2004/03/31 合格しました

社会福祉士国家試験に合格しました!最近すっかり社会福祉士になるための勉強をしているとかそういうようなことを日記に書いていませんでしたが、実は11月には直前講習受けてましたし、年末年始は受験モードでした。1月25日に早稲田キャンパスで受験して、何かもうものすごい緊張と思わぬ出題で動揺しまくり、それでも、いやそれだからこそか、何となく言葉にすることが出来なくて、そのくせ心の中は受験のことで頭いっぱいで、不安と期待と焦燥感と怖さで揺れてばっかりでした。合格発表も一ヶ月、一週間、あと一日…とカウントダウンしては言葉に出来ないような気持ちが溢れ、ただただまぐれでも運でも何でもいいから合格して欲しい、合格したい、と祈るような気持ちでした。

ネットでの発表は午後1時から。でもサーバーが落ちてて1時間くらいリロードし続けて、どきどきというよりぐらぐらするような感じで、気持ち悪くなるほどでした。ようやく合格速報見られるようになって、それでも何かもう見たいような見たくないような、怖いけど早く終わりにしたい、みたいな、もう思い出してもどう言葉にしていいやらって感じでした。
自分の番号が載っているのを見たときは却って「うそ!?」と思ったり。とにかく、合格!合格しました。

病気をしてから色々あって考えた末に自分で医療の道を選んだけれど、それでもやっぱり悩むこともあったし迷うこともあったし、単に前いた道から病気を理由に楽なほうに逃げただけなんじゃないって云われて言葉が返せなかったこともあったけど、それでも今こうしてここでひとつの結果として社会福祉士の資格を手に入れられたことが本当に嬉しい。頑張ってきてよかった。本当に心から嬉しい。
「病気をしてよかった」って気持ちの上でも言葉の上でも納得しにくいけれども、病気をきっかけにして始めた勉強がここまでくることが出来て、ああ私の人生であの病気は無駄じゃなかった、意味があった、ていうか私は自分で意味があるものに出来たんだ。驕り入ってるかもしれないけどそう思える。それが嬉しい。

あとばかみたいな思い煩いかもしれないですが、私のなかでは結構本気で思わないでもないことだったんですが、脳腫瘍という病気だっただけに何か私実はダメになってたりして、別にもとからよい頭ではなかったけど、決定的に何かが損なわれてたりして…とか思わないでもなかったけど、でもそんなことなかった。頑張ればちゃんと大丈夫だった。よかった。

キャリアのない人間がひとつ資格を得ただけですべてががらっと変わるわけではないと思う、特に厳しい条件の世界だと分かってる。どうなるかはわからない。夢みたいな夢だけど、私、社会福祉士として、医療ソーシャルワーカーとして病院で働きたい。医療に近づきたいし、患者としての自分をいかしたい。これからはそういう夢のために頑張りたい。

受験期の心の支えはFマリノスの那須選手の前向きな言葉と姿勢、SING LIKE TALKINGの「月への階段」でした。今でも涙が出そうなほど心の支えでした。

何かもううまくまとまってませんが、とにかく本当にすごい嬉しいです。ここまで導いてくれたすべてのものに心から感謝したいです。

2004/03/27 ねじれゆがむ暗いトンネル、その先に君が待ってると僕は知ってる

相変わらず頭がふらふら熱があったりお腹の調子が悪かったり。リンパはまだ腫れてるし(病気のデパート状態っていうか。何ありっていうか。笑)。でもまあちょうど週末なのでのんびりだらだら過ごしてますです。小説をあれこれ読んだり、料理の本をうっとり眺めて何作ろうかなと考えたり(最近料理が趣味。とても好き)。
天気もよく暖かくなってきたので気持ちも明るくなるような楽しいことも色々あるだろうとか思ってみたり。

週末料理。お昼に油揚げと長ネギをめんつゆでしんなりじんわりするまで煮てうどんにかけたものを作ってみました。油揚げに味がしみてジューシーで美味しい(自画自賛)。何か食べたいなと思ったときにちゃちゃっとありあわせのもので美味しいものを作れるようになりたいなあ。パスタとか丼モノとか。

夕飯は鶏シウマイと炊き込みご飯。シウマイは蒸した後ゴマ油引いたフライパンで焦げ目をつけて食べたときちょっとぱりっとするようにしてみたり。普段親が作るシウマイは豚肉にホタテ、卵等々入れるので、鶏ひき肉オンリーというのは淡白というかあっさりしてるなあ、とちょっと物足りないような?でもこれはこれで美味しいような気もするのでまあいいか。

炊き込みご飯は鶏ひき肉とさつまいもを混ぜて炊いたんですが、これはちょっと味が足らない気がする…。うーん。キムチと大豆の炊き込みご飯も何か一味足りない気がしたし、簡単そうで味加減が難しいのが炊き込みご飯…。うーん。研究とチャレンジがまだまだ必要だなあ。

2004/03/25 タイムラグに足元ふらふら

とりあえず復調。頭ふらふらするけど、ときどき痛いけど、あちこち不安が多いけど、とりあえず仕事に行って定時間内仕事が出来たのでよし。

手探りで進むのにイライラしてしまうけど、鬱々としてしまうけど、とりあえず日々を過ごすしかないわけで、それはつらいことだけど、ときおりたまならくむなしくなるけど。だけどそこにこそ何かがあるような気がする。何かがあるような気がする。いつも、どうしても。

2004/03/24 その糸を切らぬように

今日も仕事休み…。昨日は夜8時くらいに寝たのに、朝起きたらあまりに頭痛くて痛くて、歯を食いしばるように職場に休む旨連絡してそのまま午後までぶっ通しで寝てました。風邪も入ってきてるのか声が変になってました(でも喉は全然痛くない)。夕方までずっとだらだら寝てて、まだ寝てたい起きるのつらいって感じでしたが、ペインクリニックの予約入れてたのでまたしても軽く涙目になりながら歯を食いしばるようにして出かけました。病院行くのにこんなにつらい思いするって何なんだろう。意味がわからない、ていうかそもそも私のしてることにむなしくならない意味なんてあるのかな、そもそも初めから、とか恐ろしいほどむなしいことを考えてしまったり。体調の悪いときの泥沼後ろ向き思考のばかばかしくも重い自問自答。それこそがむなしさを募らせるのに、考えずにはいられない。疲れる。

