2001/06/28 今いるこの場所から 2

体調は悪いけど、この暑さ(夏にしたって酷過ぎる暑さと湿気。呼吸が出来ない気分…)の影響もあるだろうし、割といつものペインフルライフと同じような感じなのでちょっと安心というか落ち着けるようになってきたかも。予兆とか自覚とは違うんだけど、具合が悪くなるのが何となくわかるようになってきて自分はちょっとずつでもコントロールしてると思ってたので、急にがくんと具合が悪くなってショックで動揺したっていうのもあるのかも…未だに動揺するって何なんだかと自分でも思うんですがねえ。でも感情の混乱に体の不調が重なると自分でもどうしようもない気分になってしまうんですよ、自己嫌悪みたいな感じで。そのどうしようもなさにさらに追い込まれ落ち込んでしまうような自己嫌悪。

考えてたことのひとつ。私は相手のことを考えて思って行動してるつもりだけど、それって相手への思いやりとか優しさではなく単に自分が傷つきたくないだけかも、ということ。相手のことを気にするのは自然な反応だけど、気に病んで振り回されるのって過剰な反応だろうなあ、相手の為になってないし。それで自分のこと嫌だなあと思ってしまうんだから尚更質悪いなあ、ということ。

病気を抱えている現実ってその本人にとっては一番の弱点でコンプレックスだけど、反面一番の武器になると思います。病気を口実として振りかざしたら相手は可哀相で不可解で混乱して何も云えないだろうから。現実だから生活してく中で無視出来ない、だけど生活していくならばそればかり見ていてはいけない。本人にとっても周りの人にとってもベストな(気分を害さない、傷つけあわない)距離ってどのくらいなのだろう、それはいつになったら分るのだろう…。某芸能人の離婚問題を見ていてそういうことを思いました。

不安定な気持ちですが、それでも生活はしてる。日々は新しく繰り返す。もうすぐ三ヶ月で正社員ということで仕事も「私の担当」というのがはっきりしてきて嬉しいです。自分の知識(実体験に基づいた。笑)と興味を生かせる内容の仕事なので毎日が勉強って感じです。アンケート調査を作るとかがん研究にからむ事務とか。後者は研究してる人とがん対策をやっている機関とのあいだを仲介するくらいで私が研究してるとかそういうわけじゃないんですが(笑)、機関ががんセンター内にもあったものなので一人でこっそり感慨深くなってます。病気でがんセンターに入院した時もまさかこんなかかわりを持つなんて…と思いましたが、今もまたこんな風にかかわるなんて不思議な気持ちです。病気したことで歩くことになった道、と思うと病気したことがいいことだったように思えて不思議で救いに感じます。こだわりすぎはよくないとも思いますが本当に。

2001/06/27 今いるこの場所から

日曜日から急に重くなりました、体調も気分も。ぼーっとしてたら階段を踏み外して落ちた、みたいな感じに急に落ち込んだので自分でもビックリ、そしてそれがまた気を滅入らせる理由にもなったりで一人で底をぐるぐる低迷していた私…。体の具合が悪いから苛々するのか、苛々するから体にも悪いのか、とにかく重かった。

今もちょっと重いけど、重いなりに抱える方法はあるはず…。無理にリカバリーして脱してしまうのではなく、この状態に慣れるのも必要かもしれないし、或いはちょっといつもとは違うプロセスを取ってリカバリーを試みるのもありかもしれない。そういうことをたまに考え、でも体がついていかないのでぼんやりばっかり。

それでも6月分のレポート「障害者福祉論」は出すことが出来ました。今度は締め切りのことを考えてレポートの為だけに勉強したって感じで誉められたものじゃないけど…。

私は自分が真っ只中で経験している感情(特にそれがネガティブなもの)をリアルタイムで語るのがあまり好きじゃない、というか相手に聞かせるような話じゃないかもとか「どうしたい」って答えがないことを問い掛けるのは意味がなくていけないような気がしたりして苦手なんですが、せっかく自分の気持ちを出せる場所があるのでちょっと出してみました。とりとめのなさにやはりどうかと思うけど…。

