2006/10/29 ぼやけた優しい光り

面白くないような、自己嫌悪みたいな、ぞわっとするような、くるくるするような、嬉しいような、面倒くさいような、思い出して冷たくなるような。そんな変な気持ちになって、ひどく困惑してしまう。

心理状態に関係なく頭痛は頭痛。頭痛に関係なく感傷的になったり鬱屈したり出来る私も私(笑)。頭痛も私もお互いに影響されることなくしたいことをしていて、もうこれって十分頭痛と共存してる生活ですかね(笑)。
何だかかっこいいような気がしたけど、やっぱり嫌だ…(笑)。

今日は、日本肝臓学会主催の市民公開講座「がんの予防と治療」に行ってきました。
講演は3タイトル。
1「がん予防と抗酸化」
2「慢性肝炎・肝硬変から肝がんへの予防と治療」
3「機能性食品の評価とがん医療の貢献」。

個人的には、2番目が勉強になりました。
急性肝炎から肝がんへの移行とそれを食い止めるために有効な手段や最新の肝臓病の治療(インターフェロン・リバビリン併用療法など)の解説が分かりやすかった。

3番目はがん治療に役立つ健康食品の話。
アガリクスは免疫機能向上健康食品として人気があるけど、アガリクスというのはハラタケ科のキノコの総称で、100種類くらいある。その中でエビデンスがあるのは2、3種類。肝機能障害が問題になったものもある。
実際にエビデンスがあり、がん治療でも免疫製剤として保険適用されて使われているのはβグルカンです。

という話は興味深く聴いたんですが、ホールで味○素(伏せてない)がβグルカン含有サプリメントを売っているのはいかがなものかと…。
スポンサーいないと講座開けないけれども…。
(がん展の出口でアフ○ックががん保険の受付窓口を出していたりしたときもすっごいもやっとしたのを思い出した。スポンサーは大事だけれども…)。

あと休憩時間になるとホールも煙るほど喫煙者がいるっていうのも何だかなあ…。
喫煙は個人の嗜好ですが、講座を聞きに来るほどがん予防に意識(興味)があるのに喫煙というのは、矛盾しているというか意味がないというか本末転倒っぽいというか…。
まあ個人の嗜好ですけど。

全体的に、抗がん治療も複雑な問題もあるけど(保険適用の関係とか)日々進化しているなあと実感出来てよい講座だったと思います。
患者さんのほうで意識と知識があれば、治療ももっと変わるチャンスがあるのかもしれない。

その他、「がん細胞は健康な人でも1日6000個、15秒に1個出来ている」というのが忘れがたい。
がん細胞は誰にでも出来る。でもそれががんになるか、そうならないかの違いがあるわけで、その「違い」が俗に云う「運命」なのかと何だか残酷なようなやるせない気持ちになりましたが、今の医学は食生活や生活習慣に気をつけることで防げると云う。
がんは、予めその人に決められている運命なのか、予想外に噛み違ったプログラムなのか。正しいところは分からないけれど、医学は確かに進歩している。意識をすれば、知識があれば、患者自身が運命を、人生を変える(守る)ことが出来る、その助けになる力を今の医学は持ち始めているんだ。

会場の日比谷公会堂は重厚かつクラシカルで素敵な建物でした。席のスペースが広々とゆとりがあるのに、天井やドアの背が低いあたりに歴史を感じる。 あとやたら重厚な装飾が施されているところも素敵でよかった。ドラマで裁判所とか議会に使われそう、とか思ってみたり。

2006/10/28 思い込んだら試練の道を

社会人向けの大学院の入学説明会を受けてきました。心理学を勉強して、臨床心理士を取ったら医療相談をするにあたって役に立つかな、患者さんや家族の話をもっときちんと受け止めることが出来るかな、と思ったんですが、社会人向けと云えども大学院はやはり学問に集中するための場所で、平日夜間、土曜日一日、さらに平日一日は講義を受けることが必須で、さらに実習のため平日一日(何曜日になるかは実習先の都合上確定しない)は空けておかなくてはならないという。社会人と云ってもやはり勉強に集中してもらわなくてはならないので、働いている人は非常勤やパートタイムになるのを覚悟して来て下さい、と云われました。それでは仕事に役立てられたらな、と思ったことが本末転倒というか意味がないというか…。がっくし。
ていうかまあ臨床心理なんて集中して真剣に取り組まないと身につかないような気もする。人相手のことだし。
私はどうも学問を軽く考えすぎかも…としょげつつ反省しつつ帰ってきました。

説明会の途中からズッキンズッキンとガンガンが混じったような頭痛。何だかなあ。どうした、せんきゅうちゃちょうさん!と思いつつ鎮痛剤を飲みました。平日は2回飲んでるから、今日は1回でまだマシ、とすごいレベルの低い満足を覚えてみる。

夜は友達と銀座ライオンで飲んできました。ライオンのビールはうまい!黒ビールを飲んだけど、どっしりはっきりしつつも爽快な苦味とこくのあるうまさときたら。でもその後はビールはもう飲まなかったですけどね。ビールは最初の一口、1杯がすべてですよ。温州みかんサワー、マンゴハイとか飲んできました。柑橘系で甘いサワーが好きなのです。
喋りながらもかなりの量を食べていて、あっというまにお腹が苦しくなりました。気づかない間にがっつり食べている恐ろしさ…。でもあれこれ喋るのに夢中になるのはほんと楽しいですねえ。すっかりいい気持ちになりました。
すっかりリフレッシュ。仕事頑張ろー!などと土曜日なのに早速思ってみたり。

2006/10/27 てのひらブラックボックス

患者教室が終わったと思ったら、医療相談が増えてばたばたしてきました。医療相談が立て込むときとそうでないときって波があって、どういうタイミングなのか分からないし、コントロールも出来ないけど、教室前はそんなに立て込んでなかったから教室に集中できて、それが終わったら立て込んで、なんて、なかなかどうしてうまく出来ている?とか思ってみたり。

病棟の廊下を歩いていたら、患者さんの家族であるおばあさんに「貴方、背が大きいわねー、180センチくらいあるでしょ」と唐突に話しかけられました。いやいや180センチもあったら男の人でもデカいっすよ。そのおばあさんが背も曲がっていてたぶん140センチあるかないかくらい(逆に私は小さく見過ぎ?)なので私が大きく見えるんだと思うけど、180はないっすよ(何故か青年のような口調)。
何でもそのおばあさんはゴルフをやっているので、背が高い人は手足が長くてスイングが大きいのでボールを遠くまで飛ばすことが出来るから羨ましいそうな。貴方みたいに大きかったら遠くまでボールを飛ばせるけど、私はあのくらいまで飛ばすのがやっとよ、と病棟の廊下の端を指差してたけど、それが遠いのか近いのかゴルフ未経験なのでよく分からない私。でもそのおばあさんが楽しそうだったので、和みました。

残業帰りに相談室の鍵を返しに事務所に寄ったら当直の事務員さんがいたので、思わず「一晩中起きてるんですか?」と聞いてみてしまう私。いやずっと気になってたんで…。そうしたら夜10時から朝6時(だったかな)までは当直室で寝てていいらしい。急患とかあったら起きて対応しないといけないらしいけど、「何にも事件がなかったらすごく割のいいバイト」だそう。へー病院に勤めてるけど、入ってたこともあるけど(笑)、知らなかった。
病院にも密かに色々あるっすね、と妙に感心しながら帰り道についてみたり。

今日は研修がないので、残業してたらたら帰ったらテレビで「デスノート 前編」が始まってました。しまった、観ようと思ってたのに録画し忘れた!もうだめだ!(何が)と悔しがってたら、家族が録画していてくれていて最高に嬉しかった。
やったー幸せー安心したーと大喜びしながら結局テレビでリアルタイムで観てしまいました。また後で落ち着いてじっくりと録画したやつ観るんだ!