ペインクリニック。先々週、麻酔事故があったので(笑、ごとじゃない)ナースの人やスタッフの人に色々気遣われて恐縮の限りでした。アベ先生にも何か色々いらない心配かけて申し訳ない気持ち。それにしても本当にこの麻酔事故、めったにないことらしく、アベ先生がしきりに「この人、はじめての人なんだよ」とかクリニックスタッフに私を紹介するのでちょっと恥ずかしかった(笑)。私は脳腫瘍の手術のときに首から大動脈に管を入れてたのでそのせいで首の大動脈とか神経が癒着しているそうで、普段はそれをうまくかきわけて注射針入れるんですが、先々週はうまくいかなかったそうで。癒着…。またひとつ知らなくてもいい体の特殊構造を知ってしまった…(笑)。これもアベ先生の説明だから「そうなのか…いやはや私って」と思えるけど、他の先生だったら、何となく「だから君も悪いんだよ」みたいな云い方しそうで、そうなったら修羅場になってただろうなあとか思いましたです。
アベ先生の云ってることだってある意味では事後の言い訳になるんでしょうけど、私はちゃんと理解できるし、納得できるから、それはそれでまあ仕方ないことだと思える。信頼関係とか人間性とか、やっぱり大きいし、場面場面で必ずものを云う。

今日は体調が悪いのでブロックはなし。風邪ぽいせいかリンパが腫れてるので薬を貰いました。ダン・リッチ(ダンディな名前ですが、総合感冒薬)。ブロック休むことで首の中の癒着が良くなるということもあるそうです。頭痛いのは痛いのでブロックしてもらいたかったけど、それなら仕方ない。来月半ばまでブロックは休み。

ところでアベ先生、4月から病院が替わるそうで、クリニックにも月2回しか来られなくなるそう。ショック!いや月2回来てくれるから十分といえば十分ですが、でもちょっと寂しい…。ブロック技術ならタテボン先生(院長)だっていいと思いますが(最初は何だこの人…とか不信と不審でいっぱいでしたが、別にそんな変な嫌な人ではないと思いました)私にとってアベ先生に話を聞いてもらうのが何よりの治療ていうかむしろ癒しなので、あくまでアベ先生にこだわりたいと思ってますです。

家に帰ったらまたふらふらでばったり。ダン・リッチが効くといいな。明日はちゃんと仕事行きたい。

2004/03/23 蓮の種を探して手探りをし続ける。

週末にぐずぐずと体調が崩れてしまい、何だかよくわからないけれどもよくないみたいなので今日は仕事休んで病院に行って来ましたですよ。今日レントゲン、来月はエコーとかその他検査。悪いと思って行ってるけど、どうしたってすっきりと悪い理由も何も分かるわけではないので、こんなことして何になるんだろう、うんざりというかむなしいというか、とにかく疲れる…。と体調が悪く体力気力がないため大変マイナスやさぐれ思考の嫌な私。

分かってるつもりだけど、でもやっぱりたまに何か心の底のほうからこういう気持ちがわきあがってきてどうしようもない。何を探してこんなに病院ばっかり行ってるんだろうなあ…。私、自分が病気だって思い知らされたいのか、健康だって云ってもらって安心したいのか。けれどもそれって結果として何か意味があるのかなとか。暗い暗い。

2004/03/19 優しい人って思われたいってことばかり考えて挙動不審気味の日々

こうもしんしんとしみるように寒いと春物を眺める気力もわきませんなあ…(弱)。

体調は相変わらずけだるく沈滞してます。ちょっと動くと沈んでた具合の悪さ(頭痛、眩暈、気持ちの悪さなど)がうわあっと揺れ動いてわきあがってくる感じ。でも割と気持ちは落ち着いているというか、ひどく暗く沈んでいるというわけではないです。春だからかしら。色々やりたいなあ、新しいことしたいなあ、とか考えては夢を膨らませてます。

週一ペースで英会話に行ってます。今日も行って来ました。レッスンの後、レッスンの進み具合や今後の勉強方針などについて色々話というか指導を聞きました。自分としては、うーん何だかなあ…と思うことばかりで、そう思う理由はまずは発音の下手さ、抑揚の悪さ。すごいたどたどしいところ…。グラマーについては受験の子なのでそれなりには理解出来るていうか昔やったよ!うんうんbe動詞ね!とか思うんですが(何か非常に新鮮に楽しい。笑)中途半端にグラマーに理解があるからそれに捉われて棒読み状態になっちゃうんですよね…。コミュニケーションツールなので、まずは音として捉えるほうがいいのでは、と思うけど、つい頭で色々考えちゃって、考えながら喋るからつっかえつっかえでたどたどしく棒読み(笑)になっちゃう…。「英会話」としてどうよ…。
でも話を聞いたら今のレベルでは私が気に病んでいるほどひどいわけではないそうで、むしろリスニングにムラがないのが素晴らしいとか、期間としては一年近くになるけどレッスン数からすると順調ていうか早いと云われ、激しく戸惑ってみたり。普段から褒められ慣れてない上に妙なところでやたら自信がないので疑心暗鬼になり思わず無表情になってしまったり(憐れな…。笑)。いやでも実はこっそりと音で覚えることを目標に英語のテープぐるぐる聴いてたり、超棒読みながら教科書音読したり、洋楽を意識的に聴くようにしてたりしてたので、そうか、それが結果としてちゃんと出るんだ、実力になるんだ、と実はすごくとっても嬉しいです。全然たいしたことなくても、でも少しは身になってるんだ。やった…(小さくガッツポーズ)。えへへ…。ここは学校じゃないから!世の中にはお世辞っていうものがあるから!受験の子しっかり!と思いつつも。嬉しい。
目標はもっと先で遠いけど、とりあえずね、現状よかった。そしてすぐにまたころっとやる気出てほくほくしちゃったりして。もう一つ上のクラスに進めるよう頑張るぞ!

