2003/10/30 どしゃ降りの雨の中を あたしの服に合った天候の場所に行くの

不貞腐れて意固地になっていると云われたり、何も聞いてない堪えてないと思われてたり。そうなのかもしれない、そうではないとも思う。冷静さを取り戻している最中なのかもしれない、開き直る前なのかもしれない。キレるだけかもしれない。どうなるかはわからない。よくわからない。でも私、きっとこのままではいない。私は負けたくないし、前に行きたいから。絶対に。これだけは絶対に見失わない。

ペインフルライフは収束なのか混乱なのか、頭痛にあわせて気持ち悪さ、視界がぐらぐらするような感じのほうが強くなってきてます。耳がちょっと聞こえにくくなってきているので(敏感と鈍感の入り混じる聞こえ具合が気になる…)、頭痛のほうは治まるかな、と思ったり。痛みが来たり、感覚が遠くなったり、感覚のボリュームが上下に常に動いているみたいだなあ。いつか自分で調整できるようになるといいなあ、と思いつつ、とりあえず日々にまかせて生きているわけなのですが(いい加減が良い加減っていうか←開き直りで自画自賛か!笑)

2003/10/28 上がったり下がったりの人生でまったり

今日は仕事の後友達とごはん食べました(残業しないなんて本当にすごくとても久し振り…)。居酒屋に入って、まずビールでカンパイ!で、酔っ払いつつごはんを食べるのは本当に気持ちがいいです。仕事終わったばかりのテンションの高さ、ナーバスさと、酔いによる解放感、相手は気の置けない友達。愚痴もいったり、つっこんだりつっこまれたり。くつろぐっていうか息を吹き返すというか、とにかく心地いい。ご飯も居酒屋ならではの和洋まじった創作料理なんですが、海鮮食材が新鮮だったので美味しかったです。ぷりぷりエビのマヨいためとか、タコのマリネとか。カマンベールチーズのチヂミも美味しかったなあ。ぱくぱく食べられるのに、あとひく濃さがあって。カクテル2、3杯飲んじゃいましたですよ。いい気持ち。

その後はウインドウショッピング、本屋をひやかしたり。最後にお茶してケーキまで食べてしまいました。ショコラこってり。最近忙しくて痩せそうだったのがリセット(むしろプラス)されちゃったような…(笑)。でもその分、いやそれ以上に気持ちがリセットされたからいいや。

この10月、特に誕生日前後は色々あってしんどかったりしたけど、局面局面で友達がいてくれたおかげで救われたなあ。さりげないことなんだけど、向こうからすれば本当に何気ないいつものことなんだけど、でも私にはこれ以上ないくらい嬉しかったです。友達って本当にありがたい、大事な存在だなと思いました。言葉にすると陳腐っぽいので、自分の心のなかでかみしめるように強くしみじみと色々思いました。ありがとう。

2003/10/27 大地から漂流から 嵐が俺らをえぐりとる

そういえば(っていうのもどうか)がんセンターに行ってないです。定期検査の結果を聞きに行かなくてはいけないんですが。本当は21日に予約入れてたんですが(仕事でどうにもこうにも休めなかったのでキャンセルしました)。特に問題はないと思うので、そんなに必死に急いで結果を聞かなくてもいいんですけど、でも気になるというか診断を聞くまでが検査です、というか。それに今思い出したけど、MRI受けたとき時間が遅かったので会計がしまってて次回診察時に検査料支払ってください、と云われたんでした(忘れちゃいかんですよ)。あんまり間をあけずにとっととさっくり終わらせたいなあ…。

画像診断料といえば、社会人になって自己負担2割になったときあまりに画像診断料が安くなってて感動したものですがねえ…。社会人になってよかった!2割負担って素晴らしい(その分保険料払ってるわけですが)と思ったのに。今では3割負担ですからねえ…(ちぇ)。

ペインフルライフ。忙しさとか精神的にいっぱいいっぱいになってる間を縫って痛みがぺたりと近づいてくるという感じがする。ゆっくりと確実に、でも締め付けない程度に近づいてくる。いつも側に奥に近しく離れがたくあるもの。心とか体とかいう意識が意味をなさないような距離感にあるもの。私の痛み。

