2007/05/29 光陰

職場の近くの区民スポーツセンターでアーチェリー出来ると知ったので行ってきました。
きちんとした弓道場に的(古畳に的紙が貼ってあるやつ)が並んでいて、指導員(アーチェリー協会の人)にアドバイス受けつつも自由に射ることが出来るのです。 おおすげえ。
私は高校時代アーチェリー部だったので、ブランク10年強(思えば遠くへ来たもんだ…)。最初は教わりながらやりました。

何気なくやると、弓の引き方とか構えがつい弓道になってしまう。
弓道だと打ち起こして弦を耳の後ろまで引くけど、アーチェリーは弓は高く持ち上げず、弦が鼻と唇につくまで。 弓道は「開く」感覚、アーチェリーは「引く」感覚。
最初は物足りないような変な感じだったけど、だんだん思い出してきました。

アンカーは顎の下とかさる腕とかクリッカーとか懐かしすぎて笑いそうに…!「あーそういうのあったあった!!」みたいな。懐かしすぎ。思い出ありすぎ。
すごい笑顔で弓引いてるので指導員の人から見たら気持ち悪かったと思います…反省はしてますがでも楽しいんだもん!懐かしいんだもん!

3セットくらいやったらばらつきはあるものの十金(的の中心部分、黄色のところに中るとこう云うのです)も出せるようになりました。
体は意外とよく覚えているものだなあ。面白い。

弦を引くときの体の流れ、ポイントが合ってるか、体のバランス、さる腕になってないか、肩は入ってないか、真っ直ぐに的を見ながら頭で色々考えているのが収束されて無になった瞬間に矢が放たれている、あの瞬間。
数十メートルを一瞬で飛び、的に突き刺さる矢の音。
射放った後の開放感と高揚感と冴えた感じに支配される。
胸が広がって背中が開く感じがいい。

和でも洋でも弓はやはりいいのう!武者震いがするのう!!(風林火山)とちょっと興奮してしまいました。
運動神経があまりよろしくない上に虚弱体質で無駄に冷めている(ていうか根暗?テンション低い?)ので、運動とかスポーツとか体を動かすのってあまり好きではないのですが(どうしようもねえなあ。笑)、弓はいいな。こういう体力と技量の必要量が半々みたいな、体力面をカバーできる何かがある(道具とか…。笑)もの、体力勝負ではないものはあまり抵抗感なく入れて楽しめるのでいいです。
アーチェリーはまた来週も行く予定。弓道もまたやりたいなあ。

2007/05/27 飛ぼうとしたって羽なんかないって

頭痛。ていうか頭重感。ていうか全身倦怠感。ていうかいつもです。
何だかだるくて気が塞ぐとまでは行かないけどもやっとした気持ち。何だかなあ…。

しばらくうだうだしてみたけど、午後から一発奮起してジム(また久し振り)に行ってきました。プールはいい。もりもり泳いだわけではないですが、水の感触に癒されました。

夜は疲れもあいまってさらにだるく…(えー…)。あと微妙にお腹の調子が悪く…。
先日心構えを新たにしましたが、それとこれとはまた違う話なんです。

よくお医者先生から云われるんですが、多少精神状態やストレスが体に影響することはありますが(人間だもの)、楽しくたって頭が痛くなるときは痛くなるし、やる気に満ちていても腹は下るし、仕事大好きでも電車で倒れそうになったりするのです。
気持ちでコントロールできる部分はあるでしょうが、根本的な解決にはならないのです。
自分でももどかしくて嫌になりますが。

笑顔で過ごしたらがん細胞が消えたとか笑いが免疫力をつけるという話は好きだし、信じますが、「病は気から」という言葉には反吐が出ます。この言葉を云われたら間違いなく相手の横っ面を張り飛ばします。昔云われっぱなしだった分ものすごい勢いで張り飛ばします。二度も噛み付く勢いで云わんでもええって感じですが。