春ってこともありますが、こういう風に自分のためになること、自分の力になること、そして楽しいこと、そういうことを色々やりたいなあ、と思いますです。英会話、料理、他にも何か色々やりたい。

2004/03/17 肩で風を切って、落ちていくようなビルの谷間を歩いていく

今日は会議とか役員選挙とか色々でした。忙しい…けれど相変わらず体がへろへろにへたれていて何だか仕事ちゃんとしてないみたいな気さえしたり。いつもだったら階段1段飛ばしで駆けていくけど、今日は眩暈がひどくて手すり掴んでないと階段踏み外しそうでした…(エレベーターあるけどなかなか来ないので使えない)。薬飲んだんですが、飲んで1時間くらいに却って眩暈吐き気の揺り返しというかピークがくるみたいで、会議中ぐるぐる目がまわるような感じになり、久し振りにおえっと行きそうになりました。アデホスに慣れてないからなのかなあ…。メリスロンがいけないのかなあ…。でもピークが過ぎると「あ、飲んでよかったのかな…?」というような気持ちがしないでもないので(弱…)飲んでしまう。飲んでるうちに体が慣れるかもしれないし…(ネガチブなのかそうでないのか)。
ていうか相変わらず薬があると飲まずにはいられないし、飲むと気持ちの上でも服用ペースでも止まらなくなるドーピング根性…。弱い…。

役員選挙は特に別に何の波風もなく、ていうか事前に十分根回しがされていて予定調和に終わるという。いやいかにうまく終わるかが大事なのでこれでいいんですが、でも何となくこれって大人の世界だなあ…政治だなあ…(常識です)。一応医療の世界なのに、「白い巨塔」みたいな水面下の熾烈な争いとかってないもんですね(何を期待してるんですか)。いやでもあるところにはあるのかなあ、政治の駆け引き、権力闘争、派閥争いみたいなのって。大学病院の教授選とか日本医師会の会長選挙とかすごそう…(ものすごい偏見では)。

人からも最近真剣に薦められますが、肉体改造、体力増進、本当に真剣に取り組んだほうがいいかも…。自分でも結構危機感感じてます…。ジム通うか(もうちゃんと会員になって曜日決めて通うとか)、自転車買うか。朝一駅分歩いてみるとか。でもエレベーター使わないで階段登って職場に行く(4階分)というのを想像するだけでも「疲れる…」とげっそりしてしまうのに…とも思っちゃうんですよね。何だかんだとこの部分(体、体力、体調に関係する部分)には未だに弱気でネガチブで自信さえもてない…。そのことに気づいて何となく落ち込んでみたり…(具合が悪いときはすぐに思考が暗いほうでぐるぐるしていやだな…)。
今やりたい!と思っていることが色々あって結構わくわくと楽しい気持ちになりますが(夢想レベルのものもありますが)この調子では結局は夢物語に終わりそう…と思ってしまう。そういうなあなあというかなし崩しになりそうなところがいい加減自分でとっても嫌。何年病人やってるんだよ!って思う。

心身両面で体力が欲しい。ていうか身につけなくては。本当に危機感覚えます…。

2004/03/16 戸惑うワンダーランド 君と僕とのふたりだけ

何か最近ものすごい虚弱っぷりなんですが。眩暈吐き気も病院まで行っておいてなんですが正直そのうちすぐに「いやあ、あの頃は実に弱ってたなあ」とさわやかに振り返ることが出来ることが出来ると思ってたんですが。自分でも愕然とするほどの虚弱っぷり…。夜11時に寝ても朝起きぬけから日中ずっとふらふらくらくらしてるし、残業時間になると目の前が暗くなるようなゆがむような感じになっちゃうし、顔色悪いし目の下黒いし。10分以上立ちっぱなしで吐きそうになるほど血が下がったような感じになるし。もう恥もプライドもないくらいに気力体力ないへたれっぷり。気持ちの持ちようである程度はどうにかなるとは思ってたけど、何かそういうレベルじゃない感じなんですよね…。頭重すぎて目がまわって、気持ち悪くて。ああもうやだな、何なんだろう。体力ないのはもともとで、それを気持ちでカバーしてきたつもりだし、回復力には自信があったのに。でもそういう気持ちも萎えるほどの弱りよう。何なんだろう…。

そしてペインフルライフ。昨日から何となくこめかみあたりが痛いなあと思ってたんですが、でも一晩寝れば治るかな、と思ってたんですが、朝起きて仕事に行く頃には右こめかみが激しくじなじな腐食していくように痛みだしてきました。何か虫歯のイメージ。患部がまるでじくじく腐るように黒ずんで痛んでいる、そういうイメージ…。痛みに耐えかねて思わずイミグランを使いましたが(そういえば飲み合わせのことを訊いてなかった…)、鼻も痛くなるし、何より肩や首の付け根に異様な重い緊張感がのしかかり何かすごい気が滅入る…。気持ちが塞ぐ…。一体何なのイミグランのこの副作用…。わけわからない、もう二度と使わない、もういや、といつものように悶々と暗く心のなかで呟く私…(でも痛くなると使わずにはいられない。ていうか正直薬なら何でもいい。痛みがまぎれるなら何でもいい。そういう気持ちになるので、イミグランはある意味私に合ってる薬なのかもしれません…←後ろ向きな関係だ…。笑)

2004/03/14 料理は愛情、想像力

週末料理。朝、レンズ豆のスープ。レンズ豆って海外児童文学とかで不味い食べ物としてよく名前を聞いてました。寮の嫌な朝食とか。オートミールと並んで子ども心に一体どんな食べ物なんだ…と思ってたんですよねえ。いんげん豆のもっと大きいものみたいに想像してましたが、実際はオレンジというかピンク色で小さく、薄べったく、何かメロンの種みたいな感じ(笑)。そんなに嫌がるほど不味いものには見えないけどなあ、と思いつつベーコン、たまねぎ、にんじんと一緒に牛乳でスープにしてみました。…味も特にそんなに嫌がるほど不味くなかったです。海外における稗や粟みたいなものなのかも。美味しくもなく不味くもなく、でも毎日たくさん食べさせられると嫌になる、みたいな。うん、そういうものなのかも。何か納得…。

昼は図書館。2時間くらいいて立ち読みとか本探してたりしたら頭の芯がくらくらして気持ち悪くなってきました。脳貧血みたいな。吐きそうになるわけではないあたり、一応薬は効いてるのかなあ…とか思いつつよろよろ帰りました。この体力のなさ、何とかすべきかも…。
それにしても料理の本(写真の綺麗な本)は見てていいですねえ。今日は「おうちで和菓子屋さん」という本を借りたんですが、和菓子を自分で作り、それを綺麗にラッピングしてみようというのが綺麗に魅力的に写真に撮られ、説明の文章も心くすぐる可愛らしさで、うっとりしながら眺めてます。シナモンとココナツの生八橋とか栗蒸しようかん、和三盆のクッキー、そして素朴なドラ焼き。いいなあ。お菓子作りっていうのもやってみたいなあ、でもすごい大変そうだからなかなかねえ…。

夜はかに玉作りました。ひっくり返すときちょっとぐしゃっと崩れちゃったけど、ふんわり出来たのでまあよし。かにかまたくさん入れたので味がよかった。満足!