2003/10/25 この手のひらにつかめるだけの幸せを胸に

寝ても寝ても眠い…ていうか疲れてる。週末は特にそんな感じ。いつもより多く睡眠とってるのに。逆に急に睡眠時間が多くなるから(起きる時間が変わるから)だるくなるというのもあるのかな…。でも休日はいつまでも寝てたい…ていうか起きられない…というのが正直なところですねえ。くたくた。

午後は英会話に行って来ましたが、今日は不調でした。英会話って学校の英語の授業じゃないから、自分が話そうと思って話したいことを伝えようと努力しないと何にも成立しないんですね。そして他の人に話したいと思うことって毎日の過ごし方にすごく関係がある。「今週何か新しいことがありましたか?」とか聞かれて咄嗟に出てこないなんて(英語以前に日本語でも)何か悔しいというか恥ずかしい。毎日新しいことばかりで刺激的というわけにはいかないだろうけど、でもそれにしても何か。次回は話したい内容も、話せる英語力もあります!という状態でレッスンを受けたい。

その後は美容院。美容院苦手…。髪質が悪いので(剛毛、量が多い、くせっ毛、傷みまくり)何やかんや云われるのが苦手…。で、いつもぎりぎりまで行かないので、ますます色々云われるんですけどね…。むー…。同じ格好で動くことも出来ずに座り続けるのもつらいし…(頭を色々動かされると具合悪くなることもあるし…)。
今日はとりあえず根元が黒くなった髪の毛をカラーしなおして、ずるずる伸びてた分を切りました。すっきりしたのでよかった。けど、またしばらく来たくない…とすぐに思っちゃう(笑)。

明日は国立にサッカー観戦!二ヶ月ぶりのサッカー観戦なので楽しみです。あんまり寒くならないといいなあ。

2003/10/24 ソンな感じか。そんなもんなのか。

ついにというかやっぱりというか、ペインフルライフです。今までは頭が重いという感じでもやもやしてる程度だったんですが、今日は痛い。ずきんずきんとゆっくりだけど、頭をもみこむような押さえつけるような感じで。「痛い」ということ(感覚、思い、自覚または意識)が頭のなかにゆっくり積もっていくよう。痛みに支配されたくないので、ここでイミグラン点鼻薬。相変わらずこっそりとどきどきしながら使ってます。鼻痛くならないといいなあ…(何か悲壮感がないなあ…。笑)。

今日は鼻が痛くなりませんでした!鼻から苦い感じがすごくしましたが(水泳してて間違って鼻から塩素たっぷりの水を飲んでしまったときみたいな感じ)。おお!ついに私とトリプタン剤が共生と共存の関係になったんですね!ありがとうグラクソ・スミスクライン社!点鼻最高。グラクソ様とトリプタンを信じてきてよかった(うそつけ)とすごい嬉しかったんですが(それは本当)、でも鼻が痛くならない代わりに気持ちが悪くなったという…。イミグラン…、ねえ本当に一体どういう薬なんですか…。
頭の芯がぐらんぐらん揺れているような感じで(ぐるぐるまわる乗り物に乗った後の気分に近いかも)、歩いているだけでもふらふらして、そのふらふら感で酔ってしまうという…。切羽詰った場合、錠剤なら無理やりにでも吐けば楽になるかも…と思うけど、点鼻ってどう対応したらいいんだろう…。思いっきり鼻かむとか…?(笑)。

頭が痛いのは収まると思います。これはやっぱり錠剤よりも点鼻のほうが効き目がいいと思いますです。即効性も高いと思う。でも気持ち悪いほうが頭痛よりも日常生活(特に仕事)に支障が出るような気がするので、やっぱり普通の鎮痛剤を飲むのがいいのかなあ…。処方が新しくなって頭痛により効くようになったというバファリンプラスは持っているので、飲むならそれかなあ…。でもイミグランもどうしても捨てきれない…。今までずっと苦しんできた(笑)鼻痛が治まったので、服用を続けてたら今回の気持ち悪さも克服できるかなあ…とか淡い期待をどうしてもしてしまいますです(笑)。健気なドーピング精神だなあ。