個人的、感情的な理由ですが、この言葉を云われ続けて病院たらいまわし、最終的には「精神が弱い(病んでる)」と云われて嫌な思いをしまくってきたので、そしてこの言葉で我慢を強いられてきたので、この言葉だけはどうしても反感と拒否感が強いです。
気の持ちよう(心の強さ)で病気を治すことは出来ることもあるでしょうが、好き好んで病気になる人はいません。
ていうか他人が分かったように断定するところ、さらに否定・責めるニュアンスがあるところが嫌なのです。
あとあなたの何かが悪い(弱い)せいで病気になった、ということを気安く云うのは腹立たしいという気持ち。因果関係が明確に科学的に存在しているものもあるでしょうが、そうでないなら簡単に云うべきではないと思う。素人もそうだし、専門家(科学者)だったらなおさらそう。
過剰反応、被害妄想かもしれませんが、私にとってはダメな言葉です。

…何だか熱くなってしまいました。えへ。
早く寝よう(急に冷静になる人)。

2007/05/26 晴れた日には

天気があまりによかったのでベランダ掃除を始めたら止まらなくなりお風呂掃除、玄関掃除までしてしまいました。いや日頃しなすぎだからっていう突っ込みはなしで。
長年の汚れとか掃除しにくいところとかてこずるところもありましたが、やり終わってみると爽!快!想像以上の達成感!清々しい!

しかしその後疲れてしまってちょっと横になって休もう…と思っただけなのに数時間寝てしまうというのはどうなの…。
日の光を浴びて過ごすと妙に疲れますよね。ってどんだけ虚弱体質…。

夜は「博士の愛した数式」と「GOAL!」を観て(録画しておいた)ものすごく清々しい気持ちに…。心が洗われました。

ひきこもっていたけど清々しいいい一日でした。

2007/05/25 武士道

昨日はまたまた患者教室の講師、今日はMSWの面接技術研修でした。
この二日で自分がなまくらになっているのを痛感しました。ひどく。

何ていうんだろう、出来ないわけではなくそれなりには出来るという中途半端さ、それでよしと思っていたっていうかまるで何も思うところがなかったところとか、自分で気持ち悪いと思うくらいショック…。

気付けば仕事だけじゃなく日常生活も何か自分的にダメなんだな…体調のことは差し引いてももやっとしてキレがない。
そのうちもともとこういう体調の子だから…とか何事も億劫な重い子になりそう。いけないいけない、こういうのは本当よくない。色々と危機感を覚える…。

我が武士道は戦うことと見つけたり。
もう今日からしっかりと前向きに生きられるよう性根を入れ替え、一射絶命の心構えで頑張ります。
とすごく真剣に思いました。

でも気を張り続けるのもしんどい(長続きしない)から、何かもっとこうメリハリつけてしっかりと一日一日を生きていけるように頑張らないと。

2007/05/23 エゴの波頭で君を想う

昨日の夜は頭がズキズキ痛くて、何かこう頭の中に打ち身があるような、血が集まって腫れて疼いてそうな痛み方…って相変わらず我ながらすごい表現ですが。病院行け!救急車で!という感じですよねえ。
夜はあとはもう寝るだけなのであんまり鎮痛剤飲みたくないと思っているのですが、とても横になっても眠れるような感じではないし、H先生はデパス飲んで寝ればいいと云うけどそういうレベルでもやっぱりないような感じなので(すんごい痛い)、鎮痛剤飲みました。
鎮痛剤でちょっと痛みのレベルが下がって、そこでデパス・デプロメールで眠るって感じ…。日常生活を支えるドーピング術。うーむ。

2007/05/21 君をのせて

病院の診療科表示が変わるそうですね。
>38ある診療科を26の基本診療科に整理する一方、医師が治療を得意とする専門分野や病名などを、 いくつでも併記できるようにすることで、診療科の表記に関する規制を事実上、大幅緩和する。
「総合科」を置くというのはいいことだなあと思いました。今でも大学病院などでは総合診療科とかありますが、「素人」の患者さんが自分で診療科を選ぶというのも変な話ですもんね。
私は脳腫瘍なので脳神経外科ですが、病名つくまでの自覚症状が全然脳外っぽくなかった(頭痛は一切なく、全身倦怠感、微熱、めまい、頭重感など)なので、自分が脳外だとは思いもしませんでしたからねえ。
半ばやけくそになって頭の先からつまさきまで診て診察してもらう!!と決めて頭の先から診てもらったら脳腫瘍だったんですからね。
人からよく「どうして脳腫瘍って分かったの?」と聞かれますが、この話をすると皆さん笑っていいやら微妙な顔をします。笑っていいですよ(笑)。すごいビンゴっぷりじゃないですか(笑)。