2004/03/13 ひかりふるふる

今日は薬膳料理教室でした。多摩川河川敷で野草摘みして、その野草をてんぷらにしたりご飯に混ぜたり、チャプチェにしたり、春満喫でした。普段なかなかチャンスがないですが、河川敷で風に吹かれつつ日差しにさらされつつぶらぶらするだけでも気持ちがいいですねえ。呼吸の雰囲気が変わるような感じがする。

そして野草は新鮮で美味しいですねえ。あおあおとして、しゃっきりしててでもやわらかくて、ほのかな苦味もあって、うーんしみじみ噛み締めちゃいます。美味しいなあ。食は、自然は力だってこういうときに実感しますです。幸せ。

新しく貰った薬は…うーん別に特に何とも…。おえっとくるのは抑えられているかな…。頭の芯がくらくらするのは抜けない。寝る前に横になって首をぐるぐる回してストレッチしてます。目が回る前にやめてしまうんですが、これでも効果あるんでしょうか…(先生に聞いて)。

2004/03/11 大学病院 神経内科

昨日は色々ありましたが、今日の体調は特に問題なし。ふらふらするし、首の傷跡がちょっと痛い(何かが刺さってるような感じ)けど。
で、今日は再び大学病院、神経内科受診。神経内科って初めてなのでどきどき。外来行ったら隣が脳神経外科でさらに今日の担当医がH先生だったので(本当に壁一枚隣にH先生がいる)、うわ何か負けられない、笑顔を絶対に忘れない、とか思いました(笑)。

神経内科の先生は第一印象「仙人」。…いや別におじいさんというわけではないですけど、何かこう掴み所なさそうな感じが仙人っぽい感じ。ほのほのと薄い笑顔を浮かべながら妙な電動棒みたいなものを当てたり立たせて歩かせたりの検査をしてから、診断するには、頭部外傷を負った人や大きな手術をした人はそういう眩暈を起こしやすい、私の場合右側の聴力、バランスが悪くて無意識の裡にもそちらを庇っているのでますます体のバランスがとりにくくなっている。とのこと。…何かちょっと拍子抜けっていうか、もっと怖いことや難しいことを云われるかと思ってましたが、そうですか…。で、この状態を治すには運動をするように、特に首の体操をするように、とのこと。首の体操というのは横になって首をぐるぐる回して体のバランス機能を鍛えるというものだそうですが、普通に歩いているだけでもゆらんゆらんして気持ち悪くなるのに、それをどうにかしたくて来ているのに何かそれって変な気がするような気がする。何ていうんだろう、何処かずれているというか、「病気(症状)を治すこと」と「生活していくこと」が一致しないような感じがするような。何か素直に聞き入れることが出来なかったので、その旨先生に話したけど、それでもやれっていう。気持ち悪くなっても?気持ち悪さを治すためにそれをしなくてはならない?それをしたことで気持ち悪くなったら私は次に何をすればいい?一瞬激しい苛立ちさえ覚えましたです。その生活感のなさに。
そしたら先生が答えて云うには「吐き気止めと眩暈止め出してあげるから」。…吐き気止めと眩暈止めを飲みながら気持ち悪くなってしまうような体操を気持ち悪さを治すためにするの?何かわけがわからないというか、目的を追求しすぎて逆に不毛な感じがするっていうか…。大学病院ならではって感じだなあ…。ちょっと笑ってしまう…。「吐き気止めと眩暈止め飲みながらその体操するしか治す方法はないんですね?」って聞いたら、うんと頷く。そう…。

バランス機能を鍛えるために体操(首のストレッチ)というのは耳鼻科とかでは与えられなかった新しい「治療」だし、単なる「後遺症」とか「原因不明」で一蹴されるよりはまだ建設的だったかもしれないなあ。いまいちよくわからない…という気持ちが残りますが。何ていうか大学病院って科学的というか生活感ないというか。良くも悪くも面白いところだなあと思いました。

結局ここしばらく続いていたひどい眩暈、気持ち悪さの原因というのはよくわからなかったけれど(ていうかまあ後遺症って枠に入るんですかね結局)、気になる部分は調べたし、その上で一応問題はないということだし、とりあえず今貰った薬と「治療方法」(首の体操)を続けてみて、様子を見て、って感じですねえ。
安心したような拍子抜けしたような、とりあえず今回の不調に関して病院関係ではやることやったと思うので、今度はまた別の方向で(例えば自然療法、運動等々)やれることやって、自分で回復していけるようになれたらいいなと思いますです。何処まで云っても何があっても私の人生、私の毎日だ。

処方された薬はメリスロン、ナウゼリン、アデホスコーワでした。メリスロンとナウゼリンは昔なじみですが(眩暈止めと吐き気止め)アデホスって初めて貰いました。脳の代謝をよくすることで胃腸の働きをよくする薬だそうで。薬局で貰った説明書に「この薬は脳の血液の流れをよくする薬です。胃腸の運動を活発にして胃炎を治す薬です」とあったのを見て、最初は記入間違い?とか思っちゃいましたけど。脳に作用する薬って複雑ですごいなあ…と思いましたです。効くといいな。効いたらアベ先生のところで出してもらおうとか思ってたり(笑)。