2003/10/22 神も仏もないならば

つらくてどうしようもないと云うならもっと建設的な行動をとればいいのに。と自分を見ていて思う。自分にも悪いところがあって、でもそれだけでなくて(少なくとも私にはそう感じられる)、修復も改善も発展も見られないので、私はどうしていいのかわからなくて、それがつらくて、私はきっと誰か、神様のような存在が何はともあれ助けてくれればいいのに、とか思ってる。

どうしていいのかわからない、とかどうしようもない、とか思ってても本当にどうしようもないんだから、それはそれで開き直って(ある意味で諦めて、ある意味で切り捨てて)、私は私の出来ることを出来るだけこなして、走っていかなくてはいけないと思う。次の場面へ、別の場所へ。新しいところへ。

へたれている自分の胸倉を掴んで揺さぶりたい。叫びたい。動け!

私は今、自分の体を自分の気持ちで動かせることが出来るのだから(それは幸せだし、常にチャンスだ)。その手を、足を、そして心を使って、動かなくては。

2003/10/21 腹に力を

二日連続でお昼を食べずに仕事をしてますですよ。走って階段昇り降りしたりしてますですよ。台車が相棒ですよ。どうしよう痩せてしまう…(願ったりじゃん)。いや反動で食べた分がもりもり血肉になってプラマイゼロていうかむしろ太るのがオチだと思いますがネ!(健康)
たかが一食されど一食。夕方頃になると、血糖値が下がってる…というのが自分でわかる…。そしてそういうときに食べ物を口にすると体が本気で喜んで本気で取り込もう、熱にしよう血にしようとしているのもわかって何か面白い…。人間って、体って生き物だなあ…。当たり前ですが、ちょっと頼もしいような気持ちになって、よしよし頑張ろうねえと思ったりします。

2003/10/20 26年目

今日は誕生日です。いやはや、何というか、いい感じに微妙な年齢になってきましたね!嬉し恥ずかしっていうか(ぎゃふん。笑)。変ないいかたですけど、本当にこの歳になるとはねえ、何か実感わかないというか。今までは割と「青少年期」というか、伝記で云うなら「青雲編」(どんなや)といった感じで、まあ学生時代からのずっと連続という感じの「若い」歳でしたけどねえ。これからは身体的にも精神的にも、そして何より社会的に今までとは違う区分に入るのかなあ、なんて。ちょっと期待もこめつつそんなこと思ったりしてます。

26年目、また思ったようにはうまくいかず、でも思った以上にいくこともあって、高度も進路も安定しないそんな日々ばかりかもしれないですが(毎年そんな感じの気が…!笑)そんななかで自分の目指すべきもの、守るべきものを見失わずいこう、と思いますです。
まだ若いので。希望も夢も野望も越えられない壁もたくさんあるので。だからこそあがいて焦って頑張りたい。楽しみたい。この年ならではの強みでもってこの年を切り開いて乗り越えていきたい。期待と焦りとのあいだの複雑な感じで、まだまだ色々これからだなあ!と胸がうずうずしますです。

本当に嫌なことも多くてへこたれそうになっちゃうけど、でも人生嫌なことばかりじゃなくて、嫌なことが逆に嬉しいこと、胸がいっぱいになるような感動をもたらすこともあるし。それを信じて、日々を楽しんでいきたい。
すべての経験を力に。そうして私は毎日前に進んでいこう。

2003/10/17 人に優しくされたとき 自分のちいささを知りました

当たり前のことだけど、人の親切さ、優しさって本当にありがたいなあと何度もかみしめる日でした。何気なくさりげなく、ということのあたたかさ。本当に涙が出そう。かみしめて、忘れずにいて、自分にしみこませたい。

患者ともめたときの病院の対応マニュアルというのを見たんですが、法律マメ知識的な部分もあって妙に感心しましたです。激昂して暴れる患者が来たときには応接室にあえてガラス製の花瓶や灰皿を置いておきましょう、相手がそれを壊したら器物損壊で警察に逮捕してもらえますので壊した様子をその場で写真に撮りましょう(デジカメだと失敗するおそれがあるのでインスタントカメラなどで)、とか。ああなるほど確かにねえ、と感心しつつ、でもそんな激昂してる人の前で証拠写真撮ってる余裕あるのかな(却って暴れっぷりがひどくなるのでは…)とか思いましたが(笑)。
そのほかにも色んな事例があって、色んな患者がいて病院も大変だなあ…と他人事のように思ってみたり。

