2000/10/30 かなしい

何だかまだこの現実というか事実を信じたくない。認めたくない。私の今までを否定してしまう(されてしまう)ことになるから。

だから現実逃避ばかりしている。でもそのくせ気づくとそのことを考えている。

2000/10/29 かなしい

とてもかなしい出来事がありました。
毎日毎日、一日中そのことを考えて(考えてもしょうがないのに、私にはどうすることも出来ないのに)いるのに、いざ言葉にしようとすると何にも言葉にならない。もう早く忘れたい。忘れたい。何も感じなくなりたい。

何だかもう自分のことを好きになれないかもしれない。

もう嫌だ。何もかも。

2000/10/26  教えてよ僕に夢の見方を誰か 目の前に起こる全て見届けるから

今日はペインクリニック受診の日。
前、市大病院麻酔科の先生に云われたデパスの話をすると、ペインクリニックの先生は云いました。
「その先生はバカだね」

先生に云わせると、デパスはジジババにも出すような一般的な薬で、トフラニールのように痛みを取る作用がないそうです。せいぜい眠剤にしか使えないそう。
「トフラニールの効用を知らないなんて外来やる資格ないよ(優越感に満ちた微笑)」
しかも私に同意を求めるし…求められても私、ただの患者だし、麻酔科の先生のこと結構好きだったし(注射がうまくて優しかったから←市大病院にこんないい先生がいるなんて、と感動したくらい)。困りますよ先生。つか先生のそのトフラニールへの絶大な自信と信頼は一体何なんですか…(素朴にして最大の疑問)。

とりあえずここの病院についていくと決めたからトフラニールを云われた通りに飲むけど、後で治療方針を変更するときにもめそうで嫌だな…ってトフラニール飲んでれば治るのか(先生の云うことを信じよう)。先生が大学病院をケナしてまで勧める薬だもの、きっといい薬に違いない(←やや暗示)。

めまいと吐き気がするのはトフラニールの副作用ですか?と訊いたら(もともと後遺症の症状でもあるので何が原因か微妙なことが多い)「結構多く飲んでるから副作用でそういうのが出てもおかしくはないね。トフラニールは特殊で強い薬だから副作用も結構あるしね」と怖いことを云っておいて、でも「胃薬と一緒に飲めば大丈夫」。
胃薬で治まるトフラニールの副作用って一体…。
すごいのかすごくないのかトフラニール。

つか本当に先生のトフラニールへの思い入れって何なんだろう…。訊いてみたいが、何となく気圧されて訊けない。怒られてもやだし。

トフラニール…。

2000/10/23 僕らは走り出せるよ たとえ夜明けに届かなくても

仕事を始めて一ヶ月。しんどいながらもとりあえず通えたことにほっとしています。まだまだこれからだけど、とりあえず。母親は、一ヶ月でも休まず通えて良かったと喜んでくれています。それを観ると改めて私は親に心配かけているんだなあと思います。
少しでもその心配をなくすようにしていきたい。本当にそう思います。頑張ろう。

しかし体調の方はあまり思わしくないです。急に寒くなったから風邪気味なのかもしれませんが、頭痛とも気持ち悪さとも云えない曖昧なものが頭から全身に淀んでいると云うか。だるい。
しかも夜になると頭が痛くなって眠れなくなる。しょうがないので寝る前にデプロメール(市大病院で貰っている薬)を飲んでます。デプロメールとトフラニールの相乗効果でだるくなるのだろうか。でも眠れないのは苦痛だから飲んでしまう(不健康)。

デプロメールという薬は99年に認可されたばかりの画期的な新薬だそうです。PTSDとかパニック障害の治療で使われるそうで、確かにSSRIってよく見かけます。脳のなかで記憶を司る海馬の細胞を再生させる、とか選択的セロトニン再取り込み阻害薬とか云われると、単純な上に文系っ子の私はそれだけでありがたいような気がしますが(プラシボか)、効果はあんまり出てません(笑)。
ちなみにドラッグ代わりに使われているプロザックと同じ種類の薬だそうで、金に困ったら余ってるのを売っちゃおうかな〜とか思ってみたり。なんちて。嘘です先生(笑)。