2004/03/10 ペインクリニック

今日は仕事帰りにペインクリニック。いつも通りアベ先生の診察。大学病院でのことなどを話したり。専門外のことだとしてもアベ先生には相談できるので嬉しい。そのほかの科の診察だと色んなことを考えて選んで話すけど(それが悪いこととは云い切れないけど)、アベ先生なら多少これって考えすぎかな?ということや何処で聞いていいのかわからないこともちょっと聞いたり出来るし。考えすぎとかとんちんかんなことを云ったとしても、先生なら笑って不安を解消してくれるし(露骨にバカにしたような顔したり、偉そうに笑う人が多いので、云って激しく恥ずかしく悔しい思いをすることが多い)やっぱりアベ先生はいいなあ。

いつも通り神経ブロック(星状節神経ブロック)。いつもは1回で注射針が入るのに、今日はなかなかうまく入らない。首から目に見えない皮膚の下、色んな血管、神経(それも重要なもの)が入ってる中に手探りで針を入れるんだから大変ですよねえ、神経ブロックって…。怖いというより大変だなあ…という感じ。痛いのは痛いですけど。
なかなか針が入らなかった上に今日は珍しく(ていうか初めて)一度入れた針を戻して刺しなおし。先生が云うには注射するポイントが今日は何でかうまく見つからないそうで(太って首周りに肉がついたとか…?とひやっとした気持ちになる私。笑)。結構長いあいだ首押さえたり針先を動かしたりの時間がありましたが(そのあいだもずっと痛い)、ようやく針が入って麻酔注射。麻酔が体に入ってくるときはいつも体の奥が痛くなるんですが、今日はいつもより痛い(体の内側の一点に何かが無理やり入ってきて、しかも膨張してくるような変な感じ)と思ってたら、突然頭の芯がくらくらっと強く痺れたような感じがして、以降しばらく記憶なし。

実はこのとき私ったら本当に意識が落ちて、痙攣した上に呼吸も一瞬止まったそうで…。呼吸に関してはすぐに酸素マスク等の処置が行われ、無事戻ったそうですが、え、えええーっ!あとで聞いたけど本当にびっくりでした(そりゃそうだよ…)。注射してる最中に意識がなくって、30分くらい(もっと…?)してからようやく意識が戻ってきたのかな、目を開けても意識モウロウで何が起きたのか全然分からず、そもそも自分が何でこんなところにいるのかもわからず、真夜中の見知らぬ病院らしいベットで寝てる(窓の外が真っ暗だったのでそんなことを思った)、何か白衣の医者とかナースが顔を覗き込んできてる…何の手術の夢を観てるんだろう私…とか普通に思ってました。どのくらいぼーっとしてたのかわからないですが、しばらく寝たり醒めたりみたいな状態でした。「手握って」と云われたり、状況説明とか家族に連絡するよとか云われたりしてたんですが、曖昧朦朧。酸素マスクと点滴はそのあいだずっと装着。

今日は何でかうまく神経ブロックが出来なくて、途中でやめておいたほうがよかったのかもしれないけど、せっかく来てくれたんだからちゃんと注射してあげたいと思って注射してたら、麻酔薬の一部が首の大動脈に入ってしまったそう。大動脈に麻酔が入ると頭にも回ってしまい、そうすると意識がすとーんと落ちてしまうらしい。めったにないことで1万回以上ブロックしているアベ先生も今回の私が初めてだそう。で、意識を失ったりしたけれど、命に別状はないですし、後遺症等々今後の健康状態に影響が出ることはないそうです。

意識モウロウで呆けている私のベットの横でそういうことを説明するアベ先生、やっぱりすごく人柄というか誠意が伝わってくるので、何だか却って申し訳ないような気持ちになりました。神経ブロック、麻酔にはやはりこういうことは可能性としてあるわけだろうし(麻酔って本来戻ってこれないことも想定しなくてはいけない、怖いものだ)、それでも私はブロックを受けたいと思っているし、ブロックをすればある程度はQOLが保たれるということもあるわけですし、アベ先生を慕ってついてきているわけだし、何かもうしょうがないって云ったら変ですが、まあしょうがないことだと思う。今回無事に戻ってこれたからそう思えるっていうのもあるかもしれないですが。でも本当アベ先生やナースさんに心配かけて(仕事といえば仕事ですが)申し訳ないなあという気持ち…。私が意識失ってる間に定時とっくに過ぎて思いっきり残業になっちゃったりしてるし…。

そしてクリニックから連絡がいったため、母親がわざわざ迎えに来てくれました。ものすごい心配した張り詰めた表情で来たので、その時はベットに起き上がってぼーっとしてた私は余計申し訳ないなあ…という気持ちでいっぱい…。胸が痛い…。

でもそれとは別口で「痙攣、失神、呼吸も止まった」なんてあまりに衝撃的すぎてどう受けとめていいやらって気持ちで(真剣な思いつめた表情してアベ先生に心配かけてもいけないし)何かへらへら笑ってばかりいました。何かもうどうよ私ったら…。「痙攣ってどんな風に痙攣したんですか?」とかへらへらしながら聞いちゃったり(でも笑う以外どういう表情していいのかわからないんだ…。笑)。

結局この日はアベ先生とナースに付き添われて母親と一緒にタクシーで家に帰りました。終業時間とうに過ぎてるのに何か重ね重ね申し訳ないなあ…と激しく恐縮。でもここまでフォローするのも仕事ですから、とか、何かあったら連絡くださいとケイタイを教えてくれたアベ先生をますます信頼したり。

家に帰ってきてからも頭がぼーっとして、車酔いの後みたいな感じもあり、注射したところ(首)がずきずき痛いですが、そのほかは特に問題はないです。大事でしたが、いろんな人を驚かせたり迷惑かけましたが、無事で大丈夫なのでとりあえずよし、ということで。

2004/03/09 大学病院 耳鼻科

がんセンターで紹介状を貰って、大学病院の耳鼻科に行って来ました。朝9時から10時半のあいだに二つの病院にかかってみたりして、何か病院破りでならした過去を懐かしく思い出すなあ…(違う)。
耳鼻科では聴力検査とかふらつき検査とかやりました。ふらつき検査は何か円盤のような機械の上にまず最初は普通に1分間立って、次に目を閉じて1分間立つという。自分で思っているよりもふらふらよろよろするので何か途中から笑えてくるほど(不真面目な態度はいかんと思うけれども何が可笑しいんだかどうにも笑ってしまう…)。
診察室では歯科医で座るようなイスに座らされて、度の強い(瓶底めがねみたいな)レンズがついたゴーグルをつけて先生に頭を振られたりもしました。私からは何も見えないですが、先生からはレンズのおかげで目の動きがわかるという。耳鼻科系の眩暈の場合、「眼振」という状態になるそうですが(目の黒目が揺れるというか動いている状態)、私はその状態にはならなかったそうで…でも頭をがっと押さえられて右に左に、上に下に、また右に左に…と振られたので頭のなかはぐるんぐるん回っておえっといきそうでした。せ、先生…。