2006/10/26 向かい風がチャンスだ、今飛べ

今日の午後、患者教室の講師をしてきました。
数時間前から仕事も手につかず、ついにはお腹まで痛くなるチキンっぷりでしたが、何とか無事に(?)やり遂げてきました。

入院、在宅それぞれの場面で使える医療制度(高額療養費、医療費控除、介護保険、訪問看護などなど)、その手続き方法、かかる費用について、話をしました。

医療・介護制度って保険の種類、年齢、そして何より病状によって大きく変わるので、「一般的な話」にまとめるのが難しいし、逆に混乱させてしまうかな、とも思ったのですが、「困ったときに何か使える制度があるらしい」、そして何より「困ったときにはとりあえず医療相談室がある」と心に刻んでいただけたら…!
(開設2年目なのでいつだって隙あらば猛アピール体制の医療相談室)

どうしていいのか分からない、考えられない、そういうときでも構わないので医療相談室を使って、少しでも闘病以外の不安や心配、負担が軽くなれば、と思っています。そういう仕事をしたいというのが私の何よりの願いです。私も患者だから。
こういう気持ちが自己満足、感傷で終わらないよう、プロ意識を持ってきちんとした仕事が出来るようにならなくては、とも同時に強く思うのです。

教室用の資料を作ることで、分かっているつもりの制度の仕組みを再度勉強し直したり、分かりやすく説明するにはどういうやり方がいいのか考えたり、自分にとってもすごくいい経験でした。
色んなことが勉強だし、修行だし、チャンスだな。ほんといい経験をしました。これからに活かしていきたい。

講師役が終わったら自分でもびっくりするほど気持ちが楽に!(笑)自分でも思っている以上に緊張していたみたいです。チキン!(笑)

仕事の後は介護関係の勉強会へ。残業があったのでちょっとしか出られなかったですが。その後勉強会のメンバーで飲み会。メンバーが楽しかったのと、解放感で無邪気になりすぎました。えへ。

ちなみに講師をしようと飲み会しようと頭痛が変わらないクオリティを保っているのが私です。何かもうある意味職人芸(いやな芸だなあ)

2006/10/25 泣きたいだけ泣いたら空の色が違って見えた

がんセンターから出ていた薬が揃ったので薬局に取りにいきました。
(1)附子理中湯、(2)修治附子末、(3)川?茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)、あとブルフェンでした。
(2)は何のことかと思ったら、「附子をさらにくわえますよ」という処方のことだったんですよね。そういう薬があるのかと思ってました…(先生の話よく聞いておこう)。
(1)と(2)がブレンドされている形で処方されていました。そしてブレンドされているがために、よくあるアルミニウムっぽい(?)個包ではなく、薬局名と漢方名が素朴にプリントされたお手製ビニル個包で出されました。
しかもそれが90包すべてつながっているので、何の気なしに袋から取り出して見ようと思ったらずらずらずらすらといつまで何処まで手繰っても終わりがない!縄跳びできそうな勢い(笑)!せっかくなのでおひねりのように首や肩にぐるぐる巻いてみました(何の意味が)。

(1)附子理中湯は人参湯に附子が加わったもので、胃腸の働きを高めて、食欲不振、胃もたれ、胃痛、下痢などを改善する漢方。
そこにさらに附子が加わったんだから何だかすごそう。健康になれそう(願望)。

(3)の川?茶調散の配合は、香附子(こうぶし)、川?(せんきゅう)、荊芥(けいがい)、薄荷(はつか)、白?(びゃくし)、防風(ぼうふう)、羌活(きょうかつ)、甘草(かんぞう)、茶葉(ちゃば)。
まあよくわからないんですけどね!
効能としては、頭痛、発熱、悪寒(初期の風邪)に効くそうです。ていうか頭痛にすごくよく効く漢方と紹介されていることが多い。な、何と!正直体が温かくなるとか胃腸が丈夫になるとかそういうこともいいですけど、でも手っ取り早く頭痛が解消したいんで(と身も蓋もない欲望をさらけ出してみる)これをいの一番に出してくれればいいのに!と思ったのですが、有名じゃないのかしらん。マニアック系?(どういう系)
証(虚弱とかの体質)が関係なく使えるので、そこがよくないのかしらん。虚弱体質は虚弱体質の薬を飲んでおけ、とか。
よく分からないけど、H先生のことだから(漢方の権威ですから!)何かお考えがあってのことだと思いますけどね(信頼関係ができてる!)。

味は(1)+(2)は特にないけど、(3)は何か前に飲んだことがあるような…という味がします。何がどうと突き止められないんですが、この味知ってる!みたいな。何か芹っぽい感じの味っていうか…ううーんうまく云えない!

とにかくしばらく真面目に地道に飲んでいきたいと思います。

昨日(火曜日)から頭痛がひどい。ズキズキと重く頭に食い込むような、響くような痛みで、動くのがつらいし、何かを考えるのも億劫になりそうな感じ。
朝コーヒー、ブルフェン。昼コーヒー、ブルフェン。という状況です。効かないけど…。そして胃がすごく荒れそうだけど…。
でも何かをしている、ということが大事…とやや自己暗示(いたいたしい)。

2006/10/24 予期せぬ愛に心奪われたいね

今日は雨が止んでも風が強くて冷たくて、真正面から吹き付けられると息が止まりそうになりました。
私はいつの季節も気温に合わせた適切な服装というのが出来なくて、いつも暑くて汗かいたり、寒くてブルブルしたりしています。今日は寒すぎた…。コート着てこればよかったと何度も後悔しました。トホホー。

夜はジャズ入門の1回目の講義を受けてきました。正式には「ジャズ超入門」。
しかし、殆どの人が同じ講師の講義を3、4回受けてる常連のジャズオタク。みんな顔見知りていうか仲間。え、超入門って?初心者って?本気で超入門の初心者の私の動揺ったらなかったですよ!(かわいそう)

講義では講師お勧めの曲、常連が持ってきたお勧めの曲を聴くんですが、その後に蘊蓄やお勧めの理由を語り合うならともかく、選曲のセンスについて内輪トーク(何だか分からないけど楽しそうではある)、「こういうのはこういうところが嫌い」と語り合うのってどうなんだろう…。
「好き嫌いで聴けばいい」と云うけど、好き嫌いなんて個人的な感性というか感覚だから「嫌い」を主張しあわなくても…と思いました…。
何かへこみつつ萎縮。

あと常連トーク(内輪ネタ、前回講義ネタ、自分語り)でたらたら時間取って、50分近くオーバーするのもいかがかと…。
濃いんだか薄いんだか…。
最後のほうは頭痛くなってきてぐったりして最悪でした。
こういう緩さ、仲間感を楽しめるのがジャズ愛好家ならではのかっこよさなのかもしれないけど…。私にも遊びや緩さがなさすぎかもしれないけど…。うーん…。愚痴っぽくなってしまった…。

良かったことは何となく自分が好きそうかも、という傾向が分かったような気がするところ(云い切れないあたりが初心者。笑)。好きな傾向でCD探して聴いたら楽しそう。
あと講師が「チョイ悪オヤジ」でした!!リアルで見たのは初めて(笑)。
常連も男女問わずチョイ悪的というか何か雰囲気が似てたのも興味深い。
うまく云えないけど「ああジャズ好きそう。すごいこだわりありそう」という雰囲気(偏見?笑)。
私も常連ジャズオタクになったらチョイ悪的雰囲気になれるのかも…(不覚にもドキドキした)。

