど、あるときそれらが伏線のように一気に思い描いていた以上の結果に収束することがある。
…これは仕事だけじゃなく毎日の生き方にも通じているような。
まあ分かっていてもすぐに焦っちゃうし、落ち込んじゃうし、くさっちゃうんですけどね。

一度は飛べたんだから、今は地べたを転がりながら泥まみれでみっともなく走っていても、いつかはまたふわっと思いがけなく飛べるんだと思うんですよ。
飛んだり、つんのめったり、頭から墜落したり、しながら。何処へ行くかは考えない。ただ飛べることだけ信じる。

2007/08/03 私のなかのゼロ地点

今日は江戸川花火大会に行ってきました。
さすがお江戸の花火大会、凄まじい人込みでした。会場は見渡す限り人、人、人…。会場最寄の小岩駅のホームから既に人込みというか行列というかが続いているのです。な、何事かという…。
しかし江戸川区の人が一週間前から場所取りしてくれていた特等席で見ることが出来ました!
打ち上げ位置から超近い!遮るもの何もなし!
さらに贅沢なことには河川敷に敷いたブルーシートの上に寝っ転がって見たのです!
涼しくて楽だし、そのまま寝てしまいたいくらい快適な状態で、目の前いっぱいに花火を見るという。
何という贅沢…。

視界いっぱいに色とりどりの花火、しかもその花火が自分に降り注いでくるような距離、迫力。

華のような、金箔のような、魂のような、燃える美しい光り。
駆け上がり、炸裂し、円を描き、走り、踊り、流れ落ちて消える。
楽しいんだけど、見てるとひどく厳かな気持ちにもなりました。
花火がもとは鎮魂のためのもの、というのも分かる気がする。華やかで、同じくらい儚い。

本当にあんな大きくて綺麗な迫力ある花火を見たのは初めてでした。
うっとりというか魂抜かれたような感じ…。

花火っていいなあ。帰り道もすごく混んでて、帰宅したのは0時過ぎていてへろへろでしたが、行ってよかった。本当に素敵でした。日本って、日本の夏っていいなあ。

2007/08/03 私のなかのゼロ地点

今日はがんセンターへ。
台風5号の影響で風は強いけど、日差しはきつくて暑いので、だるくて(これ台風の影響)激しくしんどい(これ暑さ)道のりでした。うう。
でも…私が入院中お見舞いに来てくれた人は心配や重い気持ちでこの道のりを辿ってたんだよなあ…。
何度辿っても、そういう切なさや辛さを本当の意味で分かることはないんだろうなあ。それを知らずにいられた(いられる)というだけで結構幸せな立場なのかも…。
病人よりも病人を見守る立場のほうが辛いような気がする…と時が経つほど思うようになりました(それでもまだ分かってない気がする、絶対分かってない気がする…!)。

病院敷地内に着いたら移動中のH先生を発見。何か独特の歩き方をしていらっしゃる(声かける前にすげえじろじろ観察した私)。もっと「財前教授の総回診です」みたいな感じで歩けばいいのにー(どんな)。人に姿勢云々を云う割に先生も結構姿勢あれですよねなんて云えない。云えませんったら。
声をかけたら「調子どう?」とかすごい淡々と云われました。変わった人だなあ…(まずそれか)。でも昔のとげとげしさとか冷たさがないのでびっくり。何だって昔はあんなに殺伐としていた二人だったんでしょう…(わかかったから…)。

今日の診察内容。
眼科で問題なしの話。何か色々ぶつぶつ云ってました。モニターを見る仕事をしている人は視力がよすぎても負担だし、視力が悪くても負担らしいです。何てこったい。

痛み日記を持っていきました。とりあえず今回の痛み日記は普通のノートに、日にち、天気、ペインスケール、どのように痛かったか、飲んだ薬などを書いておいたのを、家にあった1ヶ月カレンダーに転載してみました。
(もっと分かりやすくスマートなものを作りたい…)。
それはさておき。痛み日記を見せたところ、生理前と全然関係ないところでペインスケールが10になっているところがあり、H先生の頭を悩ませた様子(いやいつも悩ませているけど…)。
生理と関係して痛む可能性もなきにしもあらずということで、生理3日くらい前から前回処方された芍薬の漢方を飲むように云われました。
人によっては生理痛が軽減されるので、もしかしたら頭痛も軽減されるかも…と先生既に半信半疑の口調(そ、そんなあ。笑)。