先生の仰るには、
「耳鼻科からくる眩暈は数分で治まる。数時間も続くというのはありえません!」
「頭の手術した人が後遺症で眩暈を起こすということはよくありますが、あなたのように数年経ってから急に強くなるなんてことはありません!」
「メニエールでもないし、耳鼻科からくるめまいではありません!」
…何かいやにはきはききっぱり云いきる先生だなあ…。若いからかなあ…とか思いつつ(何様だ。笑)、ちょっと気圧されてみたり。まあ耳鼻科でメニエールと云われる可能性が一番高いかなと思ってたので、それが違うとわかってよかったというか安心というか。
じゃあこれで耳鼻科は終わりかと思ったとき、先生がおもむろに
「耳鼻科には鼻の専門医もいます!」
…急に云い切られて気圧されつつも何となく嫌な予感…と思ったら、
「じゃあ鼻も見てみましょう!」
鼻も、って何そのとってつけたような云い方。ていうか私、眩暈で来てるし、耳鼻科系のものじゃないならもう鼻はいいです、大丈夫です、間に合ってます。と逃げたかったけど、逃げる前に鼻にペンチみたいな器具を入れられて見られちゃいましたですよ…。ギャフン。
この先生、もしかして耳鼻科の中でも耳より鼻を専門にしてる人なのかも…と思いましたです。鼻は見る必要ないのに…。鼻の穴の中なんて見なくたっていいのに…(悔しいやら恥ずかしいやら)。

で、耳鼻科は問題なしということなので、今週の木曜日に神経内科受診することになりました。眩暈で、耳鼻科がだめなら、ということで。神経内科って昔(脳腫瘍発覚前)受けてみようかなと思ったことがあったけど、今回が受診するの初めてなのでちょっとどきどき。原因とまでは云わないけど、何か新しい治療というか策が見つかるといいな。

それにしても大学病院は人が多くて待ち時間も長いので疲れますが、でも患者さんの中にはお腹の大きな妊婦さんが幸せそうな顔でいたりするので、見てるこちらも何となく和むというか幸せな気持ちになりました。整形のリハビリとか定期的に通ってるおばさん達とか、待合のソファ一角を完全に集会所にしてたり。うるさいし、迷惑とか思わないでもないですが、何だか和む部分もありました。

あと耳鼻科で診察受けてて思ったけど、鉗子とかの医療用具ってどうしてステンレスなんだろう。いや衛生上の問題とか使い勝手とかあるんでしょうけど、でも見た目が怖いですよねえ。金属の重そうな、患者からは用途がいまいちよくわからない工具のような医療器具。耳の穴に漏斗のようなものを入れられましたが、そういうときもステンレスだとひやっと冷たくて緊張しますしねえ。パステルカラーのプラスチックとかに材質をすることはできないのかなあ、とか思いました。

一日休暇を申請してましたが、午後2時くらいに会計とかもろもろが終わったのでそのあとから職場に行きました。疲れたけど、まあ木曜日も休まなくちゃいけないですからねえ。社会人として、この職場にいる人間として、出来る限りはしたいなあ…とか。

2004/03/08 たゆまずに。その先に見えるものはきっとあるだろう

先週は結局ペインクリニックに行けませんでした。週1ブロック計画が…。ぎりぎりまで予約しない私が悪いんですが、ぎりぎりにならないといけるかどうかわからないんですよねえ…。前もって予約しておいてドタキャンするのと、ぎりぎりだけど確実に来るの、どっちが迷惑度数が少ないんだろう…(前者のほうがいいかな…)。

明日はがんセンターに紹介状貰って、大学病院に行って来ます。がんセンターでの診察はどうしよう…(パスして紹介状だけ貰うことも出来る)。色々聞きたいこともあるけど、とりあえず今はやめといたほうがいいような気がする…。しんねりむっつり発展性のない話をするのは私もつらいけど、主治医もつらいだろうと思うし(申し訳なさが募っていたたまれない…)。でも別の職場に行くというのでお礼も云いたいような、そんなの今更って気もするし。ていうか今になってもまだぐずぐず受診してるような状態でお礼云われても何だかなあって気持ちになるでしょうし(それだよ)。
とりあえず今は眩暈とか吐き気が主訴なのでがんセンター以前に脳神経外科の守備範囲ではないということで、さっさか耳鼻科に行こうかな。初診は時間もかかるし、体力も使いますしねえ…。笑顔、笑顔(間違っても「吐き気がするのは君の暗い性格のせい」とか云われたくない)。
どうなるのか、何が待ち受けるのか、ひたすらむなしい荒野を進んでいくだけなのか。それがいいことなのか悪いことなのかさえ、まるでわからないけど、自分の足で病院選んで治療を探せるってことはきっといいことだと思う。ここからまた何か新しい、私が出来る「治療」が見つかるといいと思う。

ところで病院通うのに仕事を休んでいるんですが、休暇申請書を見たらここ数ヶ月月2回のペースで休みをとってました…。具合悪くて急に休んだりしたのも含めてですが、年休が未だに1年目の分も消化してないからって、月2回ペースって…。社会人としてどうなの…。今の職場、問題も不満も色々複雑にありますが、こういうところは恵まれていると思いますです。いや何か色々嫌なことはあったりしましたが、でもまあどんな病歴があっても社会人として社会にいたいならば背負わなくてはいけない責任というものもあるわけで、病歴というか病気、症状で許される認められる部分と自分が病気をかさにきて甘えてる部分というのは厳然と意識して分けるべきだと思う。何かうまく云えないけど、うまくそれを実現できてないけど、こんな調子でずっと社会人やってていいわけない、と思う。そのためにも明日(から)の診察を頑張らなくては、と思う。