2006/10/23 かなうものならば

がんセンターの処方箋を薬局に出したら揃うのは水曜日と云われました。もうH先生がマニアックな薬出すから(人のせいにすんな)。
毎回同じなら在庫持っててもらうんですが、どうなるか分からないので毎度手を煩わせます…すいません。

今日はパソコンやってて首と肩がどうしても痛くなって辛かったので、北海道のアンテナショップで買ったハッカ油のスプレーをしたら、すっごいスースーして気持ちよかったです。
スーッと冷えすぎて熱いような気もする不思議な感じが、凝りに効いているような気がする。
ハッカ=ミントは、中枢抑制作用、血管拡張作用があるので、発熱、頭や歯の鎮痛、めまい、消化不良、気分不良、防腐、殺菌などに効果があるんですよね。
漢方的には、に頭痛、目の充血、のどの腫脹による疼痛に適しているそうな。
私向き?
あんまりスプレーしすぎると、ヒリヒリスースーして痛くなりますけどね。あとミントくさくなりますけどね。
ミントの香りがする、というと爽やかな美少年のようですが(夢見がち)、実際のところ「あれ、私サロンパス貼ったまま来ちゃったっけ?」と思わずにはいられないような香りです。メントール=ミントなので当然ですが。

2006/10/21 体で感じたことだけが

H先生が云ったから今日はお灸初体験(サラダ記念日風)。
早速お灸を試してみることにしました。H先生の口ぶりではずいぶんとお灸よさげだし、思い込んだら試練の道を行くが病人のど根性ですよね!健康という巨人の星を掴むんだ!父ちゃん!(誰)

しかしお灸なんてしたことがない。昔祖母が枇杷の葉のお灸をしてるのを見たくらい(祖母は「あつつ」とか云って熱がってたような…)。
痛かったり、我慢を強いられるようなものはちょっと嫌だなあ、根性焼きみたいのが残っても嫌だし…。などと思いつつも、主治医が推していたし、一度はやってみるのもいいだろうとドラッグストアでお灸を求める私(好奇心と健康への探究心で生きています)。

お灸も種類が色々あって、ソフト、レギュラー、にんにく、しょうが、みそ、といったものがあるんですねえ。知らなかった。まるで日本酒のおつまみのよう。
火を使うのはちょっと怖いような気がしたので、火をつかわないタイプが欲しかったんですが、人気がないので置いてないとのことでした。やはりお灸はお灸らしくということか、効き目に違いがあるのか…(きになる)。

にんにくに大変心が惹かれたものの(すごい効きそう)、初心者なので大人しくソフトを買いました。
お灸の大きさは親指の爪ほど。粘着シールつきの台座に筒状のもぐさが立っている形状。意外と小さい。
そして施灸は至ってシンプル。もぐさに火をつけて、症状にあわせたツボ(指圧などのと一緒)に貼るだけ!それだけ!簡単!(何を想像してたのだ)。
まず肩でやってみたんですが、粘着テープがついているのでずれたり落ちそうになったりせず違和感なし。
もぐさの燃え方は線香と似ていて火は見えない。でも結構勢いよく煙が出てきます。煙は燻したようで煙たいけど、だからこそ有効成分もりもりで効いてそうなトキメキを覚えます。

説明書には「約4分で熱さを感じ、最後に"キュッ"と強い熱さを感じて火が消えます」とあり、その"キュッ"がいつくるのかどんだけ"キュッ"なのか、時限爆弾を抱えているようなドキドキバクバク感だったのですが、特に熱さも痛みもなく4分以上経過…。何事もない…。え、これって…不発…?(いやまさかそんな)ソフトだからこんなもの?
ううむ、何だか安心したような、物足りないような。

せっかくなので「足三里」という膝のお皿の近くにあるツボにもお灸を据えてみました(文字通り)。
足三里は、腰のだるさ、体の冷え、立ちくらみ、頻尿、足のむくみ・疲れ、腹痛、消化不良などなどに効く万能ツボ。鍼を打たれたけど、何の反応も出なかったところ…。
肩のほうが何でもなかったので余裕かましていたら、足三里のほうはちょっとピリピリチクチクした感じ(熱い、痛いになる前の感じ)があり、終わった後、ほのかに赤くなっていました。 おお…お灸っぽい。
さらに首の後ろにひとつ。これはじわじわと熱いのが感じられました。熱めのお風呂に入ってる感じが一点に集中してきてる感じ。
そしてやってる最中、てのひらがじわっと熱くなって汗をかきました。これがまさに「ツボに入った」ってやつ…?
よく分からないくせに、両腕を組み、目を閉じてうむうむと唸るおっさんのような私(笑)。なかなか効きそうでいいものだわい。

終わったあとは心なしか体が温かいような?気のせい?錯覚?幻想?白昼夢?プラシボ?(素直に受け止めてください)。肩はツボを外したか、お灸にも反応しないくらいひどい状態なのか、どっちかなのかしらん。
あと145回できるので(150点入りを買ったので)お灸道を極めてみようと思います。
最終目標はにんにくきゅう(一番熱い)!

今日は久し振りに(1ヶ月ぶりくらい…?)ジムのプール行ってきました。久し振りすぎ…。でもプールは気持ちよいです。大好きだ。

2006/10/20 区切りの一歩前

29歳になりました!前人未到!未知の世界!そんな感慨というか妙な喜びを感じています(笑)。いやいや人生一度だからこの29年目もまた人生初そしてたった1度なのは当たり前ですが、妙に照れくさいようなドキドキ感がありますですね。
病気してからずいぶんと人生が変わったので、余計にすげー!9年経ったよ!という感動があります。病気をしてよかった、と思える瞬間かもしれません(笑)。でも本当今まで生きてこられてよかった。本当に嬉しい。何に感謝していいのか分からないけど、今生きていることがとてもありがたく嬉しいです。
常々目標というか区切りとして見据えてきた10年目ももうすぐ。10年目に何が待っていると思っているわけではないですが、10年生きてきたことに誇りや充足感を持てる自分でいたいと思います。
病気を機に別れて離れてもう二度と会うことは叶わない「もう一人の自分」、「病気をしなかったら」の可能性であるもう一人の私に、恥じない、そして幸せだと云えるようでありたい。
病気をしたけれども、病気をしたからこそ、の幸せを。誇りを。
簡単に手に入るものではないと思いますが、1年1年生きて、その中で積み上げ創り上げていきたいと思います。

28年目には精神保健福祉士の資格を取ったり、ダイビングを始めたり、色々したから今年はもっと楽しくて新しくてためになることを経験したいなあと思ってます。具体的に何というのはないのですが、あれこれ考えているととても楽しいです。
人生楽しく楽しみたい。29年目も頑張って生きて、幸せに、よりよいものになりたいと思います。頑張ります!