2000/10/20  たとえ火花が散るときも気楽にぼくは飛びたい

生まれてきて23年目。病気になってから3年目。
今生きているし、これからも生きていくだろう。それならば少しでも楽しく、少しでも幸せになれるよう頑張ろう。

23年前の今日はすごい秋晴れだったそうで、「だからこんな能天気な子になったのかしら」とは母親の言葉。
能天気なだけじゃなくて、脳の病気にもなったけどネ☆。なんちて。ブラック。

本当は病気になってから能天気な部分が前に出るようになったんですけどね。どうしようもないことっていうのがあるから自分を追い詰めないとか、とりあえず前を向いてるとか。そういう考え方、受け止め方。
周りには結構呆れられましたが(笑)この能天気さのお陰で闘病ライフも何とかやってこれましたし。
そう思うと、病気や怪我は「自分に何かが足りないからなった」のではなく、「自分に足りない何かを埋めるためになった」のかもしれないという気もしてきます。すぐに意味を見つけたがるのは本当はあまり良くないこだわり方なのかもしれないけど。まあいいや(能天気)。

楽しく、そして健康に過ごそう23年目。

2000/10/18 分けなく泣きたくなる場面も朝が来れば意味を持つのさ

今日は市大病院麻酔科受診の日。とは云っても私は仕事で行けないので母親に代わりに行ってもらってきました。

伝聞なんですが、医者の云うことは医者それぞれでまったく違うもんですなあ、と改めて思いました。薬ひとつでも、ペインクリニックの先生はトフラニールはデパスより効果的、と云うし、麻酔科の先生はトフラニールよりデパスの方が新しいので効果が高い、と云うし。うーん。

しかし重大な違いだったのが、薬の飲みあわせについて。ペインクリニックではトフラニールと市大病院で貰っているデパスを一緒に飲んでもいいと云ってたけど、市大病院によるとトフラニールとデパスは同じような効果を持っているので一緒に飲んではいけない(2倍の量飲んでいることになってしまうから)そうです。何だよ、律儀にも両方とも飲んでたよ私!だからこの頃異常に眠かったのか!仕事中いねむってしまったのもこの所為だったのか!(ちょっと自己弁護)何だよもー、そうならそうと云ってよ先生(←どっちの先生だ)。

とりあえずしばらくは市大病院に通えないから、ペインクリニックの治療に従いますが、デパスは飲まないことにします。ナルコレプシーかってくらいいつでも何処でも眠れそうなくらい眠くなるんですよ…。

2000/10/17  私たちはゆっくりとでもここから泳いでいこうね、一人でみんなで

今日はペインクリニックに行ってきました。前回は診察時間が短くて色々と納得しかねる部分もあったけど、今回はきちんと治療方針を聞けたので良かった。
この先生によると、神経ブロックはペインスケール(一番痛いときを10、痛みのないときを0として数値で表すもの)を10から5まで減らすことしか出来ない、だから薬で3から2、1と段階的にペインスケールを減らし、かつ痛みを感じる回路を断つのが一番いいらしい。そこで有効なのがトフラニールだそうで、これは鎮痛作用を持ちつつ、痛みの回路を断つ作用もあるそうです。ペインスケールが減ったらトフラニールからもっと軽い効き目の薬に変えていって、最終的には薬なしで済むようになる。

実際この通りうまく行くかどうかは疑問だけど、話としては納得出来ます。ペインクリニックの治療と云うのはそこにある痛みをとにかくなくす、あるいは軽くする、対処療法的なものだと思っていたから(市大麻酔科はそうだった)こんな風に痛みの元を断つ、という治療をしてもらえるとは思っていませんでした。
うまく行くかどうかは分らないけど(←疑り深いのではなく、過剰な期待は後でトラブルの元になるから)今までとは違う角度の治療法だし、試す価値はある。だからしばらくはここに通って治療を続けていきたいと思います。