週末料理、肉だんご(中華風)を作りましたが、油の温度が高すぎたらしく肉が素晴らしく黒こげに縮んで揚がりましたですよ…。表に出ている長ネギが肉よりもよく焦げ黒くなるものだから、何かチョコチップクッキーだんご…みたいな見た目に…。……(どう言葉にしていいやら…)。肉は高温の油でしっかり揚げる、という思い込みがあったのが敗因だと思う…。揚げる前はごま油と一緒によく練った肉(豚ひき肉)がてらりとやわらかく光るようで、とてもいい感じだったのに。こんがりチョコチップクッキーだんご…。……。料理は奥が深いです。

2004/03/06 

ずっと言葉にならなかった。言葉にすることが出来なかった。音が消えるような、目の前が暗くなるような、心と体がフリーズするような。へらへら笑ったりばかなこと考えたりいつも通りの生活を送りながら、心の一番奥にあって、でも信じられない信じたくないという気持ちでフリーズがかかる。見ているのかもわからない。そういう感じ。涙も出ないほどの、この深い途方もない気持ちは一体何なんだろう。悲しいとか喪失感とか。うそみたいだった、言葉にする自分の感情のあらゆることが。

ただそれでも続いていくことがあるし、残されるものはきっとずっと変わらずに温かくて明るくてタフネスで優しいものだろう。「頑張ってますね」「頑張りましょう」と交わした言葉や、いつも励まされてきた、憧れるほどの、しっかりとした明るさ、優しさ、ユーモア、それらすべてを「思い出す」ことがまだつらいというかそんなことしたくないと思うような気持ちだけど。だけどそれは消えない。ずっと消えない。今はゆっくりとそのことが心にしみてくる。

ずっと足元にあるあの暗い深い淵に竦まずに、顔を上げて歩みを止めない。

2004/03/05 俺は坂の上に置かれた石だ。重力に逆らって地面を噛む。

えづき癖は落ち着いてきましたが、相変わらず気持ちが悪いことには変わりなく。何か急にお酒を飲んだとき、自分ではまだ酔っ払ってないと思ってるのに、意識ではシラフなのに、くらっと頭が痺れるように酔いがくるときみたいな。または格闘で開始から数秒しか経ってなくてやる気も勝つ気もまんまんで、さあこれから仕掛けるぞ!と思っているときに相手が目にも止まらないスピードで急所を攻撃してきて、自分でも何が起きたのかわからないうちに足下からがくっと倒れる、みたいな。視界と体の動きにそんなズレがあるような気がします(わかりにくいけど、自分としては考えに考えた末にナイス比喩を思いついた!と思ってます。笑)。視点が定まらないような気さえします。恐ろしい。

「白い巨塔」を観ていたら、「これって『振り返れば奴がいる』みたいじゃない」という人が。二人の医者がいて、一人は腕は優れているが人間性というか倫理性というか道徳観念が欠けている(ように見える)タイプで、でも実は過去に色々あったり思うところあったりして冷たいようなひどいような態度を取っているという。もう一人がそれと正反対で、人柄がよく、医者として誠実でどちらかというと熱血タイプ。そしてクールタイプは病気になってしまう、それを周囲に隠して孤独に痛みに耐えて最後は…という構図。ああなるほど、そういう大枠は似てるかも。そういえば「白い影」もそんな感じだし。そういうほうが医者の魅力というか色んな面がたくさん描けるということである意味定番になってるんですかね。面白いなあ…。
患者としてはどっちのタイプも嫌っていうか何でもいいから巻き込まないでください、治療に専念してください、って感じですよねえ(子ども心に「振り返れば奴がいる」で手術中、手術台の患者を挟んで織田祐二と石黒賢が言い争いの睨みあいをしたときは恐ろしく思いました)。正反対の意見が聞けて患者の自己決定が守られるのでは、と思ったけど(何となく論理的に考えてみました)まるっきり正反対すぎるとセカンドオピニオンとかそういう問題じゃない。どっちを信じていいのか、なんて手術も決まってない状態では正直わずらわしいというか心労になりかねない気もします。何となく。結局はどんな嫌な態度でも医者のモラルに問題があったとしても助けてくれる医者が神様って心境になるかもしれない(「先生の論理はいいから薬ください」とか思うような患者様ならではのご意見)。

2004/03/04 たまには手を差し伸べ、火をうつしあい、この夜をわかちあおう

そういえば頭痛って最近あんまりない、いやあるけどくるくる気持ち悪いほうが強くてあんまり気にならないというか…。それってある意味いいことなのかも…(前向きなんだか後ろ向きなんだか)。

今週からまた早起き習慣復活させました。起きると眠くてつらくて、開口一番「うう疲れた…」とか云っちゃいますが(寝起き一番にその言葉…)やはり時間にゆとりがあるっていいなあ。よくサラリーマン向けのコーチング本とかストレス対処本に「朝一番に自分の時間を持ちなさい」ってあるけど、なるほど、こういう時間があると何となく気持ちにもゆとりが出るような、そんな気がしないでもないです。眠くてだるくなってたら意味ないですが(笑)。

最近毎朝豆乳飲んでます。コンビニで売ってる紀文の無調整豆乳(紙パックの80円くらいの)。昔は豆乳ってくさっと思って飲めなかったけど、飲んでも美味しいとは思えなかったけど、今ではとても美味しく飲んでます。調整豆乳より無調整のほうが全然美味しいとか思いますし。紀文からはミルクティー風味の豆乳も出ていて、それも飲んでみましたが、普通に甘いロイヤルミルクティーで却って物足りない…こんなの豆乳じゃない!みたいな。豆乳にはイソフラボンが含まれているから片頭痛の予防にもいいかもしれないとか思ってます。気持ちの悪さが治ったら頭痛の毎日っていうのも切ないですからねえ。気持ちの悪さ、眩暈はどうにも出来なくても、せめて長い付き合いの頭痛くらい何か出来ることをしておきたいなあとか思ってます。出来ることって気休めみたいなささやかなことだけど(実際気休めでしかないかもしれない)、でも自分でしてるって意識がやっぱり自分を支えると思う。