それはさておき、病院側としては総合的に見られる医師の育成・確保は大変だとは思いますが、ぜひとも頑張っていただきたいところ。
まあたぶん色々混乱や紛糾があるでしょうけどねえ…。
病院に総合科を置いちゃうと、皆さんまずはそこへかかってそのまま院内で適切な科に振り分け、ということになって、じゃあ「まずかかりつけ医に。かかりつけ医から病院へ紹介してもらいましょう」のシステムが崩れるような気がするので、そこらへんどう調整するんでしょう。
あと整理のしようによっては逆にひとつの診療科に診療(出来る)内容がてんこもりになって分かりづらいということにもなったりもしそう。
どうなるんだろう…。患者としてもMSWとしても気になるところ。

2007/05/19 クロスオーバー

午前中ペインクリニック。右目系頭痛で頭と気分が重いのでちょうどいいタイミングだったかも…(よわよわしく)。
アベ先生に話をしたら「群発性かなあ」と云われました。確かに群発性っぽい…。私、常々片頭痛と緊張性頭痛の混合型とタイプわけされていましたが、ついに三種混合型になってしまった…。っていうかまあそもそも脳腫瘍なんですけど。
片頭痛だろうと群発だろうと後遺症だろうと、頭が痛いのと解決(治療)がないというのは変わらないですしね。何でもいいやって気もしないでも…(笑)。

トリプタン剤も勧められたのですが、トリプタン剤は鼻の痛みと気持ちが悪くなるような関節痛がどうにも嫌…。高いくせにあの仕打ちは何なんだとむしょうに腹が立つし(せこい)。アベ先生が云うには、トリプタンは痛みの予兆の段階で飲まないと意味がないらしいので、ますます扱いづらい…。私の場合、予兆というか常にだらだらと頭が痛く、それがまあ何とか気にしないでやっていけるか、生活に支障が出るくらいひどくなるか、という状態なので。トリプタンに適切なタイミングはあってないようなもの…。
ていうかそもそももうトリプタン剤のあの鼻痛がいや!本当にいや!!(分かった、分かったから)

そんなこんなでいつも通りの薬と神経ブロック。今日は針が入りにくく、しかも入ったところが何かいつもと違うというかズレているような気がして、「もしやこれはまた麻酔事故…?」とちらっと、でも結構本気で思ってしまいました。麻酔が入ってきたときもいつもの「異物が狭いところに入り込む」感じの痛みではなく、ばーっと染み渡って広がるような感じで、何かこう漏れてる…?みたいな…。
あといつもはじわーっと顔が熱くなるんだけど、今日はすぐに顔全体が火照ったのも気になりました。
幸い意識は落ちなかったけど、いつ落ちるかとちょっとかなり心配でした。でも手術のときも、事故のときもそうでしたが(さらりと同列に並べるな)、麻酔って本当に一瞬でかかるんですよね。「あ、」と思った次の瞬間にはシャットダウン。意識の途絶。すとん、でも、ぷつっ、でもなく、音もない。ああいうのってなかなかない感覚だなあそういえば、とかしみじみしてみたり。
心なしかアベ先生も看護師さんも心配げだったし(私が変な顔してたからでしょうが…)、何だかちょっとドキドキしました(悪い意味で)。無事に済んで何より。

ブロック後は少しだるく、でも右目からくる疼きは少し軽減されたような気が。頭痛っていうか筋肉の緊張とかこわばり、変な力が入ってるのは和らいでいると思う。なので頭痛にも遠回りでもいいと思う。

その後は高校のときの友達に会ってきました。実に十何年振り!相手は人妻!お子さんあり!それでも相変わらず美人なのでドキドキしました(いい意味で)。高校のときと変わらないのに、ちゃんと立派な奥さんでお母さんというのが何とも不思議な感じ。さらに私、同級生のお子さんに会うのは初めて。同じ制服着てた子が産んだ子ども…。何とも云えず不思議だ…。
私も場合によってはこういう風になってた可能性もあったんだなあとパラレルワールドを見せられているような感じ。不思議すぎる…。