と云う訳で今日からちょっと量が増えたトフラニールと新しく貰った鎮痛剤ボルタレン(ポピュラーな鎮痛剤らしいけど私は初体験)を早速昼から飲み始めたら、もう猛烈に眠くなって参った…。3時から5時までのあいだ所々記憶がないんですけど、それってやっぱり私いねむってたんだよなあ…(汗)。

そうそう、CMI調査表の診断結果、先生は精神的な原因で頭痛が起きてるってことはないと云いました。よかったよかった、これで安心して治療を受けられます。精神的なことに原因を求める先生だったら何話しても無駄だから。

2000/10/15 動き回っても待つとしてもどちらがいいか答えはない でも試すしかない

昨夜頭が痛くてなかなか寝付けなかった所為で今日は朝から頭が痛い。痛みで目が覚めたほど。休日だから気が緩んでどっと疲れが出たんでしょうか。はー。でも休日はロキソニンを飲まないことにしているので(肝臓が悪くなるし、飲み過ぎて耐性がつくのが嫌だから)コーヒーでカフェインを摂って(鎮痛作用がある。摂取し過ぎると頭痛の原因にもなるそうですが)ごまかすことに。結局はドーピングなんだけど。

図書館に行って、その後定期を買いに行きました。頭痛と気持ち悪さで何度かしゃがみこみそうになったけど、全身に酸素が回れば少しは良くなるだろうと思って歩く。
そう云えば、定期を持つのは久し振り。4月に通学定期が切れて以来。定期を持つと社会に組み込まれて機能している感じを覚えてちょっと満足な私。通学定期は買うのに身分証明書や通学証明書とかが必要だったり手続きが面倒だったけど、通勤定期は身分証明書もなく買えたので何か拍子抜けしてしまいました。こんなに簡単に買えるなら今度は自動券売機を試してみよう。

家の近くに金木犀の木がたくさんあって、今の時期空気がとてもいい匂いになってます。近くよりも遠くにいた方が辺りいっぱいに感じられる匂いがとても好き。金木犀が私の名前(ハンドルでなく本名の方)の由来なので、この匂いがする空気に触れると自分が生まれた10月なんだなと感じます。

急に寒くなったと云うのに、今私のベランダではひまわりが咲いています。8月に種を蒔いたのになかなか芽を出さないから忘れかけていました。土が少ない鉢植えで、おまけに季節はずれで何だか可哀相な気もするけど、明るい花なので見ているとこっちまで明るい気持ちになります。そうそう、この気持ちになりたくて種を買ってきたんでした。嬉しいなあ。あとカボチャ(夕御飯用に買ってきたのから種を貰った)が花を咲かせようとしていたり、枯れてしまったように見えたジャスミンが新しい枝を伸ばしていたり、夏とはまた違った賑やかさのある私のベランダ。

さあ明日からまた仕事です。頑張ろう。

2000/10/13 気が付きゃ勇み足 そんな日には深呼吸をしてみるんだ

昼休みにペインクリニックに行こうと思ってたら、そういう日に限って仕事が忙しくて駆け足で病院に行く羽目に(元気じゃん…)。しかし辿り着いた病院のドアには「本日は休診にさせてもらいます」。
な、何ですとー!(がっくり)
予約制じゃないのって便利だけど、こういう落とし穴があるんですネ…。あーもー。

でも薬だけは調剤薬局でもらえた。今度処方箋を持ってくるまで「貸す」という形で、って随分おおまか。それでいいのか、と思ったけど薬がもらえるのはありがたい。薬は前と同じトフラニール。3日目くらいから副作用「幻の喉の渇き」が収まって、この頃本作用も出てきたみたいです。ロキソニンと併用していると僅かのあいだでも頭痛を忘れていられるようになった。嬉しい。伊達に市大をケナさないですね先生!(でも急に休診にするのは困ります)。

ばたばたしていた所為で、足の裏のマメが破けて(切れて?)しまった。家に帰って靴脱いだらストッキングが血まみれで驚いた。何ジャコリャー!!「そんなことしてると足が腐って、また松葉杖つかなくちゃならないようになるわよ」と母親に脅されて号泣。松葉杖はもう嫌だ…本当に…もう二度と嫌…(さすがの私も思い出して泣いてしまうくらい辛かった松葉杖)。