そんな誕生日の今日は何の因果かがんセンターの日(笑)。
頭痛は相変わらずだけど、漢方のせいか去年よりも冷えがひどくないような気がする、と歯切れの悪い私。でも少しは効果が出たので(思えば今まで効果が出たことってめったに、ていうかほとんどなかったですもんね!)、今後も体を温める方向で漢方を続けることになりました。
アベ先生もしきりに気にしていた鍼治療。今後はもうやらないのかと聞いてみたら、H先生が云うには、鍼は痛いところに刺すのがいい。私の場合、痛いところ=鍼を刺すべきところは頭の手術痕(傷痕)になるけど、手術痕に鍼を刺してくれる医者はいないだろう、とのこと。
私ときたら手術のときにドリルを使って骨に穴を開けた上に骨を取り払ったまま修復してないので頭に穴が開いている状態だそうです。あ、改めて聞くと壮絶に手の力が抜ける私の体の有様であることよ…。おお…。
でもその骨がなくて出来ている穴は筋肉が支えてるから日常生活に支障ないらしい。触れば分かるほどの穴だと云われたので、つい自分の手で頭を探ったら、先生に「痩せてないと分からないよ」。…すみません、痩せてないですよね私…と屈辱を味わされる私(笑)。
H先生が手で頭を探ったら、ああなるほど穴があるのが分かりました。指がぐっと入って、そこにあるべき硬い骨がない。位置は耳の後ろあたり。…でも場所は分かっても自分で触ると分からないので、単に先生の手技(力加減?)がいいだけで、私が痩せてないからというわけではないと思いますよ!(と必死に主張)。

他の鍼灸医がダメならH先生に打ってもらうことは出来ないのかと聞いたら(かつては陰険漫才、修羅場まみれだったのに、どうですかこの関係の改善っぷり)大学病院に行けば出来なくもない、とのお答え。大学病院は患者数も多いから時間が取れないかもしれないし、鍼は麻酔科から調達するけど「けちだからなかなかくれない」そうです。大学病院の麻酔科、けちなんだ…(笑)。そこにも通ってたけど、別にけちって感じはしなかったけどなあ(当たり前)。
真面目な顔してそんな拗ねたことを云うH先生はちょっと可愛いな、とか思ってしまいましたですよ。私も大人になったもんだ(何様。笑)。

治療をしかねてうんうん唸っているので、最近「水毒」という概念を勉強して、水を飲むの少なくしてますよ!と先生に褒めてもらいたい生徒のような勢いで云ってみましたが、H先生はうんうん悩んでいてスルーされました。ちぇっ!

そしてH先生におもむろにツボを探られる私。先生としては「ここで痛いと云うはず!」という確信を持ってツボを刺激しているだろうに、毎度無反応の私。でも肩は凝っているので押されると痛かった。
そしたら先生に、「肩の血の流れが悪い、せんねん灸などを使って温めるのがいい」と云われました。肩こりには悩まされているので(事務仕事の宿命)、普段ピップエレキバンを使っているのですが…。先生にその旨を伝えたら、先生に吹き出されました。「ピップエレキバンって(笑)」とか云われて、何かとても恥ずかしい…。
H先生に云わせると、磁石が効くと漢方のどの本にも書いてないし、効果は疑問だそうです。そ、そんな磁気パワーっていかにも中医学っぽいのに違うだなんて…!すんごいカルチャーショックですよ!
そんな私にH先生はフォローの積りか、「ピップエレキバンのぽちっと尖ったところで肩をぐりぐり押せばツボ代わりになるけどね」。いや先生、ピップエレキバンのポッチ(という名称かどうかは分かりませんが)は裏表認識のためにあるような、本当に点のようなポッチであって、ツボを押すようなものではないと思うのですが…。先生のピップエレキバンと私のピップエレキバン、違うのか…?と常に一番安いピップエレキバンを買っている私はドキドキしてみたり。

あと背中をぐいぐい押されて、「肩甲骨の辺りの背筋がやわらかすぎ。年齢からしたら弱すぎ」と云われました。本当はもっと硬く張っているような感じであるべきらしい。背中の筋肉が弱いとどうなるのかはいまいちよく分からないけど、悔しいので背筋を鍛えてようと思いました。昔はソフトボール、アーチェリー、弓道とやってたから背筋は結構あったんだけどなあ…。また弓を始めるべきかしらん。

そんなこんなでいつものごとく、進展があったようなないような診察でした。H先生、毎度お付き合いありがとうございます…(ほんとに)。
今回の処方は、附子を増やして血の巡りをよくして体の調子をあげるもの。火照るようなら減らすように、との注意つき。
今後はまだ二つほど使ってない漢方があるからそれを試すか、適応症が違う漢方で体を温める効果がある漢方を使うか、だそうです。
時間はかかるけど、特異体質で驚異の虚弱体質の私も少しずつはよくなってきている(と思う)ので今後も地道に頑張って行こう、いつか健やかな子になれる日がきっと来るはず!(前向き)。

午後からは仕事に戻るんですが、時間があったので、拷問博物館に行ってきました。
拷問博物館…江戸時代の刑事(捕縛、裁判、刑罰)に関する文書、道具などが展示されている、本当の名前はもっと違う博物館なんですが、どう見てもどう考えても「拷問博物館」。

展示は、捕縛→取調べ→裁判→刑罰の順番。
捕縛のコーナーは、大江戸捕物系の(どういう系)時代劇の世界。袖搦、刺又、突棒、打込、乳切木、寄棒、十手など、時代劇で見かけたものが展示されていて、面白かった。思わず「銭形平次」のテーマソングを鼻歌でうたってしまう。

時代劇で出てくる「岡っ引」(目明し)というのは、正規の役人ではなく、犯人逮捕など許された場合に限り、十手を預かり使用した、というのが格好いい。今で云う特命刑事ですな。

次の取調べで早速拷問。むしろ取り調べっていうか拷問。江戸時代は自白メインだったのでとにかく取り調べが苛酷苛烈。ていうか拷問。

笞打というのは、縄で後ろ手に縛って肩を叩く(笞と云っても、紐状のムチではなく、角材(もとは箒の柄で代用したらしい)に縄を巻いたもの)。笞打で自白が得られないときは、三角のそろばん板に正座させ、両膝に責め石を置き重ねた(別名算盤責)。石抱責は、正座させた膝の上に「伊豆石」と呼ばれる重さ約50キロの責め石を置き重ねる。海老責は、石抱責で自白しないとき、後ろ手に縛り、上半身を極度に前屈させて縛り放置。釣責は両腕をねじ上げ、縄を廻して背後で縛り、天井の鉄製の輪に通して宙づりをする。

手順方法を分かりやすく説明してあるところに、「顔は苦痛でゆがむ」とか「苦痛で失神した」とか変に主観的なくせに突き放したように簡潔なキャプチャーがついているのが、逆にますます淡々とした残酷さを感じさせます。

江戸時代は入れ墨も刑罰だったそうです。敲き(笞で肩背、尻を交互に50回または100回打つ)の刑を受けた者が再び盗みをすると入れ墨をされるというから入れ墨って痛いんだなあ、ていうか敲きの時点で懲りて反省して更正しようよ…。
ちなみに刑罰体系はこう。叱、押込、敲、入墨、追放、遠島、死刑(下手人、死罪、火罪、獄門、磔、鋸挽)。
更正はお早めに!!(本気で)

その他、ニュルンベルグの鉄の処女、ギロチンの展示もありました。
ギロチンはフランスでギョタンという医師が死刑囚を即死させる「人道的な」処刑具として提案したそうですが、数々の拷問、処刑を見ていると、なるほど確かにギロチンは一瞬で済むから人道的かもとするりと思えてしまう。恐るべき感覚の麻痺。
人の命を救うべき医者が提案したというのがまた皮肉というか残酷というか。人間の優しさって何だ。

人間の悪への想像力、行動力以上に、悪を「罰する」ための態度も凄まじいものがありますね。
江戸時代は懲らしめの意味で厳罰主義だったらしいですが、拷問で自白させて晒し処刑する。手順化されているすべての過程が苛酷で苛烈。
罪はないのに拷問に耐えかねて自白して処刑された人は多かっただろうなあ…。