右足裏が熱いという話をしたら、さすが漢方医、目の色が変わりました(西洋医だったら間違いなくスルーですね)。ベッドに横になるように云われて、足のツボをあちこち圧されました。
足裏が熱を持つのは疲れている証拠らしいです。
足裏のツボは普通だったけど、足首近くのツボを圧されたら本気で痛かった。何ていうんだろう、骨を思いっきり掴まれているときみたいな「ひぎい!」とか声が出そうな痛さ。
いつもはクールに「痛いです」と告げる私ですがあまりの痛さに「い、いた、いたた」とか変な声を出してしまい、敗北感…でもH先生何かぶつぶつ云いながらずっと圧してるので本当どうしようかと…。先生が色々解説してくれるんだけど、その間もずっと圧してるので、痛くて何云ってるのか頭に入らない、ていうかどうでもいい、ていうか許して下さい、手を離して下さいっていうくらい痛いんですけど!拷問ですか。
断片的な記憶によると、慢性ストレスがあるらしいです。心当たりを聞かれましたが、そんなのありすぎです。人間だもの、社会人だもの(みつを)。
あと足むくんでると云われました。ショック!いや先生の云ってるむくみは美容云々ではないんでしょうが、女子なのでショックでした。お風呂上りにマッサージしないと…。

ひぎいと云いたくなるほど痛いツボをずっと握られるので、本当精神的におかしくなるかと思いましたが、先生は「触っているうちによくならない」…なりません…。むしろひどくなって弱ります…。何でも云うこときくから許して…みたいな…。痛みは人の精神を色んな意味で痛めつけますね…(敗北感にうちひしがれながら)。

その後そのツボに鍼をうっていただきました。鍼をうって、その間に先生はほかの患者さんを二人ほど診ていました。私はベッドで寝てました(いいご身分)。
軽く圧されるだけで悶絶するほど痛いのに、鍼は痛くないのが不思議。足に鍼が二本刺さっている図は自分で見てもシュールだなあと思いつつそのうち寝てしまう私。
鍼は結局5分ほどやっていましたが、先生が云うような反応(足が重だるくなったりするらしい)もまったくないのも不思議。私の人体の不思議。

あとお腹を圧されました。はってるらしいです。弱っているらしいです。腎虚といういわゆる虚弱体質らしいです。「内科に行ったらただの虚弱体質って云われるよ」と云われました…。いやだなあ。
何度も年齢を尋ねてくるので何だと思っていたら、私がおとしよりに近いレベルの虚弱さだかららしいです。…!!おとしより…!!
「そうは(虚弱体質には)見えないけどね」とちらっと私に(私の立派な体格に)視線をくれながら云うH先生。
ドクハラ!先生それはことばのぼうりょくです!!!
いや昔はH先生のこういう物言いにグッサリ傷ついて何も云えない、云いたくない状態になってさらに険悪になるというどうしようもない状態でしたが、今の私は「はあ、まあ」とか云いながら身を縮めるけれど反省は何もしない!という。
ダイエットしようぜ…。いやでもそこまでの虚弱体質がまっとうな(一応)社会人生活を送れているのはこの立派な体格があってこそ、ということもありますよね。
こんな虚弱体質で病気の体でもそれこそが私と私の生活を支えているという。何て健気ないい話でしょう。そのうち教科書に載るのではないでしょうか。

とふさげるのはさておき、そんなこんなで解決方法のない頭痛と後遺症と虚弱体質の私ですが、漢方で救われるのでしょうか。来月の診察に期待。

2007/08/02 正しく見つめるということ

今日は仕事帰りにNLP(神経プログラミング言語)講座の2回目受けてきました。
今回は葛藤を抱えた相手との関係を見つめ直す心理療法の実践でした。

ふたつのイスとそこから作られる空間を利用して、自分と相手の立場に立ってそれぞれの考えを知る。その上で前向きに関係改善を考えるというやり方。
エンプティチェアの療法みたいですが、「客観的に見る」ことがポイントで、「客観的に見る」ための仕掛けもちゃんとあります(エンプティチェアはやったことないけど、相当キッツイと思う…)。
でもまあ前回みたいに自分の内側が引き出されるキツさはないですが、冷静に自分を眺めるというのも冷静なだけ痛いこともありますね。
冷静なつもりのときほどガタガタに感情的なとことか。
優しいつもりでいるけどエゴでしかなかったとか。
物が見えなくなってる的外れな必死さとか。

