11月22日(日)

旅館のロマン、朝食。1階の食堂にて(合宿所風というか昔の家の茶の間風な部屋)。ご飯、たくあんと梅干、温泉卵、鯵の煮付け、ほうれん草のおひたし、味付けのり、ミカン。もう完璧なメニューですね!ロマン堪能…。

台温泉からバスで花巻へ。朝早いので気温は0度。しんしんと冷え切り静かな冬の山間。まさに温泉場って感じでいいところでした。バスの中では爆睡。気付いたら花巻駅前。

花巻駅前にあるオブジェ。風で羽がくるくる回って、そうすると反射した光がきらきら動いて美しい。時間になると姫神の音楽も流れてますます幻想的。

賢治さんが作った羅須地人協会へ。バスにえんえん乗り、バス停からも結構歩き、花巻農業高校の敷地内にありました。

右手奥に見えるのが賢治さんの家。事務所に寄って家の鍵を借り(何か観光地というか、本当にちょっと前まで人の家だったんだな!という感じ)賢治さんの家へ。

有名な「下ノ畑ニ居リマス 賢治」だ!わー本当に賢治さんの家だー!変な話だけど、賢治さんって本当にいて、本当にああいう生き方してたんだな、本当だったんだな、と妙な感動を覚えたり。何だか本当にちょっと前までいた人だったんだな…。

小さくて、質素で、でも温かみのある、懐かしいような。

賢治さんが農業のことを教えていた教室。何か本当に、うっかり入ってしまったので誰もいないけどいつもは誰かがいて勉強してるような、もう二度と誰も来ないって分かるような、あんまりに静かなのでどちらもありのように思える。

賢治さんの家、全体像。

再びバスにて花巻市内へ戻り、賢治さんの生家へ。生家跡かと思いきや今でも賢治さんの親族が住んでいるそうで。そうだよねえ、賢治さん決して「歴史の人」ではなく、ちょっと前まで本当に花巻で生活してた人なんだよねえ…。

生家の隣にカフェと資料館があるんですが、10月31日までしか開いてないとのこと。残念。

またまたバスに乗り(バス会社には随分貢いだなあ。笑)賢治詩碑へ。花巻市内から離れているので「賢治詩碑」というバス停が終着駅なバスがあったり。遠いぞう。

帰りのバスを気にしつつ、詩碑へ。途中遊歩道が整備されていてベンチにこんな猫が。可愛い。

詩碑は「雨ニモマケズ」の詩が刻まれてます。周りが紅葉していて綺麗。

詩碑の側に張り出してある「雨ニモマケズ」。
雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ…何かうまく云えないけど、やっぱりすごくいいなあ…と思う。

バスにて花巻市内へ。賢治さんがよく通っていたという(!本当に花巻って賢治さんの住んでた街なんだな!と何度目かの感動)やぶ屋でお昼。一瞬わんこそばを食べようかと思ったけど(岩手ですから)、やっぱり何だかとっても壮絶そうなので(笑)やめて、賢治さんのお気に入りメニュー、てんぷらそばとサイダーを注文。

炭酸にはこうこうこういう効能があって、賢治さんは化学者なのでその効用を分かっていて…とか説明書きがあったけど、純粋に賢治さんがてんぷらそばとサイダーが好きだったから頼んでたのでは、部屋で療養しているトシが喜ぶからサイダー買っていたんだじゃないかな、とか思ったり(私のほうが無粋ですか。笑)。
でも本当てんぷらそば、あったかくて美味しかったです。結構ボリュウムあるし(サイダー飲むから余計に)。

満腹になり、駅前でお土産を買ってみたり。賢治さんの弟さんのお孫さんが経営している「林風舎」という1階はお土産屋さん(賢治さんグッズ)、2階はカフェのお店へ。

2階でまったりお茶。米粉を使った「注文の多いケーキ」(笑)とコーヒー。しっとりふわふわで美味しい。見た目も可愛らしくていい。室内も暖炉があって、絵画がたくさんあって、賢治さんの本もたくさんあって、まったりぼーっと過ごしたい雰囲気。素敵なカフェでした。

1階で賢治さんグッズ(ふくろうの絵のコースターとか選集とか)を買って、満足して花巻を発ちました。花巻から東北本線で北上へ、そこから新幹線で東京まで。あっというまの、でも満足いっぱいの旅でした。旅行はいいなあ、東北はいいなあ。ぜひまた行きたいです。


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