私って変に(無意味に)構えたり考えたりしすぎるところが多すぎるのかしら…。うーん。

2001/06/23 だから立ち塞ぐこの壁を超えよう 僕は進めばいいだけさ

先日してもらった神経ブロックと、毎日薬を飲んでいるおかげで今は頭痛はないです。頭痛が抑えられればその代わりに別の症状が出てくるんですが(眩暈、気持ち悪さ、だるさ)今のレベルならまあ生活に差し障りがあるほどではないのでいいです。もしかしたら疲れがたまってるだけかもしれませんしねえ。今週は個人レベル、環境レベル、さらに精神的、身体的それぞれのところでそれぞれの問題が起きていたので。何が何だかよく分らないというか、気持ちが事態に追いつけない。でもその割に生活は出来ているので、不思議な感じ。感情を常に事態に合わせて高めなくても対応できるということなのか、感情を入れない状態で事態に対応してる方がうまく対応できるってことなのか。よく分らないけど。

今週の大ニュースと云えば!片頭痛の特効薬であるトリプタン系の薬の錠剤が認可されたこと!!スマトリプタンは注射薬が既に認可されてて実際私も注射してもらったことがありますが、注射は病院でしか出来ないので錠剤の形で出るのを待ってたんですよ。スマトリプタンは長くは効かないけど今ある痛みにはすごくよく効くので、錠剤で貰っておけば今までみたいに痛みに苦しんだり耐えたりすることが減るんじゃないかと。楽しみです。
トリプタン系は私、グラクソ・スミスクライン社のイミグランしか知らなかったんですけど、アストラゼネカ社からも出てたんですね。商品名をちゃんと聞いたことなかったんですけど、MRに「頭痛休暇制度」を認めている会社だから片頭痛薬にちゃんと関わっているんですねえ(エラソウ。笑)。

薬って商品名と一般名(でしたっけ?言い方を忘れてしまいました)があるのでちょっと混乱するところがあります。スマトリプタンもコハク酸スマトリプタンが成分としての名前で、商品名はイミグランなんですよね。有名なハルシオン(笑)とトリアゾラムも云い方が違うだけで同じものですし。難しいです。って素人がそんなこと知らなくていいんでしょうが(知るべきではないような。笑)興味あるんですよねえ…(笑)。

2001/06/19 ほんの少しでも笑ってくれるなら まだここにいる意味はあるよね

大丈夫。ここはいいところだから。今の私にとって一番いいところだから。
ただそれは私の実力ではなく、周りの人の優しさだから、自分でもちゃんと努力しなくちゃならないと思う。

今日はホテルで総会でした。私も受付をしたんですが、何をしていいのかも誰が何なのかも分らず突っ立ってるだけのことが多かったです…。来る人がみんなVIP扱いの人ですし。初めての仕事だからしょうがないってだけじゃなく、自分の気の利かなさを痛感して恥ずかしかったです。うー。知識がないところに経験がないと本当にダメですねえ…。うろたえてばっかり。恥ずかしい失敗たくさん…(思い出して七転八倒)。午後から夜7時くらいまで殆ど立ちっぱなしだったので脚も痛い…。でも夕御飯がホテルの懐石だったのでちょっと癒されました(笑)。

2001/06/17 あの光に願いを。

嫌な出来事って感情を揺さぶるけど、その揺さぶられたなかにいい意味で「自分もこんな気持ちを持っていたんだ」と驚くようなものを見つけて、少しだけ救われた気持ちになりました。私は少しは前より変わっていると思う。