今月の健康情報雑誌(名前忘れた)に「黒豆の煮汁は糖尿病にいい!」という記事があり、やはり黒豆の煮汁はいいんだ…と妙な満足を覚えたり。最初に「黒豆の煮汁が飲みたい」とか云ったとき、親にすごい変な顔されましたけど…(笑)。そういえばこの前何となく急に甘栗が食べたくなって買って帰ったら「甘栗って健康にいいの?」とか普通に聞かれてびっくりでした(笑)。いや別にそういうわけではなく…私だって嗜好品(まあ健康食品だって嗜好品ですけど)食べるよ!(笑)。

2004/03/03 真面目な顔してまるで違う自分を妄想してみたら

会議というか役員会に担当で出席しているんですが、要はお茶を出したり資料を出したりの仕事で、ロの字に組んだ席をあれこれ動き回っているんですが、それだけで目がくるくる回って気持ち悪くなったりして…。トラベルミンは常に持ち歩いてますが、飲むと猛烈に眠くなります。頭の芯がぼわっとたぶるような感じで眠くなる。ていうか本当に頭の動きが鈍くなる…動かなくなっていく…という感じ。入眠剤でもこれほどまでは…という勢い。なので1日3回定期的に予防的に飲むというのは無理でした。社会人としてだめというか、普通に人としてだめではないかと(笑)。

よくも悪くも大人として頑張らないとねえ、と思う。笑顔を浮かべたり、嫌なことを腹にしまいこんで何食わぬ顔したり。そういうことをスマートに自然に出来るようになるのって決してネガチブなことではない。子どもの頃のイメージの世界での色合いよりずっと真摯だ。

2004/03/01 ワガママに季節はめぐり、まわり道遠回り、それでもそれが僕らの毎日

3月になりました。何か雪がちらついたそうですが。2月中に暖かいと冬は冬らしく寒いほうがいいと思うし、3月になれば1日目とは云え冬のように寒いと何だかなあと思ってしまったり。ああでも春はいいですね。春っていうだけで何かわくわくするようなうきうきするような。けじめをつけたい、区切りをつけたい、何もかも新しくしてしまいたい。そんなことを思ったり。動物だなあこの高揚感(笑)。でもそれって健康に機能してるってことだと思うとまあ悪くはないかもと思ったり。

体調。昨日は出かけた疲れが出たのもあってちょっと結構崩れ気味でした。熱は出るし、寝る前も体中でえづきたいくらい気持ち悪かったし(横になると却って視界というか体がうやんうやん揺れているのがわかって気持ち悪い)、朝も起きて体を動かしたらそれで目が回ったらしくてうえっときたし。相変わらず一勤一休人生…。ていうかいい加減もう少し体力をつけるべきですね。ジム通うべきか…(でもなあ…とこういう状態だとすぐ思っちゃう)。

今週の病院スケジュール。紹介状出来てるかどうか確認して(出来てると思うけど)、来週がんセンターの予定。週一ペインクリニックは水曜が多分厳しそうなので(会議デーのため…)、土曜に行く予定。保険証を肌身離さずに!って感じ。

午後は料理作りました。今日は鯖の竜田揚げ。しょうゆとお酒とみりん(生姜汁少々)のシンプルな味付けの割に、からっと揚がった衣がちゃんとしっかり味ついてて美味しい(自画自賛)。日本酒って飲む専門でしたが、料理に使うと面白いですよねえ。料理に「日本酒」って味がつくわけではないし、においがするわけでもないのに、でも入れると入れないとでは全然仕上がりの味が違うんですよね。不思議…奥が深い。ていうか料理って手間をかけようと思えばどこまでもかけられるし、かけない方向で極めることも出来るし、素材をこだわればまた味がちがくなるだろうし、とことん安く済ませてみようとするのもそれはそれで奥が深くて面白いと思うし、本当奥が深いなあ…(今更ながらに)。
鯖を料理するのと一緒に母を手伝って夕食を作ったら、母が「娘を持ったって実感を感じるわー」とかしみじみ云うので、すかさず図々しく「私が生まれてよかったでしょ、私がいて嬉しいでしょ。こんなにいい子に育って、育ててきたのが報われたって思うでしょ」と畳み掛けたら、「そこまではまだ思わない」とあっさりばっさりやられました、ちぇっ(親不孝)。

そうそう、うちにようやく(?)ジューサーがやってきました!(ガッツポーズ)親が親戚から貰ってきたそうで。自分で買っちゃおうかなと思ってたのですごい嬉しい。ジューサーで野菜や果物のジュースを作るのってすごい憧れでした(健康的な感じがまたいい←ちょっと病的な憧れ。笑)。ミルミキサーでポタージュスープ作ったり、あとゴマとかお茶の葉を粉にしてみたり、健康的なあれこれをするのも楽しみ。いいなあ。嬉しいな。何しようかなあ。説明書をうきうき読んでたら、卵の殻を粉末に…というのがあったので「卵の殻っていうのもありなんだねえ」と云ったら母がすごい嫌な顔して「また変なものを食べたりしないでよ」とか云ってきた。…またって何さ…。変なものって何さ…。
とりあえず家にあったりんごとにんじんをジュースにしてみました。が、よく考えたら裏ごししない状態では「すりおろした野菜と果物」なんですよね。お店で売ってるようなジュースが出来るわけではなく。あと、黒豆茶を粉末にするっていうのはどうかしら!とミルミキサーにかけてみたら、そう、きな粉が出来るんですよね…豆の粉だから(何が出来ると思ってたんだ)。何か肩透かしだったので、ついでにお茶の葉と黒ゴマを混ぜてさらにミキサーしたら謎の黒い粉が出来ました。これか、変なものって…(笑)。いやでも体と美容にはすごく効くはず。

何だかジューサーで加速した料理熱。スープのレシピ本でも買おうと本屋に行ったら「おくぞの流 速い速い豆料理 100点勝負!」という本が。豆…!(どきん!←豆好き)。大豆をはじめ小豆に金時豆、ひよこ豆の和洋中色んな料理がすごくおいしそう。特にいいなあと思ったのがキムチと豆を使った料理色々。あとひよこ豆が何か気になる。そんなわけで豆料理本ゲット。写真見てるだけでも色んなバリエーションの豆料理があって楽しい。何作ろうかなあ。わくわくうきうきしながら本を見てます。夢がふくらむ…。



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