結局のところ、人間って想像力があまりなくて自分が経験した痛みや恐怖しか分からないから、こういう「目には目を」以上の苛酷な刑罰を与えざるを得ないのかな。
拷問はやるせなく恐ろしいけれど、そう考えるのまたやるせなく恐ろしい。人間って何だろう、という疑問の底恐ろしさ。そしてかなしみ。

「目には目を」ではない、人権や生活が保障された刑罰には「更正」への期待が込められているとは云いますが、最近の事件を見ていると、意味があるのか疑問に思えてくるし。
でもでもやっぱり「目には目を」的な刑罰を与えることは人間の可能性、理性とか反省とか人間らしい感情とかへの信頼を捨てることでもあるけれども、それじゃあ被害者が救われない…。そんなのやりきれないし、許せない。
刑罰論って究極的に「人間って何なんだろう」というところに行き着きそうな難しい問題だなあと思います。

「明治12(1879)年10月、拷問は廃止された。しかし、拷問は完全消滅したのだろうか」と拷問博物館は問いかける。
理性と本能。悪と正義。罪と罰。人間に行うそれらの一体どちらに化け物が潜んでいるんだろう。

その後は仕事。夜からはMSWの新人研修で面接技術を習ってきました。
誕生日っぽくない妙な一日ですが(笑)充実してました。

2006/10/19 昨日や明日じゃなくて今を歌った歌

ペインクリニックから処方箋が届いたので、薬局に出したら、最後に来たのが8月で、そのときにまだ届いていなかった分の漢方が取り置きされていました。処方分が全部揃わず何回かに分けてもらってましたが、まだ貰ってない分があったんだ…。自分で処方数を把握していない私も私ですが、薬局もまる1ヶ月来てないなら連絡くらいしてくれてもいいのに…とか思ってみたり…。わがままですかね。
デプロメールとデパスに関しては問題なく受け取りました。明日がんセンターに行くのでまた入手困難な漢方を処方されるかもしれませんが。またよろしくお願いします!(朗らかに嫌な客)。

来週が患者教室なので(私が講師をやるのです…!)資料を作っているところです。患者さんが入院中、在宅で使えるサービスについて手続き方法や料金などを解説する予定。一応知っているつもりの制度ですが、人に説明するとなるときちんと調べて確認しなくてはいけなくて、そうするとほんと改めて勉強になります。
そして今までの患者さん、ご家族にも今ならもっと違った形で援助出来たのかなあ、とか思わずにはいられない。当時もベストを尽くしたつもりだけど、もっと色んなやり方を、もっと色んな形で提示できたのかなあ、そしたらもっと違ったことになってたのかなあ、とか考え出すと涙が出そう。
でもある意味ではこれって感傷的に「ひたってる」と思うので、反省はしてもぐずぐずと考えるまい。今ここで、私が出来るベストのことを尽くそう。先へ、次へ、少しでも役に立てる医療ソーシャルワーカーになれるよう頑張ろう。

しかし資料もだけど、大勢の人前で話すことがあんまりないのでそこの練習も必要かも…と思ったり…(緊張しい)。ていうかそもそも話す練習…?

2006/10/17 大きいばっかりで飛べない羽

昨日、今日と朝(午前中)にひどい頭痛。ズキズキズキッと痛みが頭に集中して突き刺さる感じ。鎮痛剤を飲んだせいか、もともと短い集中的な頭痛なのか、午後には痛みが引くのがいいような悪いような…ううむ。

ペインクリニックの処方箋の件、電話をして確認してみたらもともと先生が処方箋を切っていなかったらしい。忘れたのか、もう薬は別にいいやと思ってるのか…。今度(来月)確認してみよう。
処方箋は出してもらえることになりました。ダメかと思ったけど…。しかも郵送してもらえることになりました。お手数をかけます。ありがとうございます。これで薬が手に入るから安心、嬉しいです。
こういうところも地味に根本的に薬物中毒って気もしないですが!(笑)

毎日天気がよく、涼しいくらいのすがすがしい空気なので、昼ごはんは買って外で食べてます。木がたくさんあって静かな公園があるので、そこでしんしんと本を読みながらご飯を食べるのがとても気持ちがいい。心底からリフレッシュしますです。
あと10月から職場近くのビル前広場?公園?での禁煙が実施されたので、職場に行く途中にタバコの匂いや煙を吸うことがなくなり、これもまた爽快で嬉しい。タバコ好きな人には辛い状況でしょうが、タバコ嫌いな私としては今の嫌煙の流れはありがたいです。
タバコの煙をかぐと頭痛くなったり気持ち悪くなったりするんですよね。タバコ(ニコチン)の血管収縮作用は頭痛にいい場合もあるらしいですけどね。

2006/10/15 すべてが最近遠い国のよう

今日も今日とてだらだらと起きる休日の朝。
鼻は変わらずずるずる。熱が出て、頭もズキズキと小さくだけど、痛んでます。
ジム(久し振り…)に行こうと思ったけど、熱があるので止めました。体力つけるため、リフレッシュするために、風邪をこじらせたんでは意味がないですからねえ。

その後は親からデジカメのプリントを頼まれたけど、CD-ROMに入ってる画像ファイルの形式が何か変になってたのでそれを直してCD-ROMに入れなおして、プリントしたりしてました。
前の職場ではパソコン隊長だったけど、そのときに比べたらずいぶんとパソコン力(?)が落ちたような気がする。どんなジャンルの知識や技術でも、一度身につけたからといって研鑽や更新をしなければ衰えて使いにくいものになってしまうんだなあ、と思ってみたり。

今年で脳腫瘍になって(厳密に云うと生まれたときから脳腫瘍ですが)9年目ですが、ようやく闘病記っぽいものを書き始めました。去年からちょこちょこ書いてはいたんですが(言い訳)、今日から細々とアップしていきます。
9年も前のことなので、詳細な闘病記というより、当時のことを今、医療ソーシャルワーカーになった9年後の私から見てどういう風に思うのかということも書いていこうと思いますです。

2006/10/14 痛めつけなくてもこの身体はいつか滅びるものだから

久し振りにだらだらと起きる休日の朝。晴れていても肌寒いくらい涼しかったりしますね。秋深し。

午後からペインクリニック。診察から注射まで待ち時間が少なく素早く出来たけど、その分アベ先生と話す時間が少なくてちょっと寂しい。でも話すことも相変わらずの内容ですけどね。変わりありません、頭痛は相変わらずです。
でもこう云うと、アベ先生は「治してあげたいんだけどなー」と申し訳なさそうな顔をするので、それだけでもちょっと救われたような気持ちになります。
いつものように神経ブロック。疲れているのと風邪で体力低下中なので、注射したら意識をなくしたように爆睡。起きた後も頭がじわーんと熱いような重いような、すっきりしない感じで、歩くのもふらふら。顔がやたら熱い。
そのせいで(?)処方箋を貰うのを忘れたことに家に帰ってきてから気づきました…!やっべ!でももしかしたら先生が処方箋きってなかったり?薬飲んでもあんまり効果ないし、先生もそんなに重要視してないのかも…。デプロメールもデパスもかれこれ6、7年飲んでますからねえ…。
とりあえず来週電話で確認してみます。

家に帰って少し休んでから、夜は友達と食事に行ってきました。横浜ベイクォーターに初めて行きました!豪華客船をイメージした(たぶん)白くて優雅な建物が綺麗で、デッキ(?)から見えるみなとみらいの夜景がとても綺麗でした。入ってるショップもオシャレだし、六本木ヒルズみたいだなーと思ったり。
横浜も何気に観光地よね…。普段はあんまり意識しませんが。私が例えば旅する神戸にも普通に生活していて、神戸が観光地だと実感のない人がいるように、私にとって馴染みの生活の場所である横浜が素敵な旅先、観光地と思う人もいるんだと思うと、何だか不思議な感じ。人生や世界はパラレルに存在してるんだなあ。