ていうか日頃小さなお子と接しないので激しくドキマギしました。
私はもう小さいお子を構いたくて構いたくて仕方ないのに、向こうは人見知り?で目を合わせてくれなかったり、遊びに夢中になっていたり、でも可愛い笑顔を見てると、胸がきゅんきゅん、もじもじしてたまらない。
ああ森で女の子に会った森のくまさんはきっとこんな気持ちだったに違いない…!と思いました。母性というより野性ですいません。

人生いろいろ、生き様もそれぞれですが、友達が変わらずに友達なこと、幸せなことは素敵なことだなあと思いました。

2007/05/18 眩しいのは最初だけ 目隠しを外せ

くだりばらは落ち着いてきました。が、また右目の奥から疼いてくる感じが…。何なんだ、今週は一体何なんだ。これが人体の不思議か(違う)。私のちいさな宇宙は波乱万丈だな…何かミラクルが誕生するのかもしれません(フォローのつもりが自分でも何を云っているのか分からなく…)。
自分の体でも原因が分からず、不可解さをもてあますのだから、こういう人を患者として診るお医者先生の心労や面倒くささはいかばかりのものか。

とにかく諸々何だか理由があるようなないような、どうにもしようがないような、心がけでどうとでもとれるようなとれないような、でも一応医学っぽくてもっともらしい自律神経失調症という病名を作った人の気持ちが分からないでもないでもない。扱いかねるものってその人にとっても困るが、相手にとっても困るものなんだろうな。扱いかねるとは難儀なことだな。当たり前か。
うむ、今この考えに到達して私ちょっと成長した。

帰り道、一駅、場合によっては二駅歩くことがあります。煮詰まったり考え事で頭がいっぱいになるとき、歩きたくなるのです。有酸素運動で全身運動だから心身ともに歩くのっていいと云われますよね。すっきりするわけではないけど、必要以上に考えや感情に追い詰められないような気がしていい(と思う)。
今日もそんなこんなで歩いていたら一回も信号にひっかかることなく目的の駅にたどり着けて、何となく嬉しい。些細なことだけど、こういうのっていい。

2007/05/15 上か下か、はたまた外か

右目系頭痛が回避された(といっても普通の頭痛は通常営業です)けど、今度は(?)猛烈にくだりばら…。
変なもの食べてないし暴飲暴食もしてないのになぜ…。

頭痛かくだりばら、究極すぎる選択…しかも一番ひどいのは私はまだ選択してないということ。拒否権もない。
うーむ…何という理不尽。まあ恨み言を云って通じるような相手(ていうか自分か?)ではないので、刺激物を控え、腹八分目を心がけます。
GWとか諸々の疲れなのかも。よく分かりませんが(ていうか考える気ないやろ)。

2007/05/13 母の日

昨日は激しく右目痛の予感でしたが、今日起きたらそうでもなかった…。いや頭痛だけど、右目の奥から疼きあがるような嫌な感じではなかった…。
な、何が起きたのだ…。よく分からない…よく分からないけど、痛くないならいっか!(でた!笑)
来月の今頃やはりまた発作的に右目が痛むのかどうなのかが今後の注目点です。
周期があるならあるで対処方法が見つかりそうな気がしないでもないんですよね(歯切れ悪ー)。

今日は母の日!ですが、毎年母親は「欲しいものは特にない」って云うので困ります…(そしてそう云われると何だか切ない)。
何だかんだと考えたもののこれ!といういいものもなく、結局母の日は花束を買い、今度何かご馳走することにしました。
本当はもっとこう親の喜ぶような、っていうか私の場合親が安心するような良いことをしたいのですがねえ…。ううーん。

2007/05/12 気がつけばいつも心に君がいる

五月らしい爽やかな素晴らしい天気!街路樹の緑もまぶしいほど!いい気持ち!
そんな日にデーゲームでサッカー観戦でとても嬉しい。

けど、否定も無視も誤魔化しも出来ようもない頭痛の胎動。日本語変ですが、頭は痛いけど、「疼く」と云っていいような、私のペインスケールではまだ本当に「痛い」と云うレベルではない(本当の痛さはもっと痛い)、頭痛の始まりを告げる頭痛。右目の奥のあたりから疼いているし、これはたまにくるひどい頭痛だなあ…。
手帳を見てみたら前回の右目系頭痛もちょうど4月中旬だったので、周期的なものなのかも…?群発性頭痛みたいだ。

