読書日記





4/16
中原昌也「マリ&フィフィの虐殺ソングブック」
書評というかコピーがすごかったので期待して読んだけど、ストーリー性がなく何が云いたいのかよく分らないし、嫌な後味がするので途中で読むのやめてしまった。読みかけでやめるのってポリシーに反するけど、無理して読むこともなかった…。

4/18
加納朋子「いちばん初めにあった海」。
書店に並んでいる時に読んでみたいと思って、この前図書館で見つけたので借りてきた本。過去の罪、自責の念、後悔…傷は傷を呼んで波に溺れるみたいに苦しくなるけど辛いけど、そこにこそ救いや癒しのチャンスがある。海から上がって陸で呼吸を始めるみたいなイメージのラストシーンが好き。

4/19
新刊や面白そうな本をチェックしに本屋に行く。小川洋子の新刊「まぶた」に入っている「詩人の卵巣」という話は、昔小川洋子だと知らないで小説すばる誌上で読んだ話だった。そうか小川洋子だったのか…。精緻でリアルで、淡々としてるけど綺麗な印象的な言葉で心理とか雰囲気を描写する文章って好き。長野まゆみもそういう系統として好きだったけど、今は世界が狭くなって読もうという気がしない。飽きた。でも「白昼堂々」から続くシリーズは話の展開が気になるのと、静謐だけど情緒がある雰囲気が好きなので読んでる。凛一の女々しさ(あらゆる面における)とか一族がみんな真性とかつっこみたいこともあるけど。でも新刊はまだ出ていなかった。
読んでみたいと思った本。片山恭一「この世の中心で、愛を叫ぶ」。江夏豊「左腕の誇り」。浅田次郎。

4/20
職場の飲み会(歓送迎会)の席で上司(男性、50代)と何故か「失楽園」の話になった。当事者に近い年齢、しかも男性の意見を聞くのは面白かった。なるほどやはりそう思うのね、という感じで深く感心、納得する。凛子の性格とかそもそものシチュエーション(人生最後の運命の恋)とか。凛子のイメージはやはり黒木瞳か…(納得)。


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