2006/10/13 偶然だね、こんな風に

妄想としか思えないことが現実になって、動揺と興奮と呆然と色んな感情がごっちゃになったけど、実際はひどく淡々と対応している自分。頼もしいんだか要領が悪いんだか。さっぱりわからない。
でももっと有頂天になって浮かれると思ってたのに、冷静でいられるあたりに何か真実があるような気がする。

風邪のほうは相変わらず。鼻がひどくずるずるして声もくぐもってます。たまに咳が出るけど。頭痛はなし。
体が不健康なとき、弱っている(はずの)ときほど頭痛がないというのが変な話。もしかして私にとって頭痛は健康の証、バロメーター?…いやだそんなの(笑)。

2006/10/12 今の私はあなたの知らない色

勉学の秋ということで習い事を色々やりたい。興味はあるものの今までやってこなかったことを。

というわけで今予定してるのは、「ジャズ入門」。
ジャズってどういう?という初心者に対してジャズとは何か、名盤などを聴かせながら教えてくれるそうです。ジャズと云わず音楽は本当にまったく疎いので最低限の教養は身につけたいところ。

「仏像彫刻体験」
全2回で講師は仏師!美術関係は疎いというか才能やセンスがないので畏れ多くて近づけないのですが、仏像彫刻には興味があってものすごくやってみたかったのです。歴史オタクの血か?
あと彫刻って集中してやったら雑念とかなくなりそうで何だかよさげ…(色々ためこみがちな人)。
仏師という職業の人に会うのも初めてだから楽しみです。ドキドキ。

去年はスクーリング、実習、受験だったから(精神保健福祉士)今年は趣味に走って楽しむつもりです(目をキラキラさせながら)!

2006/10/11 あてどないソウルの花を

風邪のようです。今日になったら鼻が重いほどずるずるして鼻声になってました。咳もたまにでます。熱が出たときみたいに頭がぼうっとするんですが、熱を計ったら平熱だったので意外…。いや熱がないことはいいことですが。

こんな状態ですが、がんセンターに行って来ました。治療ではなく、医療相談室に医療ソーシャルワーカーとしてです。私も出世(?)したもんだ…。
かかりつけのがんセンターではなく、外観を数度見たことがあるだけのがんセンターですが、たくさんの窓に明かりがついているのを見てたら、ああ、あそこにたくさんの人が色んな不安や痛みを抱えながら頑張って生きているんだな、と闘病の仲間や今まで会った患者さんたちのことを思い出して涙が出てきそうになって仕方がありませんでした。今も何処かでそれぞれに必死に頑張っているような、そんな気がしてしまう。病気があることには生物学的、社会学的に何か意味があるのかもしれないけど、がんの苦しみがこの世からなくなりますように、と祈らずにはいられない。

感傷はさておき、ソーシャルワーカーさんと医療相談についてあれこれ話をしました。さすが国内最高レベルの医療技術を持つがんセンター、医療相談室も格段に違う。ちょっと話を聞いただけだけど、取り扱ってるケースの数、内容の多様さ。参加出来るカンファンレスの充実ぶり。年齢、経験年数が違うスタッフが複数いるのでスーパービジョンも完璧。
病院の規模、機能で医療相談室のありようも変わると思うけど、これぞ「ソーシャルワーク」という感じ…。
何だか…私はこのままでいいんだろうか…などと焦るような怖いような気持ちになってしまったりしました…。一人きりの職場で正しいのかそうでないかも分からない私だけの足場を築くより、非常勤でもバイトでもこういう環境で徹底的に基礎から学んだほうがソーシャルワーカーとして伸びるのでは…?とか…。
しかし今自分がいる場所でまだ何事も成し遂げてない、全力を尽くしきっているとは云えないのにそういうことを思うのはある種の逃避のような気もするし…。うーん…。
でもまず結論を出す前にもっと色んな病院、医療相談室を見聞しないとなあ、とぐるぐる思い悩んでしまいましたですよ。

勉強会の資料は今後の私の仕事でも役に立ちそうないいものをいただくことが出来てとても助かりました。そして私ももっともりもり熱心に医療に関わりたい!と燃える気持ちです。

がんセンターってやはり私にとっての原点というかリスタート地点なんだな。関わらない人生が一番幸せなのかもしれないけど、いい形で「指導」を貰ってる気がするので、私にとってはよかったんだな、とか思ってみたり。
がんセンターに恥じないような患者、そしてソーシャルワーカーになりたい。

2006/10/10 何か云いたいけど 次の瞬間もう朝なの

9日は野球観戦してきて、10月の3連休は終わり。なかなか色々とてんこ盛りでした。

お陰で(?)すっかり疲れてしまい、何だか喉の奥が腫れてるような違和感を感じつつの週明け(つい月曜日と勘違いしちゃう)。いつものように通勤途中、本を読んでいたら不意に頭の芯がジワジワーっと痺れるような感じがして、どうしようもなく視界が暗くなり、堪えようとしたけど、手足に力が入らない。というか自分の手足の感覚もない。冷や汗がだらだら伝う額や顔、妙に猫背でかがみこんだ首の感じ、そういうものだけでもひどく遠い。音が聞こえない。でも内側に収縮するような頭の痺れだけは生々しい。ああ…。
卒倒するよりはしゃがんだほうがマシという理性(?)が働いて倒れるのだけは避けましたが、ちょうど目の前に座ってた人に席を譲ってもらうことになってしまい、朝からとっても申し訳ない…。イスに座っていても、体の感覚が戻らず、お礼を云うのもろれつが回らない状態。ハンカチ一枚冷や汗でびっしょり…。吐かなかったこと、意識を失わなかったことがよかった…(せめて)。

芹沢俊介は体調が悪くなるとそのことで体があることを意識するというけど、こういうこともあるんですよねえ…。あるべき体の感覚が異なる、つかめなくなって「なくなる」状態の怖さといったら、普段当たり前のように体を使ってるから余計ひどく身にこたえるものだよ…などというのは後で考えたことですが。

駅に着いて気つけと滋養強壮にいいかと思い(具合の悪いときの考えなのでやや支離滅裂)、オロナミンCを飲んでみたり。味がしないし、炭酸もただ単にざらざらした異物感でしかなかったけど、冷たいものを飲むと少ししっかりするような気が。
あとオロナミンCは未だに私にとっては巨人選手が広告してた飲み物なので(笑)、村田さんが温泉に浸かりながら、オロCの歌を歌いながら巨人ユニを着て「元気ハツラツ!」とか云ってたのを思い出すのです。村田さんは私の心の支え(乙女パワー)。

職場でも何だか一日中足元というか上体がふわふわとして、ふらふらしていました。気をつけないと…。
頭痛がないので後遺症由来ではなく、体調不良、疲れだと思いますが、虚弱体質だということを忘れずに調整を怠ったり調子にのったりしたらいけないなあ、と深く反省です…。