しかしまあ頭痛の前触れも頭痛っていうところがさすが脳腫瘍って感じですね!(ものはいいよう)。

2007/05/11 今日くらい気楽にいこう楽にいこう

今日は午前中がんセンターへ。5月から院内改装をしたらしく、診察室の位置が大幅に変更になっていました。何だか激しく違和感…。でも10年間ずっと同じ診察室というほうが珍しいですかね。
新・脳神経外科待合室からはラジオアイソトープ治療室へ続く廊下がよく見えます。いつもは通り過ぎるだけなので、じっくり見ていると、ラジオアイソトープ検査を受けたことを懐かしく思い出しました。

術後、髄液漏疑いのためにラジオアイソトープ検査を受けたのです。
検査結果によっては水頭症として治療(ていうか手術)が必要かも、と云われてたことよりも、ストレッチャーで周りの景色、治療室の様子も分からないまま運ばれて、生まれて初めての(しかも何だか大仰そうな雰囲気)検査を受けることにいっぱいっぱいになってたなあ。
でもスリッパにまで放射線マークが書いてあって「怖えーすげー(笑)」とも思った私…(どうしようもねえなあ。笑)。
検査は長時間でかなり辛かった、けど、検査後放射線が体から出てる(と云われたんだっけか)ので、あまり周りのものに触らないように、と云われ、実際ベッドには緑色の不織布かけられ、鼻水や髄液からも放射能検出されるからティッシュで鼻かんだり髄液(鼻から垂れてた)拭いたら指定のボックスに入れるように、と云われ「放射能汚染物質扱い…!社会復帰できるのかなあ、うへえ(笑)」と思ったとか…。
改めて振り返るとすごくアホの子っぽいですが、でも「生まれて初めての予想もつかないこと」だからこそ好奇心で楽しく乗り切れた部分は大きいと思います。あともとから素でこういう性格なんだと思います…。楽天的というか…やっぱりアホの子か!(笑)
まあいいや。人生楽しく生きたほうが楽しいです。

新しい診察室での診察でしたが、何かまだ内部はばたばたしてるらしくH先生のご機嫌最悪でした。まだここが脳神経外科の診察室として確定してない様子…。もしかして脳外ってがんセンター内で勢力弱い?
まあがんセンターの脳神経外科では一般的に脳外科のメインになるであろう脳卒中や脳梗塞などの患者さんがいないから患者数そんなに多くないんだろうなあ。もともと脳腫瘍の患者数が少ないですし(私が以前聞いたところでは1万人に1人の確率)。
なので他の(主力)科に押されがちだったりするのかも、脳腫瘍患者さん(脳腫瘍になる人)が少ないということは喜ばしいことですが、先生は何だかおいたわしいなあとか思ってみたり(何を考えているのだ脳外の患者のくせに、と怒られそうですが)。
そんなわけで(?)今日はH先生あんまり喋らず(まあ私も話や報告もないんですけどね…)、処方は前回と同じでまた一ヵ月後の診察となりました。
来月の診察室は果たして何処だ!?(そんなこと心配すんな)

診察後、お昼はオフィス街にある、でも噴水があって緑も多い清々しい公園でパンを食べました。風は強かった(強すぎるほど)けど、太陽の光りが眩しくも爽やかで気持ちがよかったです。雀が近くに来たのでパンくずあげたりするのも和みました。

食後もまだ時間に余裕があったのでのんびりオフィス街を歩いて職場へ。
普段日中昼休みの散歩くらいしか出歩かないので、日中の景色がものめずらしく、いい気分だなーと音楽を聴きながら歩いていたら、右斜め後ろに妙な気配…。
振り向いたら、私を見つめて微笑む中年男性。40代くらい?髪の毛やや白髪で落ち着いた感じ。きちんとしたスーツ姿。 反射的に、職場にくる営業の人に昼日中私服で薄ら笑いを浮かべて歩いているところを見られた!?と思って焦ったけど、全然知らない人…。 営業っぽい雰囲気の人ではあるけど、見覚えが全然ない。 よく見ると微笑みも人好きのする営業スマイルとは違う。でもすごい目を合わせてくる。そして彼は微笑みながら云いました。
「お時間ありますか?」
な、ないよー。ていうか誰なんですかー。
ビビってキョドりながら「あ、ありません…」と答えたら、「そう、じゃあ行っていいですよ」といわんばかりの鷹揚とした微笑を返されてしまいました。
あとでこっそり振り返ったら、普通のサラリーマンという風情でケータイで誰かと話しをしていました。ケータイはキャメロン・ディアスがCMしてるカラフルケータイのエメラルドグリーン。
ほんと一体誰なんだ…。ていうか何だったんだ。怖いので聞けないけど…。