色んなところに行くと色んなものがあるから、捕らわれずに広がっていこう。進んでいこう。良くなろう。

2001/06/16 光よりも速く遠く心は飛んで行く

パソコン教室。Eメール講座とエクセル。Eメールは第一回目ということで目新しいこともなくむしろ退屈…時間30分くらい余って結局検定練習してましたし(笑)。次は応用編になるので楽しみ。エクセルはプチっと苦手意識というか面倒くさいという気持ちがあったんですけど、今日はさくさくいけました。いい感じ。パソコン検定の練習ということでワードでの文書作成+エクセル表計算+エクセルグラフ作成を60分でやるんですが、時間は余裕でバッチリ。でも小さいミスを2,3個しでかしてしまう…入力ミスとか小数点のケタが1つ足りないとか。こういうのって仕事でもやってしまうので(…)気をつけなくちゃと思ってるんですが…。注意力足りないというかズボラというか抜けているというか…とにかくこういうミスは恥ずかしいし、やってはいけないものなので(特に仕事では!)気をつけなくては…。

ボールペン字。この頃行書の練習に入っているんですが、普通の字もうまく書けないのに行書なんて…とサボってばかり…。そんな時ペン字の学校から5級認定申請書が来ました。前にも1回来たんですが、5級なんて取っても意味ないだろうと思って捨ててしまったんでした。よく読んでみたら履歴書に書けるくらい意味のある1級を取るためには5級から順番に取っていかなくちゃいけないそうで。1級取れるほど綺麗な字を書けるなら認定書がなくても見て分るんじゃないかと思うんですが、でもせっかくやるならきちんとした形にしたいし…「今回が最後の案内」と書いてあるのも心揺れる原因(←期間限定とか云われるとものすごく落ち着かなくなるタイプ。笑)。

父の日のお祝いということで「木曽路」に家族で夕御飯食べに行きました。個室で懐石。プチ上流気分(そう思うところが既に上流じゃないんですが。笑)。日本料理ってすごい細かいところまで気を配って作ってあるので食べる以外の楽しみがあっていいなあと思いました。高いから普段はなかなかいかないんですが(いけない。笑)。雰囲気がご馳走みたいな。

2001/06/14 もう一度忘れてしまおう ちょっと無理しても明日を描いて 幾つも描いて

今日は代休を頂いて市大病院ペインクリニックへ。雨が降っていたので空いているかと思ったんですが、さすが市大病院、なかでもペインクリニック(神経ブロックって注射によって違いますが、安静にしてなくちゃいけない時間が長いからベットがなかなか空かず回転が悪い)という感じで2時間待ちました…。まあ予約外で2時間ならいい方だと思いますが…。でも疲れました(その後会計でも30分以上待たされたりしてねえ…)。

久し振りのアベ先生は偉くなった(らしい。診察時に弟子らしい若い医者が必ずついている)けれど相変わらず話ししやすい、いい人。症状が変わらないと云うと気の毒そうな顔してくれたり。演技だとしてもちゃんと話聞いてくれる先生っていいと思います。それだけで救われる部分があります(医者のやっちゃいけない3M=ミステナイ、ムシシナイ、ミクダサナイって正しいと思います←こういうところが嫌な患者だと承知の上での発言。笑)。ちょっと今日はアベ先生の意外な表情も観てしまいましたが…(笑)。