夜は日本の名医を特集した番組を観ました。脳神経外科の福島先生の言動、手術は何度観ても涙が出て止まらなくなります。福島先生がいてよかった。救われてよかった。
福島先生や他の先生も云っていましたが、「患者さんや家族が喜ぶ顔が見たい、ありがとうと云われることが何より」。
お医者先生(それも名医)と一緒にするのもおこがましいですが、医療に従事する仕事の素晴らしいところ、ありがたいところってこういうところだと思う。医療って素晴らしい技術だなあ、人間の想いや願いが作った技術だなあとまたここでも涙が。
しかしまあ「自分は患者を自分の親だと思ってやっている。自分の親がされて嫌なこと、云われて嫌なことは絶対にしない。するやつは許さない」と熱く説教めいて語ってた先生が、患者の家族に「俺だって忙しいんだよ!人間なんだから!」とか「死にたいなら死ね」と云ったのとか知ってるので、嫌な見方をすればこのテレビに出てる先生たちだって自分の職場では、スタッフにはひどいこと云ってるのかもしれないし、八つ当たりしてるのかもしれないなあ、などとも思ってしまう。
医者も人間ですけどね。人間と人間が一緒にいたら絶対に「相性」というものが発生して、どうにもならない、誰が悪いんでもないけど悪くなってしまうこともありますけどね。
医者も人の子。完璧な、それこそ「神様」みたいな人は存在しない。でもそれだからこそテレビに出るような先生は技術と人間性を兼ね備えた「名医」と呼ばれているのかもしれないし。
…何を云いたいのかまとまらなくなってきました。とりあえず、医者の手に預けられた医療の技術が、よりよい形でそれを望む患者さんや家族のもとに届くといいなあ、と願わずにはいられません。
そのためにはお医者先生だけではなく、MSWなどの医療専門職も力や技術を発揮することが必要だと思うので頑張ろう!と思いますです。

2006/10/08 深いところへ、高いところへ

今日は葛西臨海公園でバーベキューをしてきました。
メンバーは仕事で知り合った介護福祉業種の人達。普段は勉強会などしてるメンバーですが、今日は仕事は関係なくバーベキューを楽しんできました。

私も初めて知ったんですが、葛西臨海公園にはバーベキュー場があって、道具すべて貸出、肉・野菜・ヤキソバ・調味料すべて準備された状態でバーベキューが出来るのです。自分達で持ってくるのは飲み物だけ!という。
最初はところどころにイスとテーブルがある、普通の公園だったのに、どんどん人が集まり、バーベキュー用のコンロ(というの?)が貸し出され、折り畳みのイスが広げられ、炭が焚かれ、気づいたらバーベキュー場以外の何物でもない場になっていたのが壮観でした。

眩しいほど晴れ上がった青空、観覧車が見える広々した海沿いの公園でバーベキュー。
風がものすごく強いため油断するとテーブルに置いたものがすっ飛ぶのには難儀しましたが、天気のいい日に外で食べたりお酒飲むというのは楽しくていい気持ちでした。

その後は煤けた匂いを漂わせたまま、場所を移動してカラオケ、さらに場所を替えて飲み。一日中何かしら食べたり飲んだりしていたような…。
大人の行楽は酒なしではありえないっていうか結局名目はどうであれ酒を飲むことが行楽みたいな。でもお酒が入るからの楽しさ、雰囲気もあるのでこれはこれで面白いなあ。

まだまだ宵の口だぜ!4次会まで行くぜ!なメンバーでしたが、途中で帰ってきました。朝から一日飲んで遊ぶのはここらへんが限界。
日をたくさん浴びたくったりとした心地よい疲れを感じつつも、ひどい頭痛、どうしようもないだるさ、しんどさ。
帰る道のりは、時間は、しんどい。早く家に帰りたい。

ある人から見たら私は付き合いの悪いつまらない人間かもしれないなあ。仕方ないと諦めずに努力して頑張れば限界も付き合いも変わるのかもしれないけど、大人ならそうするべきかもしれないけど、でもそこまで無理することでもない気もするし、こういうことは未だに何だかよく分からない。
私は人生を損してる?遊びをしらない、つまらない人間?例えば毎日毎晩飲み歩ける、終電過ぎても大丈夫と云える「付き合いのいい」人を見ると、言葉を聞くと、未だに微かに動揺してしまうのは、そして反発や諦めでしか対応できないのは情けないことだと思う。
ちょっとだけ「病気にならなかったら」と考えてみたりもするけど、でも結局のところ私は私だから別に変わらない気もする。性格または人生観の問題。
そうなるとそもそも大体どうにもならないし、どうでもいいのでは、という結論に(笑)。

とりあえず色んな人の色んな価値観と付き合ってみることは大事だな。その上で大人になりたい。

2006/10/06 嵐を手繰り寄せ、空へ近づこう

台風?なんですかね、すごい横殴りの雨と風。雨もひどいけど、真っ直ぐ歩けないほどの風がきっつい。傘差してても全身濡れちゃうし。こういうときにこそ雨合羽が必要ですなあ(レインコートって云おうよ)。

そんな天気にびくびくしつつも夜は研修会。テーマは面接技法。
「相手の波長に合わせ、相手の感情を把握して、話し合いが出来る雰囲気、感情に落ち着くように導く。」
…って何これスピリチュアルカウンセリング?催眠?みたいな。いやいやこれもソーシャルワークなんです。
観察。言葉の選び方、会話の組み立て方のテクニック。ボディランゲージの効用。心理学の基礎と応用と実践/実戦。

こういうことも気の利いた人は教えられなくても身につけていて自然に出来ることなんでしょうが、私は頭ぐるぐるしてしまいます。
大分マシになったとは云え、照れ性、緊張屋、挙動不審がちで鈍感な私にとっては必要かつ重要な勉強だと思います(そんな痛々しさで何故よりによって面接員に…という突っ込みはよしてあげてください)。
患者さんや家族が無駄に緊張や不安を感じない面接が出来るようになりたいですし!
何かものすごい難題難関な気がしますが、頭で考えずに考え、学習し、実践あるのみでしょう。人生毎日がリハビリテーションです。

体調。頭痛がひどく痛みます(日本語変だよ!)。うう。木の感触(抵抗感)はなくなったけど、ズッキンズッキン頭全体が痛い…。
あと今週から何だか手の甲、指、手首、腕の内側、首、お腹(はっきり云って体全体)が痒くなっています。前にダイビングで右手の甲にかぶれが出来て痒くて苦しんだけど、その再発っぽい感じ。アブに刺されたようにぷくっと腫れて脈動するリズムでズキズキ痛痒い。たまに蚯蚓腫れみたいに白く幅広く盛り上がってその周りは赤くなって熱を持ってズキズキしたり…。
かぶれではないような感じだけど、でもこれが何なのか分からない…。うう痛いし痒いし、見た目も赤くなってやだし、理由が分からないまま体中に出ているのがすごくいやだし何だか不安になりますですよ。マイザークリーム塗ったりしてたけど、特に良くならない。
たぶん沖縄、NZ旅行の疲れが出てるんだと思う(思いたい)。旅行後の週末も出かけてばかりだったし、仕事帰りも遅いし…。肌は内臓の鏡。養生しないと治るものも治らないですね…。

今月、職場で患者教室の講師をやるのですが、その関係で他の病院のソーシャルワーカーさんを紹介され、その方から資料の作り方や講師について教えてもらうことになりました。その他の病院とは、がんセンター!私のかかりつけの(かかりつけないで下さい…)がんセンターではないですが、がんセンターですよ。来週、伺って色々と教わってくる予定です。治療以外でがんセンター行くのって初めてだからドキドキします(笑)。
そして仕事上で色んな人と知り合いになれるのはすごく楽しみ。チャンス。どんどん活かしていきたいです!頑張ろう。