2007/05/10 まだあのときの笑顔の理由覚えてる

体調はまあまあ…いや、ちょっと頭が重かったり、ぐずぐずしたり(日本語変ですが…頭部の倦怠感というか…。すっきりしない、とはまた微妙に違う感覚)よろしくなくなる予感もなきにしもあらずですが、気圧の変化(気のせい)だと思って乗り切りたいところ。

今日は仕事帰りに仏像彫刻。
前回目を彫ったら未完成の福笑いみたいになってしまいましたが、今回先生の助けもあり、何とか仏像になりました。
一応これで完成。
目鼻は細かい、狭いところに刃を入れるのもだけど、左右のバランス、高さ、角度の調整が難しい。先生からは眉間が狭い(眉間をぎゅっと寄せた神経質そうな表情になる)と云われました。私は唇が曲がって(右端を思いっきり削り落としたため…)ニヒルな表情になってるのが気になる…。あと眉(眼窩)。彫りすぎというかバランスが悪いというか、とにかく男顔に見える。怖いとまでは云わない(云いたくない)けど…。でもこれ秘かに誰かに似てたりするのかしら。

細部には苦心しましたが、しんしんと削って、撫でたくなるようなまるみが出来ると嬉しい。木のぬくもりもいい。達成感と安らぎというか癒しみたいな感じを覚えます。某カルチャースクールが「やすらぎの仏像彫刻」という講座名を掲げていたのもむべなるかな。

夕方、彫刻に行く前にぱらっと雨が降ったけど、帰り(9時過ぎ)には雨が上がってました。でもこの間はかなり雨風が激しかった模様。全然気づかなかった…。
明日からは天気もいいみたいなので、調子も良くなるかも。と思って頑張ろう。

2007/05/09 手紙

家に帰ったら日本臨床寄生虫学会から手紙が来ていました。
寄生虫学会…。
いや所属してないし…。仕事でも関わったことないし…。寄生虫博物館だって行ったことないし…(行ってみたいけど)。
戸惑う私に家族は「寄生虫の検査したんじゃないの?」というけど、やってない。俺はやってない!無実だ!!いや寄生虫の検査も血液検査もしてないから!
中を見たら学会(講演会)の案内。講演内容は、「日常臨床医が知っておきたい寄生虫学の知識ABC」、「赤痢アメーバ症の現状と問題点」等等臨床医向けの講演全五題のご案内。
ますます何でかわからなく…。
真剣に悶々としたけど、しばらくしてようやく分かりました。去年の秋に受けた市民公開講座を主催した消化器内科教授がいる教室の教授が寄生虫学会の会長なのです…!
でもだからって市民公開講座(肝臓病がテーマ)から寄生虫学会の臨床医向け講演って…。教授の学会への意気込みなのか、「職業:医療関係職」と書いたからなのか…。とりあえず学会の無事の開催をお祈りします。参加しませんけれど。

2007/05/07 目を閉じて、わたしを

仕事の帰り道、日は沈んでいたけれど、街路樹の山茶花の植え込みの若葉がすごく綺麗なのが目にとまりました。早緑色っていうんでしょうか、透き通って光っているような鮮やかな色で、でもやわらかそうですべすべしていて、見てるだけで清々しい気持ちになりました。
あと夜だと藤の花、ジャスミンの甘い香りが結構濃い感じで漂っていて、植物の生命力の強さを感じます。別に普通の住宅街の夜道なんだけど、生き生きとしたいい香りがして、見えないところに濃くて生命力の強い森でもあるかのような気持ちになります。ちょっとわくわくする(のは私の中の野生かしらん。笑)
5月って緑の綺麗な、気持ちのいい季節だなあ。
こういうときに森林浴したらすごいエネルギーになりそうだなあ。
などと思ったり。