体調はまあまあ。疲れてふらふらしてますが、それほどひどい頭痛がないのでそれでよし。お茶は最近はもっぱらドクダミ茶。飲んでたらひどかった吹き出物が治まってきた感じ。なのでまずいのを我慢してハトムギとかビワとか混ぜないでドクダミだけで飲むようにしてます。続けてたらまずさも何だか平気になってきたような感じがしますです。これからも続けよう。

2003/10/14 3周年になりました

サイト開設から3年。闘病サイトとしてもミーハーサイトとしても何処となく中途半端な感じがしないでもない拙いサイトですが、おかげさまで3周年です。ありがとうございます。脳腫瘍という病気、病気をしたという現実、痛みと生きていくための距離やバランスをつかみたくて始めて、自分自身に確認するための意味合いが強い部分も結構あるサイトですが、3年間いろんなことがあり、いろんな人と出会うことが出来て、本当にたくさんの意味でこのサイトをやっていてよかったなあと思いました。

つらいこと、痛いこともあるけど、でもそれなりに何とか大丈夫!とか、こんな状態だけどそれに対して自分はこれが出来るし、これをした、とか、今はこうだからこそああなれるよう頑張ろう、とかいうことを自分なりに確かめることが「リカバリー記録」の一番の目的で、そうできることが自分を強くすると思う。それにふさわしい行動が出来てるか3年間含めて自分を振り返りつつ。

いろんなことが変わって、まだまだ相変わらずな部分もたくさんあって、これからもきっといろいろあるだろうし、一体どうなるのかなと思ったりもしますが、今までやってきたということ、今こうして動けるということ(体力も気持ちもポジションも)を自信に、力に、希望にして、前に前に進んでいきたい。日々を楽しく。経験を力に。成長して、コントロールも身につけて。そうやって前にいきたい。改めてそう思います。

2003/10/11 連休初日

目が覚めたら具合が悪かった…。何事かと思うほど。確かに疲れてたけど、あまり調子がよかったわけではないけど、急にこうなるって何だこれ。信じられない…ていうかすごくショック…。寝てると頭痛くて、起きるとぐらんぐらん体が揺れて気持ち悪くて起きてられない。全体的に熱っぽい。嫌な汗ばかりかくという。
木曜日に割りと頑張って色々動いたツケで今日こうなったとしたらやりきれない…。何か1つやったら、次は疲れて具合悪くなって寝込んじゃうって結局「1勤1休」体制で変わってないじゃんみたいな。…。

とにもかくにも色んなところに色んな迷惑かけてしまいました。申し訳ないです…。ホント自分で自分にがっくり…。

2003/10/10 人を幸福にするべきものとして存在するべきもの

脳腫瘍関係の科学(化学?)医療ニュースとして、心に留まったもの。MRIの開発に関係する研究をした科学者にノーベル物理学賞が贈られること。まあ脳腫瘍と直接関係あるわけではないですが、検査でお世話になっているので、何だか妙に親近感というか嬉しいような気持ちになりましたです。MRIがなかったら闘病も治療もその内容も全然違ってたんだろうなあ…。ある意味命の恩人というか(基本的に医療、科学などすべてのことがそうですが)。物理学なんて自分には全然関係ないことだと思ってたけど(高校の授業でもう挫折だったので…。頑張ったけど、やっぱりどうしてもちんぷんかんぷんでした…同じ人間でも脳の構造が違うんだなあと思ったあの頃…。遠い目)、不思議な形で親近感や興味っぽいことを覚えるというのが何だか不思議です。人生の扉はどこでどう開くか、繋がるか、わからないものだなあ、なんてでっかい感慨に浸ってみたり(受賞理由の超伝導とか超流動とかはわからないくせに…。笑)。