以下今日の受診内容のポイント。

新しいペインクリニック(先日ちょっと爪先だけ踏み入れて逃げてきた近所のペインクリニック)について
病院名を云ったら(K整形外科とします)何故か吹き出すアベ先生…!その笑い方は一体!?K先生は業界内で有名なヤバイ先生なの!?それとも大学病院勤務医の優越感!?先生はK先生とは面識がないので治療がどうのというのは知らないと云ってましたが、イミグランを知らないK先生に注射してもらうのは怖いと話したらまたふふって感じで笑ってらした…(がーん)。カガワ先生の恐ろしいまでのトフラニール様絶対崇拝主義については特に反応しなかったというのにやはり市内の同業者には何か色々感情があるのか…(ペインクリニックと云ってるけど整形外科の理学療法がメインみたいと云ったときも笑ってた…それを見て人の心の声が聞こえなくてヨカッタと思う私…)。
市大病院に行けなくても薬だけは同じものが欲しいのでK先生のところで処方してもらうっていうのが出来るようにしてもらえないかと頼んだら紹介状書いてくれました。カガワ先生との治療ライフの反省で、脳腫瘍だったことを云いたくない(治療に行き詰まると結局脳腫瘍の後遺症、それも脳腫瘍のことを気に病んでるという心因的なものとされてしまうので)ので病名は片頭痛にしてもらえないかとも頼んだんですが(医療を操作しようとする患者…)やはりそういうことは出来ないとのこと(あたりまえですか…)。薬の名前みたら病名(既往症含む)を知りたいと思うのが医者として当然(「そうじゃなくちゃ医者として問題あるしね」と云ったときの阿部先生の表情…)だそうで。まあしょうがない。薬がもらえるんだからよしとします。

SSRIについて
SSRIと呼ばれる薬デプロメールを一年以上飲んでいるんですが、それって体に悪い影響あるんじゃないかと云ったら(カガワ先生じゃないですがそんなに長く飲んでていいものなのSSRIって?という素朴な疑問。飲まなくちゃダメな薬だから意味がある質問ではないと思いますが、素朴な疑問)、依存性はないし、もし悪い影響があったら症状として体に出るから分るそうです。慢性的に不健康な私としてはいまいち腑に落ちない(ツッコミどころイッパイ。笑)のですが、SSRIって新しい薬だからまだデータが揃ってないんじゃないかと…。アセトアミノフェンとかも今になって副作用が取りざたされてるし(先生もデプロメールよりロキソニンなどの消炎鎮痛剤の副作用が怖いと云ってました。やっぱり…!)。もしかして副作用のデータになるのは私…?とも思いましたが、まあいいや。しょうがない。
一番新しいSSRIパキシル、これについても聞いてみたんですけど(単刀直入に「パキシルっていいんですかね?」。笑)デプロメールと変わらないそうです。デプロメールがないとき代わりにパキシル出したりすることがあるとか。同じSSRIなんだから当然の話ですが、何か拍子抜け。イミグランを製造販売しているグラクソ・スミスクライン社のSSRIだからちょっと期待しすぎました(笑)。

(でもカガワ先生のトフラニールがアベ先生のデプロメールって気がしないでも…まあカガワ先生ほど狂信的(笑)ではないですが。どの先生にも「これ!」ってお薦め商品…じゃない処方があるんですかねえ)。

以上納得して神経ブロック。もともと終息気味でしたが、頭痛が少しは穏やかになった感じがしていい感じ。それに安部先生はやはり注射がうまい。そこも好きなところ(笑)。

紹介状(診療情報提供書)
封筒に入れられて封もされてたんですけど、家に帰って開けて読む私(笑)。だって自分のことは知りたいし、文書料払ってるんだし、見る権利あるはず(あとでコピーもとっちゃう。笑)片頭痛の投薬継続依頼ということですが、既往症は結局記入されてました。この情報を提供しておかないと私の身に危険があるかもしれないし(何があるか分りませんからねえ…)まあしょうがないか(諦めではなく患者として当然の従順さですかね、これは。笑)継続される薬はデプロメール、デパス。テラナス。ロキソニンはストックがあるのと…やはりあんまり飲むもんじゃないと思うので(笑)。

2001/06/13 そうして知った痛みが未だに僕を支えている

痛いか、眠いか。この頃の体調を一言で云うとこういう感じです。一日中痛くてたまらない時期よりも少しは落ち着いたということなんですが、眠すぎる…。朝起きたときから眠くて、仕事から帰ってきても眠い。そのくせいざ寝ようとするとだるすぎてすんなり寝付けなかったり…。疲れているってことなんでしょうねえ。うーん。それを口実にぼやっとして過ごしてて大変良くないこの頃。明日は先日の日曜出勤の振替でお休みを貰ったので病院行って(市大病院ペインクリニック)ちょっと生活を仕切り直さなくちゃ…。