2006/10/05 アンビバレンツ

日本医師会が「圧力団体」のイメージ払拭のためにCMを作ったそうですよ。その中のひとつではドクハラを取り上げているそうです。内容はこんな感じ。
>「素人に話しても時間の無駄」「あんた何歳まで生きれば気が済むの」……。診察室や病院の廊下などの映像に、医師による言葉の暴力がテロップで流れる。その後に「私たちはあえて問題にしたい。日本医師会です」とのアナウンスが入る。
”あえて”と云っちゃうあたりがものすごく気になるんですが…。あえてっていうかそれ普通にものすごく問題です。人権問題です。私はもうこのCMを文章で見ただけで憤りと悔しさと悲しさで涙が出てきそう…。ああやだやだ。
それでもこういうCMを作ろうと思ったことだけでも十分評価されるべき成長ですかね!
医療ソーシャルワーカーになる前は医師会に近しい組織にいたので懐かしく思い出しますが、医師会って本当にいわゆる一般庶民が「医者」に抱くイメージそのものの医者が多かったです。三代続いた開業医、200床クラスの総合病院の院長または理事長が理事に連なり、乗り付ける車は運転手付きの黒塗り高級車。役員室の絨毯敷き、マホガニーの重厚なデスクは、ほんと「医者ってこういう感じ」のイメージそのもの。
まあ医者も色々だと思いますが、別世界の住人だなあと思いましたですよ。

ついでにこの記事にはこんな一文も。
>今年6月、大手広告会社が日医のイメージを調査したところ、「非常に好き」「やや好き」が計3%に対して、「あまり好きでない」「嫌い」は計36%もあった。「どちらともいえない」が61%。
3%の内訳がとても気になります…。関係者ですかね?ちなみに私は「どちらともいえない」です。それが普通だと思いますが…(笑)。

2006/10/03 光りを、と叫ぶ

頭痛です。何かこう木の杭を頭に打ち込まれているような感じ。金属的な鋭さはない代わりに木の、がさがさ、ざらっとした抵抗のある感じで頭に食い込んでくる痛みというか…。ごりごり頭の芯に突き刺さってくる鈍い痛み、というか。
いやリアルにそんな目に遭ったことないので(当たり前だから!)想像なんですけど、でも結構リアルに表現出来ている気がしますよ!と云ってみても分かるのは私だけ。うーんいい表現なのになあ。誰かに分かって欲しい!(笑)

痛みの数値化あるいは基準化というのが出来れば医療も良くなるのかなあとか思ったりもします。「痛み」は単なる物理的な現象ではなく、「こころ」の問題をも含むので難しくデリケートだとは思いますが。だからこそ、誰もがわかりやすい形になれば「痛みを知らない」人も「分かる」のかなあ、とか。傲慢でもある考えですかね。
でも痛んでいるときに「痛みを分かってもらう」だけでも癒されることがあるから、やっぱり「分かる」ということを「誰もが分かる」形に当てはめようとするのは間違ってるような気もします。
「分かってくれること」が痛みにとっての救いになるならば、「痛みの治療」は医者や看護師でなくても出来ること、なのかもしれなくて、それはそれで難しいけれども考えようによっては救いになるような気もする。

とりあえず今日は2回鎮痛剤飲みました。もう1回くらい飲んでもいい気もしたけど、効かないもの飲んでも仕方ないですしね(えっ)。

9放映の「夢の扉 NEXT DOOR」で取り上げられていたガンマナイフ治療の林基弘先生。
旅先でしたが、「脳腫瘍の治療」という言葉に反応して真剣に見入ってしまいました。
頭を開けずに治療が出来るガンマナイフ、脳腫瘍治療と云っても小さい腫瘍でなければ対応できないという制限はあるとのことだったので一瞬がっかりしてしまいましたが、
転移性の脳腫瘍に有効ということは、すでに他の部位のがんで治療をしている人の負担軽減になるわけですよね。
何だかすべての「脳腫瘍」が救われるような気がしてしまうので、適用外の人もいることは残念ですが、でも脳腫瘍と一言で云っても色々あるんだから治療法も色々あったほうがいい。

「一人でも多くの病気と心を治したい」という林先生の言葉に思わず涙が出そうになりました。
こういう、絶望的な暗い状況でも、「何か」、救い、あるいは希望となる「何か」を提示できる人って本当素晴らしい。
最新の治療方法、優しい言葉、適切な対応策…色々あると思うけど、それを提示出来るのが「医療」の力であり本質だと私は思う。信じていたい。
それを形にして、言葉にしていける人ということに本当にものすごい感動と尊敬を覚えます。
それがどんなに難しくても、実際は可能性が低かったとしても、それでも希望がそこにあると信じることが人を生かすと思う。
だから本当の意味での「医療は」医者だけが出来るものではなく、看護師にも薬剤師にもMSWにも、そして患者の家族にも(ある意味では「だからこそ」)出来ることなんだと思う。
希望の光りを一緒に見出せること。信じられるものであること。患者さんの「力」になること。
そういう力が私も持ちたい。

2006/10/01 毎日退屈せずにいたい 色んな場面が日替わりだから

10月です。いやもう毎年毎年月日の流れの速さには新鮮に真剣にびっくりしてしまいます。たぶん毎月、一生びっくりし通しだろうなあ。一期一会か(違う気が)。
10月といえば誕生月そして医療ソーシャルワーカーになった月なのですが、医療ソーシャルワーカー(MSW)は今年で2年目か!何かもっと時間が経過してるような気がしてましたが…。いやはや。去年の日記を見てみたら痛々しいほど一所懸命で我ながら甘酸っぱい。いいぞ私。これからももっともっと頑張れ。人生は頑張って楽しく楽しまなくては。
去年は精神保健福祉士の実習、受験と忙しかったけど、今年はそういうのがないので自由な感じ。何をしようかな、と楽しく妄想してます。年々少しずつ体力がついてくるように、年々自由度や楽しめる度が増えていくような気がして、わくわくします。
生きてる、生きていく、生きていられるということは時間が前に先にあり、それが注がれて、たまりつつも流れていくこと。河が流れるように、旅を続けるように。
足元を思わぬ形でさらわれることも、苦いものをたくさん飲んで溺れることもあるけれど、リカバリーのチャンスも、体力がつく経験も、成長も、すべてがそこにあるわけで、それを思うことが「希望」であるようにも思います。
人生何が起こるか分からないけど、悪いことばかりでは決してない。苦さが甘さに、闇が光りに、山が海に、変わることが「時間」の中ではありえる。奇蹟のようなことではあるけれど。
何ていうか。生きていること、生きていられること。その中で与えられる経験。そのすべてを感謝し、喜び、楽しんで生きていきたいと思います。
うまく云えなくて変なスピリチュアルみたいですが(笑…)そういう気持ちです。

そんな気持ちでいようとも頭痛は頭痛。これが脳腫瘍で虚弱体質。何かとてつもなく強くて毅然としたものみたいでちょっと素敵に思えなくもないような気がしないでもないような…?(そんな悩まないでも)。
最近図書館で借りてきた「『水分の摂りすぎ』は今すぐやめなさい」(石原結實)を読んでますが、水分の摂りすぎで体に水がたまって冷えて痛みや倦怠感を招く=水毒ってH先生が云ってたことじゃないですか!H先生に診察室で云われたときには、すごく屈辱を覚えるか、意味が分からないか、何だか可笑しいか、という状態の私でしたが、本で読んで初めてH先生の云いたいことを理解し、納得しました。H先生が云うことを最近はすっかり微笑ましく聞き流していてすいませんでした…!(こいつ!笑)。
なかなかどうして結構面白くもなるほどと思えることが書いてあるので、そのうちまとめたいと思いますです。いい本を見つけたなあ。今度のH先生の診察が楽しみになってきましたですよ!今度はH先生の云ってることきちんと理解できる!(笑)。



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