そして「総務省は10日、「携帯電話を長期間使用しても、脳腫瘍発生に及ぼす影響は認められない」との研究結果を発表した」(毎日新聞)。
そうなんですか…!意外というか納得というか何というか(何だよ)。まあまるっきり健康に影響がないということはないと思いますが、直接の因果関係がないなら何よりですねえ。
何となくこの説(?)が出たときの、「携帯」と「脳腫瘍」という組み合わせの扱い方が何かすごいギャップがあるというか、日常的なものを使ってるだけでこんなすごいことになってしまう!恐ろしい!みたいな感じがしないでもなかったのが、脳腫瘍患者として何かちょっといたたまれないというか何というか…。深刻な事態になったら困るけど、でもあんまり大袈裟に怖いことみたいに云われちゃうのも何だかなあ…ていうかみたいな…。うまく云えないですけど…。ていうかこれは単に私が脳腫瘍を経験しつつ、今は(一応)普通に日常生活送っているので思っちゃう変な感慨というか思いいれだと思いますけど。そ、そんな怖いことだっけ…、ねえ?みたいな…。でも何となく興味は持ちつつも、ちょっと違和感というか変な感じがありました。

他の病気の人もこんな感じに(ってわかりにくいですが)自分の病気と自分と、そして世間が持つイメージのギャップに戸惑ったりするんでしょうかねえ。世間のイメージが固定してるというか強い病気って結構色々ありますよね。
病気というものが日常のものでなく実際問題として負荷である以上ネガチブなイメージが生じるのは仕方ないことでしょうし、本来ひとつにくくられている「病気の名前」と病気をしている人の実際の姿(容態、症状、その人の心理状況等)が一致するはずないんですけども。

…何だかだんだんわかりにくい話になってきてしまった…。とりあえず何となく色々勝手に思うことの多いニュースでした。

2003/10/09 神様って僕は思わず叫んでいた

今日はうまく休みがもらえたので午前中は寝てました。午後から免許の更新。初めての更新(そういえば結局ペーパードライバーになっちゃったなあ)。適正検査して写真撮って2時間の講習。そのうち30分が飲酒運転が加害者、被害者、そしてその家族に与える苦しみ、悲劇を描いた映画だったんですが、何かこれが重い内容でした。さだまさしの「つぐない」が流れるのもまたずしっと来ました。ちょっと泣きそうになってしまいましたですよ…。しかしあまりに厳しい内容だったので、何だか飲酒運転以前に運転が怖いというか、しないほうがいいような気さえしてきましたが…(汗)。魔が差す一瞬ってあるけど、その「取り返しのつかなさ」って本当にどうしようもなく決定的で怖いなあ…。うーん…。
その映画のあと交通事故事情とか何とかかんとか色々講習を受けて(覚えてないのか…)無事免許更新。車の運転をする機会があるかどうかはともかく、これで無事身分証明書を手に入れたと思うと安心な気持ち。

その後はがんセンターでMRI検査。夕方4時過ぎからだったので人気がなくひっそりしたがんセンター。それでもここにはたくさんの人が生活してるんですよね…。色んな思いで同じ夜を過ごしているんですよね…。勝手な感傷もまじってるけど、でもみんなにとってここでの生活がいいものであるといいなと願わずにはいられませんでした。ここが新しく始まる希望ある場所だといいなあ。今はつらいこともあるけど、しんどいこともあるけど、でもここにいるからこその希望、というのがあるといいなあ。怖い、悲しいイメージのある名前の病院だけれども、だからこそ。

MRI検査室は機械の入れ替えがあったので内装もちょっと変わってました。照明がやわらかい感じになり、内装が木を使った「部屋」っぽい雰囲気になってました。頭を固定するときにクッションをふたつ耳あてみたいな位置に置く(というか挟むように置くのもMRIの騒音対策として取り入れたのかも。患者接遇とか病院も色々変わっている、変えていると聞くけど、こういうことなのかな、とか思ったり。
検査はいつも通り、造影剤なしでMRI撮影(寝てました)、一度MRIから出て造影剤入れてまた撮影(寝てました)。いつもながらによく寝ました。造影剤が入ると何だかやっぱりしんどい感じがしますけど(注射跡もアザになって腫れちゃうし)。とりあえず無事に検査終了。結果は再来週くらいの診察で。…通院が今月3回目なので休み取れるかなあ…と不安ですが、11月まで引き伸ばすのも嫌なので(別に何があるってわけじゃないですけど、やっぱり検査の結果は早く聞いておきたいというのが素直な気持ち)今月中に診察できるといいなあ。そういえば検査が終わったのが5時半過ぎだったので会計がしまってて、今日の診察料は次回診察時に払わなくちゃいけないんでした。ますます今月中に終わらせておきたいなあ…(画像診断料って結構高いですよねえ…。自己負担2割のときの画像診断料の安さに感動したのが懐かしい…)。