2000/10/12 あれほどの空、あれほどの雲を きみは、わからない きみの年齢では

新しいペインクリニックでもらった「CMI調査表」というものを記入。「はい」と「いいえ」で答えるアンケートのようなもの。「いつも耳鳴りがしますか」「よく息切れすることがありますか」「胸が心臓がしめつけられる感じをもったことがありますか」という質問に「いいえ」と答える私はまるで健康な人のよう(笑)。

続く質問「いつも不幸で憂鬱ですか」「よく泣きますか」「いつもみじめで気が浮かないですか」「人生は全く希望がないように思われますか」「いっそ死んでしまいたいと思うことがありますか」…立て続けにくるとかなり怖いものが…(「はい」と答えたら先生どうするんだろう←素朴な疑問)。

この質問に答えていたら、後遺症を何が何でも心因性のものにしたがった脳外科医(主治医の紹介で2ヶ月ほどかかった大学病院の脳外科)のことを思い出してしまった。この先生、「20歳の若さで脳腫瘍になったことが心の傷になっている」とのたまったけど、私は脳腫瘍宣告より、この先生の云った「君は全身の骨格が歪んでいる」「頭痛は君の今まで一度も笑ったことのない暗い性格が原因だ」の方がよっぽど心の傷になりましたさ。マニュアル通りでも心理的精神的因果関係について質問されるとつい身構えてしまうのは間違いなくここで出来たトラウマ。

ちなみに質問の答えは「いいえ」。自分の体が思うように動かない疲れや苛立ちから何もかもが嫌になることがあるけど、生きてる限り生きなくてはならないと思っている。
しんどいけど、そうすることが私のプライドでもあるから。

2000/10/04 あたしが志向することはいつも、あたしの、液状化

昨日から朝、夕1錠ずつ飲んでいるトフラニール、本当に喉が渇く!多分舌のあたりが痺れるのを「喉が渇く」と感じているからだろうと思う。水を飲んでも渇きが癒えない。それでも落ち着かないので水を飲むと、胃がだぶだぶしてくるという。渇いているときに水が飲めないのも辛いけど、飲んでも渇きが癒えないのも相当辛いものが…。飲めば余計に喉が渇くしょっぱい海水のど真ん中、大海原で漂流している人がこういう気分になるんでショウか。本当に新手の拷問…。肝心の本作用(?)が出てこないからもう余計責めさいなまれている気分…。

頭痛がひどくて目まで痛くなるし(コンタクターなので辛い)足の両裏に出来たマメがいっぺんに潰れるし、もう泣きっ面に蜂って云うか、拷問って云うか…。

2000/10/03  「もう一日頑張って生きてごらん、その間にきっと治す方法が見つかる」

脳腫瘍の後遺症のひとつである頭痛を抑えるべく、市大病院麻酔科に通って神経ブロック注射治療をしていたんですが、仕事を始めて今までのように通えなくなったので、職場の近くで新しい病院を見つけてそこに通うことにしました。
私のやってる神経ブロックは首から神経に局所麻酔をするというものなので、出来るなら気心の知れた、注射のうまい先生にやって欲しい(「海と毒薬」冒頭の主人公の気持ちよく分ります)のと、これを機に強制的に病院から離れるのもいいかもしれないと考えていたのとで、伸ばし伸ばしにしていたんですが、そうも云っていられないくらい頭痛がひどくなってきたので受診することに。

しかし新しい病院(ペインクリニック)の先生は、市大の治療を批判して、なかなか神経ブロック注射をしてくれようとしない。半年以上続けて効果が出ない治療を続けても意味がない、というのは分るけど、それくらいしか有効な方法がないから続けるしかない私はどうしたらいいと云うんでしょうか…。云いたかったけど、先生が話をやめないから云えなかった。一方的インフォームドコンセント?

結局先生は神経ブロックはしないで、薬をくれた。トフラニールという薬。今まで処方されたことのない薬なので、効果にちょっと期待。でも副作用で「喉がものすごく渇く」ってナニ?新手の拷問?(笑)


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