仕事。来週から7月にかけては総会など大きなイベントがあるので忙しくなりつつある時期。私も勤めて三ヶ月になるってことで担当する仕事も増えてきてます。今日はそのうちのひとつの委員会と顔合わせで午後ぶっ通しで会議室にこもりっぱなしでした。でも会議で何が話し合われているのかついていけず居たたまれない…。初めての委員会ってこともありますが、やはり医療や行政に対する知識が足りないからというのが大きかったです。
聞いたことがある、ってだけじゃなく、それを生きた問題として捉えるだけの知識や考えがないという。まあ急にできることではないですが、仕事をする上でこうしていかなくちゃいけないっていうのが分った(ような気がする)のでそれは収穫。今後生かしていきたい。

知りたいって思ったこと、知らなくちゃって思ったことは今すぐに知ろうとしないと。同時進行は大変だけど、自分の気持ちが向かう方向って結局はひとつだと思う。それを見失わず信じて近づく努力をしないと。

ベランダのエンドウは白い花がしぼんで落ちたと思ったらサヤがなっていました。ただいますくすく大きくなってます。もしかして食べられるかも…という期待を持つ私(笑。でもベランダ園芸の野菜って土とか栄養が足りないから形はちゃんとしてても味がしない)。伸びすぎる蔓の先を切ったり枝を整えて実に栄養が集中的に届くようにしたりして食う気まんまん(笑)。

2001/06/08 上に上に突き進んで どこまで行けるか確かめてみたくはなるのさ

養成所のレポート(老人福祉論。マークシート式)は終わりました。何とか…。とりあえず…。…多分。時間に追われて慌ててやったという感じがして自分では納得いかないです。ていうかこういうやり方じゃ意味ないぞと思います。次回はもっとちゃんとやらなくちゃ。障害者福祉論ともう一回老人福祉論。

プレッシャーというか焦るというか、取り掛かることの大きさに思わず腕組みして固まってしまいますが、それでもこれが私のやりたいことだというのは(そして今やらなくてはいけないことだとも)強く思うので頑張ります。
今週は結局レポート終わらせた後は疲れて勉強に取り掛かれなかったんですが、しっかり休んでやるべきことをやっていこう。

2001/06/06 目もくれず迷う夜の果て ただループして明日になっても

関東は今日梅雨入りだそうです。まだそんなには蒸し暑くないのでまあまあ過ごしやすいです。街路樹やベランダの緑が水をいっぱい含んでぐんぐん伸びている感じがして見ていて気持ちいいです。エンドウは蔓が伸びて白い花を咲かせてます。あとソバの芽とか、フウセンカズラ第二世代、ビスカリア(ピンクの花がいっぱいついてて可愛い)とか。いい感じ(満足)。

でも私の体の方は梅雨が大敵。梅雨時って誰でも具合悪くなるものですが、私は梅雨時になると脱皮が始まります。手や足などの末端の皮膚がふやけたようになってべろべろ剥けてくるのです…。剥けた後は皮膚が剥き出しで赤くなってる…。時期が時期だし、部位も部位だし、水虫かと悩んだこともあったんですが(ていうか皮膚科にかかりました。笑)そういうわけではないんですよねえ。ただ皮膚(皮)が剥けるだけ。まさに脱皮。
今年は仕事で茶碗洗ったり水仕事するので剥けたところが痛くなりました。今日なんか理事会ってことで会議室のセッティング(机移動など)、50人分以上のコップなどを洗って、また会議室片づけで机移動でてのひら真っ赤になりました(冬場のおしん状態。笑)。手荒れ用のクリーム塗って脱皮が終わるのを待つしかない…。