ぎりぎりなスケジュールかな、と思ってましたが、すべてスムーズに進んで無事に終わって満足です。素晴らしいなあ。検査の後、ちょっとふらふらしてだるかったけど(寝すぎでは…)、せっかくなので横浜スタジアムに行って野球観戦してきました。体力使いましたが、楽しかったので行ってよかった。充実感まんまん。いい一日でした。

2003/10/08 見えないとこでふらふら 貴方のために蝶になって

残業してたらものすごい立ちくらみというか眩暈に襲われてしまった…。15分くらい立ってたのがいけなかったのか、足と頭ががくがくして、視界がくらくら揺れている状態。目の前がいつもよりは暗いような気がするけど、気持ちが悪いというのはそんなにないので、何だか自分は普通にしてるのに世界のほうがぐらぐら揺れて動いてるみたいな、しらふのまま酔っているような、変な感じでした。ちょっと感覚が鈍いというか遠いというか。
何でだかよくわからないけど、気をつけよう…。ばたーんと倒れそうで恐ろしい…(周りの人のほうがそう思うでしょうが…。デカイので倒れるだけで立派な凶器な私…。笑)

2003/10/07 やっとの思いで生き残ってきた プライドを保つために

面倒くさいことが多いけれど、しんどいことが多いけれど、そのなかから自分にとっていいもの、身につけておくべきことをうまく拾って力や価値にしていこう。賢く生き延び、いい場所に自力でたどり着けるように(やらなくちゃいけないことが多くて気が滅入るけど。それも含めてうまく賢く)

今日はがんセンターに行って来ました。定期検査の予約を取るための診察なので特に別に何か内容があるわけでもなく、という感じで何だかなあ…と思いましたが。とりあえず主治医にトータルオーダリングシステムを見せられ、「こういうわけなので1年後の予約は取れないんだよ」と説明されました…すみません、もう電話でごねたりしません…(はずかしい)。
MRIもまた急ですが、9日に入りました。仕事は何とか休みます。この日でないと11月まで予約でいっぱいだそうなので。

それにしてもがんセンター行く前から頭が痛くなって、いつものペインフルライフだろうけど、何となく時期が時期だけに白衣高血圧ならぬ白衣片頭痛なのかしらんとか思ったり…。自分ではあまり意識してないつもりですが、やっぱりがんセンターって受診するのに未だに微妙な緊張感というか心構えが必要なのかもしれないなあ。よくも悪くも。

午後は仕事関係のお見舞いということでまた別の病院に行くことに…。がんセンター帰りの人間がお見舞いなんて何となくシュールだなあ…と思ってみたり(別に相手は知らないのでいいんですけど。笑)。
それにしても骨折って、単に「骨が折れる」ってだけじゃないなあ…とお見舞いした人の話を聞いて改めて思いましたです。骨が折れるときに筋も痛めるし、ヒフも破けるし、プレート入れたら取らなくちゃいけないし。人間の体って本当脆くて微妙なバランスで動くものだなあ…。

そして夜は仕事の打ち上げ。飲み会。…飲んでないけど、ふらふらになりましたです。疲れた…。

2003/10/05 でもね、覚えておいていて

ハトムギビワ茶(オリジナルブレンド←適当に混ぜてるだけなのに生意気な)に試しに韃靼そば茶も混ぜてみたら、何かもうそば茶の味しかしなくなってしまいました。まろやかになっていいけど、ハトムギやビワ入れてる意味がないような…。うーん。今日はドクダミを買ってきたのでこれもちょっと混ぜてみようと思ってます。やっぱりドクダミの味しかしなくなっちゃうかな。どうだろう。ちょっと楽しみ。

夕方ぶらぶら買い物兼散歩をしてたら、薄暗い木立の下に彼岸花がたくさん咲いてるのを見つけました。赤もあったけど白いのが多くて、薄暗いなか、精緻な彫り細工のような花の形が浮かび上がるようでした。しんとするような光景でした。ちょっと怖いような。彼岸花って灯籠花とも云われるけど、なるほどなあと思いましたです。綺麗だなあ。