親にこの話をしたら「貴方は鼻がすごくいいのよね。よくいろんな匂いが分かるわよね」と云われました。自然の移り変わりに敏感とか云うんじゃなくてかるく獣扱い…(笑)。
でも確かに嗅覚って原始的な感覚だと云いますけどね。きっと虚弱体質をカバーするために嗅覚が発達したんじゃないかな、と健気っぽいことを云ったつもりだったけど、よく考えたらそれってすごく獣っぽい(笑)。

2007/05/06 さよなら黄金の日々

昨日今日とひきこもってました。読書しつつ時々(本気で)寝てました…。時々記憶がすっぽりないよ…。つい数日前のアクティブさいずこへ…。
でも「終戦のローレライ」と「無痛」という長編を読み終えることが出来て満足!「無痛」は私の予想してたものとは違っていましたが(何予想してたんだか)、「廃用身」からすると物足りなかったですが、でも理系というか医者の書く文章はすげえなあ(よくも悪くも…)と思いました。この人の無機的なグロさって変な引きつけ力があるなあ。

2日ひきこもってまったりだらだら休んだら、右耳の塞がり(麻痺)感が治りました。別に詰まってたわけではないのでスッキリ!という感じではなく、ただ普通の状態に戻っただけですが、でもやっぱり普通に物が聴こえるということはストレスがない状態だなあと思ったり。日本語変ですが、なくなって初めてストレスを感じていたということです。
でも5日はひどい寝不足のときのような頭ふらふら感がありました。遅れてきた船酔い?いや単に疲れでしょうが。こういうところに1勤1休な体質が残ってるよなあ。
でもぶっ倒れたり熱をだしてうんうん云わないあたりが成長の証だと思うんですよ(誇らしげに)。やはり10年モノは違いますねえ。今年は今年こそは健康という青い鳥の羽根の一枚くらい指先に触れるかもしれません(微かすぎ!笑)。

2007/05/04 5月、GW!

5月です。GW真っ最中です。
4月30日から今日まで沖縄にダイビングしに行ってきました!連日ダイビング三昧で太陽が昇っているあいだは船の上か海の中にいるといった感じでした。
初日は那覇から近いチービシというポイントで潜りましたが、残りの3日間は那覇から約1時間ほど離れた嘉手納からさらに船で1時間ほどかかるケラマというポイントで潜っていました。

その3日間のスケジュールはこんな感じ。

6:30 起床、準備
7:30 ホテル出発。車で1時間ほど移動(その間寝てる)
9:00 嘉手納出港。1時間ほどの船旅(その間寝てる)

以降1本(40〜50分)潜って、休憩(船の上でウェット着たまま座って寝てる)、2本目、昼食を食べて休憩(寝てる)、3本目。

17:00 嘉手納帰港。ログ(記録)書いたり。 その後車で那覇へ帰る(その間寝てる)
19:00 那覇のホテル着。明日の準備、お風呂に入ったり。
21:00 夕飯を食べに国際通りへ
23:00 就寝

部活の合宿みたいですね(我ながら)。ガチで体力勝負でした。
でもチービシで波が強かったために記憶がなくなるほど船酔いして辛かったですが(…)それ以外は波が穏やかで船酔いは一切ありませんでした!船酔いしないとほんと楽しい!幸せ!(海の神様ありがとうございます!)

体調面で問題になったのは、2日目から声が掠れたのと、3日目の夜から右耳がふさがったような感じになったくらい。
声は風邪を引いたとかではなく、喉も痛かったり何かあるわけではないんだけど、声が掠れて出にくい。ダイビング中吸うエアが乾燥してるせい…?今日もまだ変な声です。
右耳は普段も時々なるみたいに右耳にぼわっとした何かがかぶさっているような感じ。耳の周りの感覚がぼわっと鈍くなって聴覚も何だか塞がっているような感じ。
最初は水が耳に入ってるのかなと思ってたけど、水は入ってないみたいだし、ほんと耳の周りがぼわっと綿になったような変な感じなのです。聴こえにくいのは困るけど、潜っていると耳が聴こえなくても問題ないので(喋れないし、聴こえるのも自分の呼吸音くらいだし)気にしないことにしました。
ダイビングとどういう関係があってこうなったのかなというのはちょっと気になりますが、私の体調はいつだって誰にも解けない謎ですからねえ(得意げになるな。笑)。
以前のダイビングでかぶれというか湿疹が出来て痒くなったので、今回は抗生剤クリームを持っていきましたが、特に問題なかったです(よかったよかった)。
あとは旅行の常ですが、便秘気味で肌が多いに荒れました。
水泳をやった後もですが、陸に上がっても何となく体がゆらんゆらんするような感じは毎日感じてました。寝るときとか何かまだ海中にいるような感じになるんですよね(今もちょっとそんな感じがあります)。