理事会の日はひたすら体力勝負です。机移動やお茶の準備もありますし、事務局と会議室の間(2階分)を行ったり来たりで駆け回ったりもしますしやってきた理事への挨拶とか(私は理事の顔と名前を覚えるという仕事も。笑)。会議中待機している2時間ほどが静かな時間…。あとはまた肉体労働(笑)。私は細かい面倒くさい事務とか調整とかしないで云われた通りに準備してるだけなので楽と云えば楽なんですが。

それに去年のちょうど今頃は自分の足で自由に歩くことが出来なかったんですからねえ。階段なんて松葉杖を片手にまとめて持って、もう片方の手で手摺りを掴んで(抱え込むというかすがりつく)、健康な右足でけんけんして登ったり降りたりしてました。幅が広い階段なら松葉杖ついて登ったりすることも出来るんですが、やはりそれは怖いし、けんけんと同じくらい辛い。苦しすぎて吐きそうになりなりました。それまでは駅でエレベーターとか増設してるの見てわざわざ作らなくてもいいのにねえ、とか思ってたんですが、バリアフリーがどれほど大切なことか、というかバリアの多さ、そのキツサを思い知りました。…自分で体験しないと思い知れないというのはあまりに貧しい想像力で恥ずかしい話ですが。
そう、こう感じたことで思ったのは「病気や怪我はその人に欠損があるからなるんじゃなく、その人の欠損を埋めるためになるものなんじゃないか」ということ。これからの人生でそういうものにしていきたい、ということ。

このことがなくても、無心に一所懸命動くのって気持ちいいなあと思いました。何か、体のなかにあるもやもやや淀んだものが流れる感じがします。スポーツするときと同じ気持ち。

2001/06/04 気がつけばいつだってひたすら何か探してる

長い一週間の始まり…。先週の日曜日から休んだ気がしなくてだるい…。頭痛も相変わらずヒドい。嫌な痛み方。鎮痛剤を色々飲んでみますが、効果はなく、とうとう辛さに耐えかねて近所のペインクリニックに駆け込むことに…。怖さも警戒も不信(笑)もどうでもよくなるほどの痛みに突き動かされて(笑)。3月に開院したばかりで綺麗なそのクリニックはメインが整形外科で、ペインクリニック、鍼、漢方もやってるというところですが、やはり本当にメインでやっているのは整形外科の理学療法でした。入ってすぐにかなり広いリハビリ室があって、来てる患者さん(受付ぎりぎりで入ったのでそんなにいませんでしたが)も年配の方がほとんど。
とりあえず受付でどういうイミグランはあるかどうか訊いたら、出てきたのはそこの院長先生。若くて(30代くらい)はつらつとした、医者というよりPT(理学療法士)みたいな雰囲気の人。「イミグラム?え?それ薬?」と返事されて動揺しました。「スマトリプタンのことですけど」と注釈つけたら余計先生は混乱、私もさらに動揺。何で私が知ってる薬を知らないのよ…。とりあえず薬局に問い合わせてイミグランという薬の存在を理解したみたいですが、そもそもイミグラン知らない人に注射出来るのかすごく不安になり、怖くなり、結局受診しないで帰ってきてしまいました…。保険証忘れたとかごまかして…(笑)。

長い一週間は続く…。頭痛も続く…。

2001/06/02 それでも夢見て坂道登る いつだって

今日は土曜日出勤の日。いつも通りの9時から12時30分までの半日なんですが、何か妙に長かった…いつもだったらすぐに過ぎるのになかなか終わらない。仕事はたいしたことしてないのに(むしろ暇)その所為で疲れた…。もともとこの頃溜まっていた疲れもあって、ようやく12時30分になったときにはぐったり…。眠いし。でも一度家に帰って昼御飯食べてパソコン教室へ。検定を8月に受けると決めたので今から根詰めて通うこともないなと思ってたんですけど、さすがに2週間もブランクがあくと不安で行って来ました。それでも疲れてぼうっとしてるので頭の使うエクセル(数字となるとそれだけで緊張してしまう。笑)はやめてワードで観光案内のパンフとかカレンダー作ってました。久し振りだったので楽しかったです。