痛いなあ。冷静に心底つくづくとどうしようもなく痛いなあ。自分が痛すぎて、痛ましい気持ちになるって内から外から痛い感じ。
でもまあ人間、見ているつもりで見えてなく、見えないということも見ていたりする、ということが分かったのは良い勉強でした。
人の心は難しくも面白い。
早く一人前のきちんとした心を持った大人になりたいです。

2007/08/01 生まれ変わる、そして。

8月です。梅雨明けてないけどついに夏本番です。
7月1日の日記でも云ってますが、夏という季節は個人的には特別な感じ。だからこそ身も引き締まるし、わくわくもします。今日なんか朝目を覚ました瞬間「はっ!今日は8月1日!はりきっていくぞー!」と思いましたからね。元気だなあ(笑)。
この夏、私は何を取り戻せるのでしょう。何を得ることが出来るのでしょう。そして何を続けていくことが出来るのでしょう。
分からないけど、とにかく目の前の毎日を楽しく生きていきたいと思います。

最近はかなり結構色々と仕事が立て込んでいます。色んなことを依頼されるのは誇らしくも嬉しいことです。頑張ろう。
職場のボスと話していて、ボスが云った「予防をメインに考えるこれからの医療は感謝の医療」という言葉について考えます。
予防中心にシフトしていくのを私は何だか病院から遠ざけよう、来ないようにしよう、でも儲けたいと思っているように感じてしまうんですね。医療費削減を大々的に勧めるのに、自分の意思で吸い出した嗜好品であるタバコに関しては禁煙外来を保険適用にするのとか、メタボリック症候群のことをやたら危機感を煽ってる(いや危機感を持つのは大切ですが)のとか。
がんは怖い、だからならないように早期発見、予防って、確かにそうなんだけど、大切なことなんだけど、あんまり危機感、恐怖感を煽るのは「がんになったことのない人」には効果的かもしれないけど、「がんになった人」としては大変微妙な気持ちになるんでは…みたいな。何かに失敗した人、枠から外れた人みたいな…。考えすぎかもしれませんが。

でもボスいわく、病気になったら治療してもらうのが当たり前、健康保険の仕組みを理解せずに国を責め、健康な人にも文句をつけるのではなく、自覚的に意識的に自分自身の健康に関わっていれば、本当に医療が必要なときというのが分かるし、医療とそれを受けられる仕組み、支えてくれる人たちに感謝することが出来るだろう、と。

そんな風に考えたことがなかったので目からうろこ。
確かに当たり前すぎて感謝を忘れてしまうということもあるんだろうなあ…。病人だと必死だし。
以前がんの患者さんから「がん患者は病気のせいで働けないし、辛いんだから、健康な人から税金取って補助とか助成とかするべきだ!」と云われたことがあって、それは独身者、子どもなし夫婦に「子どもを持ってない分余裕があるんだから税金払え」と云ってるのとおんなじだと、何だかなあと思ったことがありました。
でも何だかなあと思ったのと同じくらいその人が云いたくなる気持ちも分かるような気がして、ああ何だか錯綜してきましたが、人って結局自分の立つ場所からしか見られないけど、ほんのちょっとやり方を変えたら違う立場のことを思いやれるのかなあ、とか、当たり前を当たり前でなく感謝することを思い出すことがこれからの時代を生きていくために必要なのかなあ、とか色々考えたのでした。
ちょっと支離滅裂ですが…。
変わっていく医療。これから一体どうなるんだろう。私は何が出来るんだろう。そして患者は何をするべきなんだろう。
せっかく医療側でもあり、患者でもある立場なんだから、色々考えたいと思います。そして自分のために、患者のために、医療のためによりよくなることをしたい、と思うのです。

夏休みの予定も立てないといけません。夏ですからね!楽しいことは色々ありますですね。夏っていい、幸せ。



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