1本潜ったあとに船の上でタンク交換するのが以前はしんどくてたまらなかったのですが、今回は全然苦痛でなく、さくっと終わらせることが出来るようになり、エアの消費にも無駄がなくなって船に上がってきてもゼイハア云うことがなくなりました。器材の扱いやダイビングスキルが上達したのが大きいけど、ちょっとは体力ついたのかなーとかこっそり思ってみたり。
(そして船酔いしてないというのも大きい。船酔い状態だと器材なんてどうでもいい…すべてどうでもいい…みたいな心境になってくるので…。本当助かった…)。

体には色々、多少、そして因果関係不明な影響がありますが、ダイビングをやってることは決して私にとっては悪くはないはず、と思います。
むしろ楽しいし、体を使うことに自信もついてくるし、いいことが多いのかも。

ケラマは前回行きたかったけど、海の状態が悪くて行けなかったところ。
今回は無事に行けた上に、1年に3、4回行けるかどうかというシークレットケーブというポイントにも行けました!(素晴らしい!!)

遥か頭上の海面からゆらゆら光りが射す、真っ白い砂地と青い海水だけが何処までも続くところや、海底の岩の間から潜って入る洞窟(時々岩の隙間から真っ青な光りと魚の群れが見える)を通ったり、色とりどりの珊瑚礁が花畑のように広がるところをすーっと泳いで渡ったり。
あと砂地の上に珊瑚礁や岩が聳えて山脈のようになったり、渓谷が出来たり、深いクレバスがあるところは飛行機から見た地上のようで、「泳いでいる」というより「飛んでいる」という感覚になります。
深い窪みも枝を張る珊瑚もフィンキックひとつでふわーりと飛び越えられるのは本当に気持ちよかったです。

地形の素晴らしさもさることながら、魚の種類も豊富で面白かった!
クマノミ(見た目は可愛いけど意外と凶暴で近づくと噛んでくる)、チョウチョウウオ、モンツキハギ、キンギョダイ、ツノダシ、スズメウオ、ハタンポ、スカシテンジクダイ、ユカタハタなどなど…水族館の水槽で泳いでるみたいで、覚えきれないほどの種類でした。
じっと見てるとときどき魚と目が遭ったりするのが面白い。

一番感動したのはカメを見たこと、そしてカメと泳いだこと!
最初は遠くからアオウミガメがすいすいと泳いでいるのを見ただけだったけど、その後すぐにタイマイという種類のカメと遭遇。
人を見て逃げるかと思いきや、何事もないようなのんびーりした顔でむしろ近づいてくるタイマイ。
地上ではあんなに重そうなイメージなのに、前脚を翼のようにはばたかせて、本当に飛ぶようにすいすいと泳いでいました。
あまりに優雅に滑らかに泳ぐので何かこちらまで気持ちよくなってくるほど。
追いかけても特に様子が変わらないので、そのまま並んで泳いで、手を伸ばして甲羅に触ってみました。
タイマイはちょっと訝しげな顔をしてこちらを見たけどやはり動じない様子で泳いでいるのが可愛くてたまらなかった!!
さすがに少ししたら引き離されてしまったけど、こちらを警戒するわけでも媚びるわけでもないマイペースっぷりに何だか癒されました。 ウミガメ大好き。あんな可愛い素敵な生き物いないよ!!
そしてカメって縁起がいい生き物だし(鶴は千年、亀は万年)、瑞兆に違いない!何か今年はいいことありそうな予感!!とか興奮してみたり。

そんな感じで合計10本潜りましたが、どれもが最高に素晴らしかったです!
沖縄はやっぱりいいなあ最高だなあ!
そしてダイビングは面白いなあ!と思いました。
長いようであっというまだった5日間、すっかり癒されてきました。幸せー。



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