夜は老人福祉論のレポートをやろうと思ってたのに頭がものすごく痛い…。今まで頭痛がしてもむっつりと不機嫌になったり億劫になるというのはあってもイライラするってことはなかったのに、今回の痛さはカンに触るというかじっと我慢するということが出来ないくらいの痛さ。何なんだろう、何でこんなに痛いんだろう…薬(ロキソニン)飲んでも痛みが治まらない。泣きたい。というかイライラが募って兇暴な気持ちになる(笑。いごとじゃじないんですが)。こういうときにイミグラン(スマトリプタン)があれば一瞬でもすっと痛みが消えるのになあ…としょうもないことを考えました。近所のペインクリニック、イミグランあるかどうか聞いてみようかな…。代休を13日にとって神経ブロック受けに行こうと思ってたんですけど、この痛み方だったらそれまで持たないような気がします…。消耗する、体力も気力も。

2001/06/01 骨折一周年記念追体験ドキュメンタリー

5/29に入院。それまでがんセンターの主治医に手術承諾書を貰いに行ったり、麻酔科で相談したり、検査したりもう大変でした。当然だけど全部松葉杖でこなしました…。暑さと慣れない松葉杖の辛さに泣きそうになりながら。市民総合医療センターとして立て替えされたばかりの市大病院はものすごく綺麗でした。ヨコハマの夜景も一望出来てまるでシティホテルかマンション。楽しめなかったけど(当たり前)。手首に名前と病名(怪我)を書いたバンド(退院する時はさみで切らないと取れない)をつけられて「ああここが取り違え手術の…」と思いました。

5/30手術。小指を切開して折れた骨に添わせてワイヤーを入れるという手術。前投薬がなかったので手術室までストレッチャーで運ばれている間意識がありました。手術室について何人もの医者、助手に名前と手術する部位を聞かれまた「ああここが取り違え手術の…」。酸素マスクみたいなのを口に当てられてすぐに視界がぐんにゃり曲がってびっくりして、咄嗟に目をつぶるまいと抵抗(笑)したんですけど、次の瞬間には意識がブラックアウト。全身麻酔ってすごいな…(頭の手術のときは前投薬で手術室に入る前に意識がなかったので麻酔施術を覚えていない)。2時間くらいの手術だったと思う。麻酔覚めたあとって動くことも出来ないし、異常に気分悪いし、季節の所為か私の体調の所為か異常に暑くて苦しくて眠ることが出来なかった。麻酔からの覚醒を促進するために酸素マスクさせられたんだけど、送り出される酸素が湿度温度が高くて(もともとそういうものなの酸素って…?)逆に苦しくてハアハア云ってました(笑)「息がしにくいから外してくれ」とも云った(笑)。足もそれまでは痛くなかったのに(骨折って普通痛いと聞きますが私は痛くなかった)ずきずき痛いし(切ってワイヤー入れたんだから当然なんですが)眠れなかった。いやな汗を全身にかきながら「明日になればきっといいことがある」と必死に自分に言い聞かせてた…そして全身麻酔はもう二度と一生しないと心に誓いました(涙)。

5/31寝たきりで動けなかった。麻酔の名残か昨日の疲れか意識も朦朧。

6/01確かこの日に退院した。午前中今更の松葉杖訓練を受けたけど、そのときは松葉杖与えられてすでに2週間くらい経ってたので自分で出来るようになっていたので1時間もやらなかった。爪先は勿論、踵をついても骨折した部位に体重かかるので(そうするとワイヤーが骨を折ってしまう)左足は常に完全に浮かせていないといけない…生活できるのか…。でも退院。半ば強引に(医者は足がつけるようになるまで一ヶ月入院した方がいいと云ってた)。病院を出てからが本当に長く辛い怪我人人生が始まりました…。つづく。


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