英会話スクールは昨日行って来ました。相変わらず喋るときに無意識に声が小さく低くなってるのと、頭の中で構文考えるのと恥ずかしいと思っちゃうのとで喋るのが遅れる…。英語って慣れっていうか羞恥心との戦いっていうか…。上達したい気持ちはあるのに、この気持ちの壁は何。うー。

2003/10/03 越えなければならない河がたくさんある それでも自分の方向が見つからない

日本医師会が患者向けに「がんと告知されたときに医者に質問しておきたいこと」をまとめたパンフレットを作ったそうで。中身見てみてみたいなあと思いつつ、でもそういうのって患者から聞かれる前に、ていうか患者に聞くことを教える前に医者が教えるべきものなんじゃあ…とか思ったり…。患者の甘えかしら…。単に私の医療(医師)不信かしら(笑。医者が考えた「患者に必要なこと」ってどうもいまいちしっくりこないような気がしないでも…←深い溝ですネ)。
ていうかもっと云っちゃうと「がんと告知するときに医者が云わなくてはいけないこと、気をつけること」というのをマニュアル化して、しかもそれを患者に見せるほうが患者のためになるかもしれないんじゃないかと思ったり…(大きなお世話は百も承知)。

私の「告知」の場合、診察室に入ったら頭部CTがばーんとシャーカステンに貼られてて、普通に「ここに腫瘍がありまして…」とか云われちゃいましたですよ。そしてCTで腫瘍があることだけしかわからなかったのでそれ以上医者が説明できることもなく、こちらが質問できることもなく…という感じでした。告知っていうか何ていうか…色んな意味でびっくりでしたねえ…。いやはや…。

頭痛はまあまあ。耐え切れないほどではなく、薬を飲むほどではなく、という微妙さ。ペインスケールでいうと5、6って感じ。このまま何となくうやむやに収まるといいなあ。

2003/10/02 めくりめくる季節 そのすべてで感じること

頭痛がきました。何だ、昨日までちょっと違う体調とか思ってたんですが、やっぱり頭痛か…。まあいいけど(いいのか)。とりあえずまだ薬を飲むほどではないかな。何かじわーっと痛みが水みたいに頭にしみて広がってるような感じ。主に額のあたり。まだイミグランを使うほどではないレベルなのがいいような悪いような…。どうせならさくっと薬を飲んで痛みを消したいんですけどねえ(イミグランが味方になると思っているのでちょっと強気にドーピング根性を出してみる。笑)。

最近ハマっているのがハトムギとビワの葉を混ぜたお茶。それぞれナチュラルハウスで買ってきたものを自分で適当に混ぜて煮出してます。とろとろ煮出してるとふわーっと香ばしくもまろやかないいにおいがします。味もくせがなくて美味しいです。ビワはお灸に使ったり、そのまま葉を足の裏につけたり、と健康に役立つものなので、お茶にして体の中から摂ったらもっと健康にいいかも、と期待してますです。ハトムギは美白と肌荒れ(イボとかニキビ)にいいそうなので、それも期待。

2003/10/01 10月になりました

今磨きたいのはスピード。色々あるなかで色んな事態に反応するスピード。いちはやく反応して、頭使って体動かして、嫌なことはなくならなくても素早く抜け出せるようにしたい。緩める力加減も覚えつつ、それでも早く確かに動けるようになりたい。走りぬきたい。今このときだからこそ。

がんセンターの定期検査は何とかいけそうです。さくっと10月上旬にまとめて終わらせたいなあと思ってますが…。まあとりあえず無事に終わればそれでよし。検査の前あたりにペインフルライフになって「今回の結果は大丈夫かなあ…」と密かに結構どきどき心配な気持ちになることがありますが、今年はどんな感じかしら…。

最近は頭痛というより頭の芯からくーっと落ちるような遠ざかるような感じになることが多いです。眩暈の一種というか貧血っぽいというか…。眩暈のくらくら感の振れ方というか方向、幅が変わってるというか。うーん。でも気持ち悪さはないんですよねえ。単なる寝不足かしら…。でも耳がちょっと聞こえにくい感じもあるんですよねえ。うーん。
とりあえず転んで骨を折ったりしないようにしないと…!(本当に…)。



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